自作の壁紙や泣きゲーレビュー公開しているブログ。チャットルームや自作小説もあります そんな鍵っ子小説家のブログです。
☆★☆★ 毎日0時の定期更新中。現在は壁紙制作・泣きゲーレビューが主活動 ★☆★☆





 


[レビュー]your diary +Hの感想
2017-10-12 Thu 00:00
<作品名>     your diary +H
<製作会社名>   CUBE


your diary _H
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
主人公・智希を「幸せ」にするため、ゆあという神様ががんばる作品。
この作品はどのルートであっても人と人とのつながりが非常に強く、響きや香穂(無印時代はヒロインではなかったので)といったキャラクターもかなり物語に深くかかわってくる。
だからこそ、ともいえるが神様として主人公の幸せを願うゆあだけではなく、誰もがとても優しく、本気になって他の人の事を考えて行動している事が伝わる。
その上それぞれ一人ひとりの心理描写がかなりわかりやすく書かれているため、このゲームの暖かい世界観に浸りやすく、プレイ中の出来事の一つ一つに心を動かされる。
良い作品として必要になる要素が十二分に詰まった素晴らしい作品と言えるだろう。



共通√ 【 S 】  3-4h
紗雪先輩への告白失敗シーンから始まり、ゆあとの出会い、中間テストを超え、屋内プールイベントあたりまでが描かれている。
「+」シリーズ以降の新規攻略キャラ用の選択肢がいくつか追加されているものの、その影響もかなり少ない。
キャラクターの魅力を十二分に生かせるイベントが多く含まれており、各選択肢ではどのキャラの好感度が上がるかのマークがついている丁寧な仕様。
イベント内容としてはそこまで完成度が高いわけではなく、あくまで作品の本質が個別ルートにある事だけは確か。

your diary H ゆあ
ゆあ√ 【 S+ 】  3-4h
古本屋で出会った「幸せの神様」。
力が全く無く、見た目だけではなく言動も幼いことがあり失敗するとひどく落ち込むこともあるが、常にだれかの幸せを考えており、主人公の幸せの記憶で「日記」を埋めるために日々努力している。

個別ルート前半ではゆあと主人公が「幸せ」を探すうちに距離が近くなっていき、ゆあが主人公に対して嫉妬心を抱いてしまうことから仲が進展する。
ゆあを特別溺愛している紗雪を巻き込んでの騒動を経て、二人は「神様」と「人間」が恋をするという問題に立ち向かってゆくことになる。
この√ではゆあの存在理由などがかなり詳しく語られており、物語の根幹ともいえる部分ともなっている。
もちろんいろいろなところに見どころはあるのだが、他の人の幸せを一番に願うゆあの気持ちとその気持ちを汲んで行動する主人公はこの√でしか見られず、だからこそ応援しながら見たくなる物語となっている。
本当に大切なものを見ることができるゆあから見た「幸せ」というテーマについてを描いたこの作品を代表すべき暖かい√と言える。


your diary H 綾瀬紗雪
綾瀬 紗雪√ 【 S+ 】  3-4h
主人公の先輩で図書委員長。全国模試トップの学力を持つが一人でいることが多い。
才色兼備を地でいく人だが、非常に奥ゆかしい性格をしていて、何かと遠慮してしまう。
冒頭シーンでは主人公が『同情』で告白をしそうになったが、その前に紗雪さんが泣き出してしまい有耶無耶になっている。
どのルートでもゆあに釣られて行動する様子が見られる。

付き合うまでに大きな問題のあるヒロインで個別ルートではそこが焦点となっており、その話の関連でゆあの過去や設定が少し明かされたりとゆあの株があがる√でもあるが、その一連の展開では智希の以外のキャラクターが問題解決に協力してくれており、泣きシーンもある素晴らしい√と言える。
付き合った後の後半では、主人公に依存気味の紗雪先輩がみられて少々心配にもなるが、幸せな未来へと進んでいく様子が描かれ、個別ルートとしてもゆあとの話としてもクライマックスを迎えやはり泣ける物となっている。。

このキャラ√はおそらく作中で最も注力されており、この作品のテーマでもある「本当の幸せ」についてを考えさせる√である。
主人公や紗雪からの視点だけではなく、その周りの友人からの視点でこの物語のシーン一つ一つを見たときに受ける印象はまた大きく違い、特にゆあ視点から考えるこの二人というのは言葉や文字に表しきれないものがある。


your diary H 深菜川夕陽
深菜川 夕陽√ 【 S+ 】  3-4h
主人公のクラスメイトであり幼馴染。
母親を亡くしており、主人公の下宿先でもある「夕顔亭」では店の手伝いから家事全般までを幅広くこなし、学校での成績も良い。不平不満をまったく言わず、世話をするのが趣味と言っていいほど尽くしており、主人公へ好意を寄せているが素直に表すことができず、その様子を香穂や響に冷やかされることも多い。

個別ルート序盤ではとある出来事で智希が一歩を踏み出すことで付き合うという真っ当な美少女ゲームの幼馴染√といった体で作られており、物語のクライマックスと言える後半は「夕陽」という理想や完璧に近い存在がただ一人の「女の子」であるというテーマのもと作られている。
完成度こそ高いが冒険した√というわけではなく、あくまで手堅い内容になっている。
もちろん過去回想を含めて泣けるシーンはあり、ハッピーエンドで終わる個別ルートとしての読後感も非常に良い。

この√における「夕陽」とその他の√における「夕陽」という存在はその在り方が決定的に違っているように思う。
失恋シーンであったり、背中を押すシーンだったり、温かく見守るシーンだったりと、攻略キャラでスタンスが変わってはいるものの、どのルートにおいても夕陽の願いは変わらず一つで、だからこそそれが叶わないとわかった後の夕陽の行動と言葉には説得力と感動があるように思う。夕陽にとっては不本意ではあるだろうが、不幸だからこそ輝くキャラクターなのかもしれない。


your diary H 広崎かなで
広崎 かなで√ 【 S++ 】  3-4h
性格が非常におとなしい1年生ヒロイン。奈月の親友でもあり、二人で行動することも多い。主人公の親友である響の妹だが、とある理由によって冷たく接する響の代わりに兄として接していた。主人公たち2年生グループとはどうしても距離ができがちな1年生。主人公からは完全に妹扱いを受けている。

血縁関係どころか義妹ですらないのだけど、わけあって典型的な妹キャラ。基本的におとなしくて、おどおどしているのだけど、主人公の事が好きってことが淡く伝わるという素直にかわいいと言えるキャラクター。
個別ルートでは幼くも真っすぐな愛の言葉を呟く様子に何度もやられることになる。

話としてもかなり完成度の高い個別ルートで、前半では「親友の妹」という立場から「恋人」へ変化するという部分に対して、真っ向から描き切っている。
また後半では主人公とかなでの関係に対して奈月をからめた展開になっており、その際に様々なキャラクターから得られる言葉は思わず涙を流してしまうほど。


your diary H 榎本香穂
榎本 香穂√ 【 S+ 】  2-3h
主人公と同じクラスの女の子で夕陽の親友。「+」シリーズ以降でヒロインに昇格した。
基本的に元気系キャラで夕陽の気持ちを知っているため、響と協力してくっつけようと画策していることがおおく、その性格が災いして各ルートでは騒動の火種になることも。
ことあるごとに夕陽の胸をもむ悪癖と、智希に話しかけるときに顔を異常に近づけてしまう癖がある。

個別ルート前半は、とある事故でお互いに意識し始めるが夕陽の存在を気にして一歩を踏み出せずにいる香穂が描かれている。
夕陽の失恋シーンもあり、涙なしでは見られないこの√の最大の見せ場ともいえる。
個別ルート後半では香穂が過去に部活で行っていたソフトボールをテーマとした少し熱い話になっている。
エピローグもあっさりとしており、非常に読後感の良い話。


your diary H 藤村奈月
藤村 奈月√ 【 S+ 】  2-3h
かなでと同じクラスの感情をあまり表に出さない1年生。かなでとは親友でサブヒロインだったが、「+」以降からはヒロインに追加された。
友人想いでかなでの気持ちを知る奈月は主人公とくっつけるために色々と協力をしている。

個別ルート序盤では転校してしまう奈月をどうにかして阻止するという内容になっており、かなでを始めとして友人同士の暖かいやり取りが描かれており、中盤ではかなでの気持ちを知りつつも主人公のことを好きになってしまった奈月が描かれている。
このときのかなでと奈月のやり取りは涙なしでは見られない。
後半は奈月が「普通の恋愛」というものを目指して試行錯誤する様子が描かれている。
内容的にかなで√や紗雪√の一部の内容が含まれているため、攻略後を推奨したい。


your diary H 一ノ瀬ほとり
一之瀬 ほとり√ 【 S+ 】  2-3h
主人公の隣のクラスの女の子。「+」シリーズ以降でヒロインに追加。妹がいるためか面倒見がよくよく頼みごとをされており、容姿も相まって学園内での人望が非常に厚い。
「シューちゃん」という水色のセキエイインコを飼っている。

物語は殆ど接点のなかったほとりと主人公の仲が「シューちゃん」を通じて深まっていく様子が描かるところから始まっており、その後の展開においてもすれ違いながらもお互いへの想いを深めていく様子がしっかりと描かれた、一般的萌えゲー√。
特徴のない√かと思いきや、クライマックスではゆあと紗雪をからめたシーンなどもあり、その他の√と同じく十二分に感動できる√。
そんな内容のため紗雪√の攻略後に攻略することをお勧めしたい。



[ 主人公 ] 智希
両親の仕事の都合で夕陽の家に下宿しており、その恩返しということで喫茶店でバイトをしていることも多い。
両親との時間がなかったことや、幼い頃に転校した記憶から人とのつながりを大事に考える節があり、そのため良識派ではあるが自分の信念には背かず、親友のために殆どの友達と絶交したり、√によっては停学レベルの騒ぎを起こすことも。
基本的に恋を知らず好意には鈍感だが、意図して無視をしている部分もある。



【推奨攻略順 : 夕陽→香穂→ゆあ→紗雪→ほとり→かなで→奈月 】
基本的にロック等はないので好きな順番からの攻略が可能。
しかしながら、物語の伏線を把握するためにもメインの中の3人(ゆあ、夕陽、紗雪)の3人を早めにプレイすることをお勧めしたい。

CG : 【 S 】
線が細く淡い塗りで全体的に幼さを感じる絵。
完成度は高く枚数に関してもシリーズを通してなのでかなりの枚数になる。
無印との差という意味ではキャラ追加分+数枚程度。
SD絵にも追加がある。

音楽 : 【 S++ 】
BGM22曲、Vo曲4曲(OP2/ED2)
「+」シリーズになってVo曲が2曲追加されており、安定のDucaソングはこのゲームの雰囲気にももちろん合致。
しかしながらやはり前作からあるBGMが素晴らしい。
「ソルフェージュ」のような何気ない日常シーン用BGMのレベルの高さもさることながら、過去回想に使われる「あの頃」の純朴さや、悲しいシーン用の「伝えたいよ」やしっとりとした気持ちにさせる「雨を待っている」、〆シーン用の「若葉のころに」「ありがとう」などなどのBGMは何度も涙を搾り取ってくれた。
自己主張が激しいわけではないが、テキストと合わさってこそ実力を発揮する類のもので、この優しい世界観にマッチした素晴らしいBGMといえる。

お勧め度 : 【 S++ 】
今だからこそ再度お勧めしたい純粋な泣きゲー。
優しい世界観を持ったこの世界をプレイすればもう少しだけ優しくなれる、そんな暖かい作品。
初心者の導入としてはもちろんだが、最近のゲームばかりやってる玄人にこそお勧めしたい。
無印をプレイしたことがある人にとっては少し複雑ではあるが、前回プレイしたのがだいぶ前で内容を忘れているなら、一考の予知があるだろう。

総合評価 : 【 S++ 】
無印をプレイしている方には少しだけ物足りなさを感じるが、取りあえず単体としての評価は非常に高い。


(ぶっちゃけコーナー)
昔とだいぶ印象が違うなぁ…というのも、ある程度設定を覚えているから、2週目のプレイでは少しだけ感想が変わるってのがあるのかもしれない。
昔はプレイ順を順不同にしていたが、そういう意味ではかなり受ける印象が変わってしまうゲームなので、今回は私の順番を提案させてもらっている。
それにしてもキャラクターがすごくかわいいなぁ…攻略されている最中はもちろんだけど、特に他のキャラの攻略時にみえる言動に心を動かされることが多い。
それは可愛さという点もだが、何よりも「ああいう風に思っている」という前提があって、今の行動につながっていることを考えると思わず泣いてしまうシーンもある。
主人公やヒロインだけではなくて、その場その場において視点を変えて物語を眺めてみると感じる感動がまた変わってくる。
スポンサーサイト
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]月に寄りそう乙女の作法2.1 E×S×PAR!!の感想
2017-08-17 Thu 00:00
<作品名>     月に寄りそう乙女の作法2.1 E×S×PAR!
<製作会社名>   Navel


月に寄りそう乙女の作法2.1
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】

turi (1)
エスト・ギャラッハ・アーノッツ アフター√ 【 S 】  4h
本編、 エスト・ギャラッハ・アーノッツ
前半ではお互いの両親への紹介や彼女の故郷そして思い出の地を訪ねたりと主従としてだけではなく恋人としてつながりを深め、中盤以降では新学年になったフィリア女学院(日本校)での1年を描いている。
二人にとっての新しいデザイナーとしてのあり方などについてお互いの心理描写を密に描き出し、アフタールートの中でもよりエストとの将来的な関係性について踏み込んで行くような内容となっている。
サブ要素として伊瀬也とジャスティーヌの仲の進展も描かれている。


turi (3)
銀条春心(パル子) アフター√ 【 S+】  2.5h
主に特別編成クラスと一般クラスの和解やパル子らの所属するネットショップ「ぱるぱるしるばー」での活動、そしてパル子の体質についてをメインとして語られている。
Navelとして、ギャクテイストの文章は一切緩めず、笑いながらサクサク進められるつくりとなっており、重要な場面でもうまく雰囲気を切り替えてしっかりと締めるところで締める√。
特に一番最後のED演出はさすがと言う他ない。
パル子の事をもっと好きになれるような、アフタールートらしい作りになっている。

turi (2)
月に寄りそう乙女の作法0 【 S+】  2.5h
「月に寄りそう乙女の作法 」シリーズの原点、大蔵衣遠視点で描かれた彼の学生時代のお話。
八千代の他にジャンやラフォーレなど新旧の関係者が登場する他、新キャラクターを交えて展開される。
1作目の衣遠から伝わる強い意思の原点であり、苛烈な覇道の始まりともいえる部分は全作通してのプレイをしているからこそ描けると言っても過言ではなく、√中では思わず涙を流しそうになるほどのシーンも。
彼の境遇やその心境をより詳細に知れたことによって各作品での彼の行動についての理由が分かり、だからこそ一番最初の衣遠へ対する感情が本当に信じられないほど昇華する事が出来る。
この√をもって皆に愛されるような一つのキャラクターとして完成したといっても過言ではないだろう。

【推奨攻略順 : パル子→エスト→つり乙ゼロ 】
パル子とエストはどちらでも最初に攻略可能。
両ルートを攻略後につり乙ゼロが攻略可能となる。


CG : 【 S 】
FD扱いとなっているこの作品ではあるが、枚数としては割と多い。
背景や新キャラクター等も登場しているため、立ち絵も増えている。
上記の事を考えると十二分と言えるだろう。


音楽 : 【 S++ 】
新規追加BGM4曲、Vo曲2曲(ED)という構成。
BGMでは「こんがり夕焼け色ベルギーワッフル」がつり乙ゼロ√において、泣きシーン等の要所で良い働きをしていた。
何よりも特筆しておきたいのはVo曲2曲。
どちらもテイストの違う曲ではあるものの、特徴的な動画と共に流れるそれは名曲と言わざるを得ず、単体でも十分に価値のあるものとなっている。

お勧め度 : 【 S++ 】
エストとパル子の二人アフタールートをメインに添えた「つり乙2」のアフター作品。
言うまでもなく、完成度は非常に高くFDと言うよりは続編と言ってしまったほうが御幣がない。
ギャグテイストをメインとしながらも各登場キャラクターの心理描写に深く踏み込んだ描き方をするシナリオは健在。
全キャラクリア後に攻略化脳になる「月に寄りそう乙女の作法ゼロ」に関しても、このシリーズのファンなのならばプレイすべき√と言える。
上記の事柄を鑑みて続編ながらもお勧め度を高く評価しておいた。

総合評価 : 【 S+ 】
名作の域、安定して高品質の作品をコンスタントに生み出すメーカーにも賞賛を送りたい。

(ぶっちゃけコーナー)
「つり乙」や「乙りろ」を含めると、今回で5作目。
シリーズ物としても服飾というテーマでの作品としても最終段階といえる作品。
今回も文句のつけどころがないほどの完成度だったので、だからこそ同シリーズの続編を求める心もあるのだが、
やはり心機一転の新シリーズを開始してほしい気持ちもある。
なんにせよずるずると過去の栄光に引っ張られて、惰性で物語を作るだけ。。。と言う危険性もあるため、綺麗な記録のまま保存しておきたい、今回の作品でそんな事を考えました。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]水葬銀貨のイストリアの感想
2017-06-01 Thu 00:00
<作品名>     水葬銀貨のイストリア
<製作会社名>   ウグイスカズラ



水葬銀貨のイストリア

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】

人々から涙が奪われた水の街「アメマドイ」が舞台の作品
ポーカー等のカードゲームが要素として強く入っており、全体的な雰囲気は基本的に重くハッピーな展開というのはほとんどない。
全体的に暗く平均的な物語で推移していくため、どちらかというと物語を読むのが得意な方にのみ楽しめるような作りともいえる。
シナリオ自体に関して、各個別において伏線を大量に敷き詰めており、しっかりとTRUE√で回収しているので前作と同じような雰囲気を味わうことができるかもしれない。

しっかりと作られている作品ではあるのだが、全体的に非常に粗い文章でほとんど見直されていないことが伝わる。
主人公の性格・言動がブレブレだったり、誤字脱字が多かったり。
セリフの当て間違えがあったりと製品としてはかぎりなく失格レベルの頻度。
そういう意味でシナリオの価値が著しく下がっているのは確か。


【 主人公 】茅ヶ崎 英士
実の父に夕桜、小夜と共に監禁された過去を持つが、性格としては暗めではあるもののいたって普通。
玖々里やゆるぎを助けた時のように時折衝動的な行動に出ることも。
カードゲーム全般に強く、特にポーカーを得意としている。。
丁寧語キャラではあるのだが場面によりブレブレ。
恋愛方面の行動では過去の出来事やしがらみのため積極的に行動することはない。
基本的には小夜の事を第一に考えて行動することが多い。

水葬銀貨のイストリア  CHARACTER
煤ヶ谷 小夜√ 【 S 】
今作のダブルメインヒロイン枠の√。
主人公と共に監禁された影響で、英士の事を実の兄のように慕っている少女。
父親を”CA”に殺されており、彼にのみ強い憎しみを抱いている。
夕桜を見捨てることで小夜・玖々里共通シナリオに入り、さらに玖々里を振る事で個別ルートに突入する。
小夜・玖々里共通シナリオでは、選択による事後処理と祈吏に絡まれるシーンがメインとなっている。
重要そうなキャラではあるが個別√自体は非常に短く、主人公の小夜に対する「秘密」をテーマとして描かれているが実際に明かすことはなくすんなりと終ってしまうためシナリオとして特に語ることはない。

水葬銀貨のイストリア  CHARACTER:汐入玖々里
汐入 玖々里√ 【 S 】
今作のダブルメインヒロイン枠の一人。
アメマドイの街で唯一涙が流せる「人魚」であり、その境遇から他のキャラに負けない不幸を背負って生きている。
とある手引きによって主人公と一緒に暮らすことになる。
主人公に対して素直に感情を表現することはないツンデレだが、英士を常に信じ続けるという一点に対してはほかのヒロインに負けない。
夕桜を見捨て小夜を振る事で個別ルートに突入可能。
シナリオは「人魚」であるということを活かしたものというわけではなく、今までの選択による玖々里の心情をメインで描いている。
そのほかで特に語れることはない。

水葬銀貨のイストリア  CHARACTER:茅ヶ崎夕桜
茅ヶ崎 夕桜√ 【 S 】
主人公の実妹、監禁事件の被害者の一人。
かの事件から少し頭のネジが飛んだ行動をすることが多いが、おおむね明るい性格。
兄の事を慕っているものの、だからこそ許せないところもあるらしい。
小夜、玖々里を見捨てることで、夕桜・ゆるぎ共通シナリオへと進むことができ、ゆるぎを振ることでことで個別ルートに入る。
夕桜・ゆるぎ共通シナリオでは主人公のゲームによる奪い合いがメインで描かれている。
個別ルートでは兄弟である事を絡めつつ、最大の障害として祈吏を絡めてきている。
しかしながら、思った以上に簡単に決着がついてしまう。
割と全体的に重めな√であり、シナリオ量もある。

水葬銀貨のイストリア  CHARACTER:小不動ゆるぎ
小不動 ゆるぎ√【 S 】
ヒーローを目指し、カードゲームで主人公に救われた後輩であり、数少ない夕桜の友達。
元気ではあるが、猪突猛進な部分もあり、それにより問題を起こしてしまうことも。
「花火部」の部員であり、ヒロインの中ではいちばん”幸せ”な境遇。
夕桜同様、小夜と玖々里を見捨て、夕桜を振ることで個別ルートに入る。
個別ルートでは彼女や主人公の事ではなく、花火部の部長である和奏と花火についてがメインとして描かれている。
ある意味一番健全な√であり、分量も他の√と比べると豊富。
しかしながら、ある意味一番本質からは遠い√。

TRUE√【 S+ 】
全ルートクリア後に出現する√。
今まで敷き詰められていた伏線をすべて回収し、さらに新しい謎とその答えを明かす√でもあるため、分量としてはほかの√に比べて一番多い。
伏線が改修されていく流れは怒涛ともいえるもので、今まで謎だった部分が空かされるのはある種の快感。だからこそ作品全体の評価にもつながる部分であったのだが、どうにもあと一押しが足りないというのが正直な印象。
シナリオの内容的にも感じ入ることがある人もいるとは思うが、大多数にとってはあまり共感できないかもしれず、評価としてはかなり分かれてしまうだろう。


【推奨攻略順 : ゆるぎ→夕桜→玖々里→小夜→TRUE 】
大別してゆるぎ・夕桜√、玖々里・小夜√に別れた後、各個別ルートへと分岐する。
各個別にそこまでのネタバレはないため好きな攻略順で構わないだろう。
全キャラクリア後にTRUEが出現する形となっている。

CG : 【 S 】
線が細く、淡い塗りの絵。
遠近感に乏しい絵やバランス・パースの崩れた絵が多くみられる。
一方で目を引かれるほどきれいなイベントCGもあり、一概に非難することもできない。

音楽 : 【 S 】
BGM23曲、Vo曲1曲(OP)という構成。
全体的に静かな曲調のものでそろえられている印象が強い。
前作では強い印象を受けるBGMがあった分、少し残念。
OPの「アズライトの棺」は静かでありながらも、サビではしっとりと歌い上げられた曲でいうまでもなく良曲なのだが、どちらかというとEDが存在しないことを残念に思う気持ちが強い。

お勧め度 : 【 S 】
非常に人を選ぶゲーム。
前作が好きだったからと言って安易に手を伸ばしていい類の作品でもない。
少なくとも初心者やストーリーを重視しない人にとってはあまり評価を得られない作品。
舞台が気に入り、重めのストーリーが好きな人にお勧めしたい作品。

総合評価 : 【 S 】
シナリオの内容はともかく、細部の表現や誤字・脱字の多さは目に余る。
そのほかの部分に関しても一般的であり、特に評価点もないことからこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
TRUEまでやって最終的に思ったことが、宗名さんがすごくいい人だってこと。
この作品の登場人物はすごく心情が複雑で、みんな何かを隠して生きているからこそ、凄く表現が難しいんだろうなぁ。
そういう部分があまりうまく描けていなかった印象。
ストーリーの流れやその展開のさせ方とかは綺麗だったのでなおの事そのあたりの心理描写の粗が目立っていたイメージ。
こういう作品は後半で化けてくるんだと思ってたんだけど、その期待がでかすぎたからなのか、どうしても感動することもできなかった。
評価としては厳しいような気がしたけれど、素直な感想としてはこんな感じなんだよな。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]銀色、遥かの感想
2016-12-03 Sat 00:00
<作品名>    銀色、遥か
<製作会社名>  tone work's

銀色、遥か

シナリオ構成
S++
攻略キャラは5キャラ。共通ルートもかなり長く、各ルートも4h程度となっているため、全体的なボリュームを換算すると過去の作品を含めてもかなり長めの大ボリューム作品となっている。

【推奨攻略順 : 椛→雛多→雪月→瑞羽→ベスリー 】
攻略順に指定はなく、またネタバレもほとんどないため好きなキャラからの攻略で問題ないだろう。

CG
S
立ち絵、イベントCG、背景は品質の変わらない高レベルなものが勢ぞろい。
今までのものと比べると特に目元に特徴が出やすい傾向があるものが多い。
各キャラの構図数はもちろんなのだが差分の数も多いことが特徴的。

音楽
EX--
Vo曲12曲(OP1/挿入歌1/各キャラ用楽曲2)、BGM34曲(inst含)という驚異的なボリューム。
BGMに関しては一部は私の大好きな水月陵さんも参加しており、数は少ないものの「繋がる心」や「小さな足跡」など物語としてのキーポイントで流される大切な曲を作成している。他にもどんまるさん作曲の「雪解け」や「雪降る街」など舞台とした北国をイメージとした曲たちも効果的に作品の世界を作り出していたといえる。
Vo曲については言わずもがな、各曲有名な歌手を起用し各キャラをイメージした曲を作成してもらっているためはずれがなく、いずれも良曲。クリア後にじっくりと聞いてもらいたい曲ばかりがそろっている。

お勧め度
EX--
いままでの「tone work's」作品が好きだった方には安心して進められる作品。他に新規であっても、しっかりとした恋愛学園物が好きな方にはもれなくおすすめできる作品となっている。ボリュームがあるので、物語を読みなれてない初心者等にはお勧めしにくいのは確かなのだが、物語に入ってしまえばしっかりと引き込まれる作りにはなっているので、広く手に取ってほしい作品の一つと言えるだろう。

総合評価
S++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

今回は北国、幌路(札幌)を舞台とした作品。
タイトルからもわかる通りあくまでメインとして扱われる季節は冬なのだが、物語は大まかに3つの章【中学編→(キャラ分岐)→学園編→大学・社会編(アフター)】という風に分かれており、特に中学編の選択肢によってクリアするキャラクターが変わるというシステムを採用したのは選択式の物語でどうしても発生してしまう不自然さをカバーできるという観点でも見事というほかない。

とにかく以前の作品から続いていることであるが、本当に描写が丁寧。
各キャラに関してのことはもちろん、十年単位の物語の中で起こる各イベントについても注力するところはしっかりと注力し、省くところはさっぱりと省く。
だからこそ一つ一つのイベントにゆったりと浸ることができる。その中で垣間見えるキャラクターの魅力というものに触れていく上で感情移入が高くなるので、どうあっても感動等が起こりやすいというのも、この作品の特徴なのだろう。

学園編やアフターに関しては各ルートで驚くほど共通点がないのも印象的。
攻略対象としたキャラクターによって物語の展開や中心となる人物は様変わりしていき、無駄な使いまわし等がない。また、各キャラクターの進路や展開についても少々変更され手織り、だからこその物語に不自然さがなく、続いての付き合いができている。
物語として扱うテーマも根本に関しては同じテイストではあるのだが、伝え方を変えて各キャラの人生の縮図ともいえるキャラのシナリオを描き上げている。

ネタバレを防ぐためにもすべての√について語るわけにはいかないが、ここまでバラエティあふれる作品をプレイしたのはそれこそ前作の「星織ユメミライ」以来だろう。
今までの作品もそうなのだが、選択式の恋愛(学園)物としてはほぼ完成の域に達しているといってもいい。その中でこの作品をどう差別化するかというのがこの作品の問題ともいえたのだが、今までの作品と比べるとシナリオ扱っている時間が長く、テーマとして「夢」というものに現実的な肉付けができている。
今までの多くの作品は「アフター」というとどうしてもたくさんの時間が飛ばされ、結果だけを描写されてしまうことが多いが、この作品はその「アフター」にたどり着くまでをしっかりと描き出した作品なのである。
さらにその夢を目指すに至る最初の夢の芽生えやきっかけを描き出すために中学編を追加したことでそれらの感情にリアリティが追加されて、俄然物語としての完成度が高くなっている。
それらは「アフター」へたどり着くためには人間として必要なものであり、それを描き切るからこそ、ボリュームが多くなるのは当然と言える。
無駄なことを多く語ってしまっているが簡潔にまとめると人綴りの人生が凝縮された良い作品という事。

ヒロインたちだけではなく、今回主人公も多種多様な立ち回りをしていた。
だからこそ少しだけ存在感を大きくしてほしいなと思ったのが今回唯一の改善希望が出た場所。割と特殊な環境で過ごした彼なのだが、少しだけ過去の遺恨への振れ方がソフトで、もう少し各ルートで少し触れて扱いを大きくしてもいいのかな、と思った。

ここまで語ったが、意外にも泣きシーンという意味では少ない。
勘違いしてほしくないのは、泣けるところはたくさんあるのだがそのレベルがそこまで高くないというのが正直なところ。
というのも、今回の作品は先ほども語った通り「人生」や「夢の実現」という長いものをテーマとした作品であるため、どしても一つのイベントだけではなく大局的に表現する部分が多く、丁寧に書かれてはいるものの一発の感動という意味ではあまり大きな波を起こせていない。
その代りに読後感や引き込まれる感覚はほかの作品の比ではなくなっている。


システム等に問題はなく、プレイを快適に行えるレベルがそろっている。

【総括】
全体的なレベルが高く、この評価だけではなくそれ以上の評価を付けてもよいのではないかと思ったほど完成度としては高い。

(ぶっちゃけコーナー)
本当に振り返ると各ルートたくさんのことがあったなぁ。
驚いたのはその舞台が幌路だけに収まっていないことで、ベスリーやとあるキャラではその舞台が海外にまで及び、しかも結構書き込まれているという事。
ベスリー√で少し思たが、留学生としっかりと恋に落ちる作品を描いていたのも印象的。
国際結婚の手続きとかね。あとありがちな瑞羽√も他の作品と比べられやすいスポーツものだったけど、うまく自分のテリトリーに持ってきていいシナリオにしていた。
フィギュアという表現の難しいスポーツもED使ったりして効果的に表現してたしな。
あとハルはまじめに学園編当たりから死ぬのかなぁ…って思ってたごめんなさい。安易な泣きに逃げなかったのは本当に評価したいとともに、それに思い至った私は反省します。。。
まだまだ書きたいことがあるけど、これくらいにしておこう。。。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]アマツツミの感想
2016-09-30 Fri 00:00
<作品名>    アマツツミ
<製作会社名>  Purplesoftware

アマツツミ
シナリオ構成
S++
攻略キャラは4キャラ、ほたる1のED後にほたる2EDへの分岐が追加される。
一本の大きな話から各ルートに分岐している形をとっており、共通ルートはかなりの長さになっており、各個別も2-3h程度あるので、全体的なボリュームは十二分と言える。

【推奨攻略順 : こころ→響子→恋→ほたる1→ほたる2 】
ほたる2√以外はロックはないものの、物語の構成上はこの順番に進むのが無難だろう。

CG
S
いつも通りのしっかりと書かれた生々しい肉感を感じさせる絵。
イベントCGでは差分が多いが、各キャラの構図も十二分。立ち絵・イベントCG共に質に関しては言わずもがな、思わず目を止めてしまうものがちらほらと紛れており、クオリティは非常に高い。
背景の水の流れを動的に表すなどの工夫もみられる。

音楽
S++
BGM33曲(Vo曲inst除)、Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)という構成。
BGMでは各キャラのテーマBGMの他幅広い場面に対応できるものをそろえていたイメージだが、Vo曲に対して強く印象に残るものがなかったのが少し残念。
OPの曲名は「こここに響く恋ほたる」とヒロインの名前がすべてはいった曲で、橋本みゆきさんの歌う何かの始まりを感じさせてくれる良曲。挿入歌として扱われた「コトダマ紬ぐ未来」はしっとりとした和テイストの曲で、幾度となく涙腺を刺激してくれた。

お勧め度
S++
シナリオに関しては「言葉」「生と死」をテーマとした作品であり、異能持ちの主人公の恋愛物ということもあり、最初から最後まで非常に読ませる作りになっている他、CGは美麗で、音楽は多彩、と全体的なレベルが高くどの部分でもお勧めしやすい。

総合評価
S++

公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

”言霊”という特殊な力を持つ髪の末裔――主人公たち一族はひっそりと山奥の秘境で静かに暮らしていた。しかし頭の中に響く「いきなさい」という言葉に急かされ、許嫁の愛にも告げず主人公は故郷を飛び出したのだった――。

自分の言葉で相手を縛ることができる”言霊”を操る主人公。
「できないことはない」と作中で語ったように、思考そのものが特殊なために浮世離れした行動を多くとり、織部一家の一員となる流れをふくめて、不安と気味の悪さにも似た感情を抱えて見守ることとなる。
序盤こそ物語に入っていけるか不安になるシーンも多かったが、やはりそこはプロなのか織部一家の問題を超え”人”らしくなってからは自然と物語にのめりこむようになっていた。

今回は物語の構造を変えて、よりシナリオに集中できる形にしたためにより”読ませる”シナリオとなっており、各キャラクター編を含め物語の設定と合わせて非常によく作りこまれている印象を受けた。
ネタバレを避けつつも今回のシナリオについてもっと多くの事を語りたいが、キリがないので特徴的なポイントを一つ上げるとすると、精工に作られた主人公・ヒロインたちのキャラクターだろう。
役割をもって生み出されるそれらは、ともすると作り物っぽくなってしまうことが多いが、今回の作品に関しては今までの作品と比べてその点が大きく向上しており、特にほたる√ではその変化が如実に表れていたといえる。

”言霊”というものを扱い、言葉をテーマにした作品だからこそ、一つ一つの文章がよく吟味されていることを感じることができ、感情移入しにくかった序盤はともかくとして後半にかけては思わず挿入歌の「コトダマ紬ぐ未来」と合わせて泣いてしまうシーンや、思わず惚けてしまうような物語の終わりが多かったのが印象的。
他にはない作品という意味では、よく特色を出しつつ高いレベルまで持って行ったというのが正直な感想であり、その点も高く評価したい。

今回の作品の珍しい部分といえば、主人公が複数のヒロインと関係を持っており、また各ルート後も関係を切ることがあまりないというところだろうか。
(愛の存在上仕方がないともいえるが…)
ともかくとして、この会社の売りである「エロさ」に関してもまったく劣っておらず、むしろ新しい境地に達しているのではないかと言えるほどヴァリエーションが豊か。
そのあたりに関してはプレイして体験してみたほしい。

コンフィグに関しては十二分な機能がそろっており使いやすい。

【総括】
少々特殊な設定を存分に生かした設定で、シナリオだけではなく他の部分に至るまで高レベルに仕上げた作品であり、この評価にすることに迷いはない。

(ぶっちゃけコーナー)
在りし日の「家族計画」を思い出すかのような疑似家族というのもこの作品の要素の一つだろうか。しかしまぁ、状況が少し気持ち悪すぎて、最初のあずきさんのあたりは泣き所なんだろうけど、さすがに泣けなかったなぁ…。
もう少し押せる部分が各所にあったから、そういうところで泣かせるようにしてもいいのかなぁ…と思ったけど、まぁ伝奇物ともいえるし、これくらいでいいのかな。
それにしても性に奔放な作品だった…、まぁあれは主人公のせいか…。
あと主人公の名字は結局「カミ…」何だったんだろう…。なんか見逃してるかなぁ…。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
| 青空の翼と過去の十字架 | NEXT