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[レビュー]お嬢様の半分は恋愛で出来ています!の感想
2017-09-07 Thu 00:00
<作品名>     お嬢様の半分は恋愛で出来ています!
<製作会社名>   Luxury Tiara



お嬢様の半分は恋愛でできています
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
女学園潜入物の今回の作品。
女学園で最高位の位置づけとされるハイネス獲得のため、アリカの手を借りつつも、あの手この手で自分の評価を上げていく作品。
主人公はかなりイロイロな経験をしている人物なので、基本的に動じる事は無く複数の女性と関係を持つ事をいとわない事からも、今までの女装物主人公とは大きく違っている。
すっきりとしたテキストで読みやすい作品ではあるのだが、そのぶん頭には残りにくい。
特に共通√は展開こそ大きいのだが、面白いと感じられる部分があまり無かったのが正直な感想。
対して個別√ではヒロイン+αに焦点を当てた作品となっており、割と大きく展開させる作品となっているため、3キャラという少ない攻略人数ではあるものの、平均的な作品の個別√よりは楽しめる。


共通√ 【 S 】  5h
前半は学園入学前のアリカとの出会い、中盤から後半にかけては学園入学後に、ハイネス獲得のため3人の生徒を篭絡する部分が描かれている。
主人公の意思がかなり強固であるため他の女装物作品の雰囲気とは一線を隔している。
展開としてヒロイン以外と簡単に寝るため賛否両論ではあるが、任務至上主義の主人公が活躍するシーンが最も描かれている部分でもあるため、この作品の心臓とも言える。


お嬢様の半分は恋愛で出来ています! (1)
姫星 アリカ√ 【 S 】  2h
天真爛漫という言葉が似合うお嬢様。
主人公の所属する組織の長の娘であり、学園でも異色を放つ存在。
性格的に表立っては現れてはいないが(本人も気がついていない部分もあるが)、他の√でも分かるとおり主人公への好感度が非常に高く、個別√では任務や立場に悩む主人公を押し切る形でアリカがアタックする展開となっている。
ハイネス争奪戦の問題だけではなく、組織関係の話、アリカの過去、主人公の父親等を絡めたサスペンス色強めの話になっている。


お嬢様の半分は恋愛で出来ています! (3)
一ツ橋 紅緒√ 【 S+ 】  2h
アリカや主人公と同じクラスの真面目な性格をした少女で、その性格のせいかアリカにからかわれる事が多い。由緒正しい武家の出身で剣道部に所属。
個別√ではハイネス関係よりは、紅緒の剣道大会の話を中心として描かれており、主人公が男バレしてからは修行シーンなどもある。
特に紅緒の後輩である紫に関連した話がメインになっているが、後半になればなるほど盛り上がり、泣きシーンでは思わず泣きそうになってしまうほど。


お嬢様の半分は恋愛で出来ています! (2)
ポリーナ・コッペリア√ 【 S 】  2h
マーウェポーレという国からの留学してきたお姫様。
ペコという相性で親しまれており、周囲からは高い評価をされている。
しかしながら実際の自国は経済的に貧困状態にあり、そのギャップに悩んでいる、
個別√ではハイネスの獲得問題と彼女の国の問題を絡めた物になっており、共通√とは打って変わって、物語が進むにつれて任務至上主義だった主人公がペコに対しての想いを深めていく様子がしっかりと描かれている。
一応中盤には泣きシーンもあるが全体的に流れが早かった事もあってか、感情移入がしにくく相応のレベルにとどまっている。
地味に女学園潜入の理由がはっきりと明かされる√でもある。


お嬢様の半分は恋愛で出来ています!
[ 主人公 ] 来栖川 創
『組織』に所属する凄腕の若手エージェント。
命令によりアリカの護衛と「ハイネス」という座の獲得を目的として女学園に生徒として潜入。アリカのプロデュースである事以上に本人の完ぺき主義により高い女装の完成度を保っている。
利用できるものは全て利用するタイプで、共通√では容赦なく女と寝て落とす事もあるため、好き嫌いは出る。
声は無い、


【推奨攻略順 : プレ→ペコ→紅緒→アリカ 】
攻略順にとくに指定はないため、好きな順番での攻略が望ましい。
少しすすめると出てくる「」は、物語のOPから本編までの話に当たるので、時系列順で見たい場合は出現次第の攻略を推奨。


CG : 【 S 】
線が細くはっきりとした濃い塗りの絵。
ところどころで絵のバランスが危うかったりと正直ペコの宝石関連の絵などで気になるところもあるにはあるのだが、プレイする上では問題ない。


音楽 : 【 S- 】
BGM?曲、Vo曲1曲。
BGMは干渉不可のため聞く事が出来ず、イロイロ不明。貴族をイメージした華やかなものが多いイメージ。
OPは割と良曲だっただけにEDソングが無かったのは少し残念。


お勧め度 : 【 S+ 】
一般的な女装主人公物とは違うためその辺を期待している人には注意。
しかしながら、ただの萌えゲーシナリオというわけではなく、しっかりと作られているシナリオがあるため、読み物としてのお勧め度は高い。
作品に慣れるまでクセが強く感じるため体験版で体感してみてほしいところではあるが、個別√から本格的に盛り上がっているのも確か。


総合評価 : 【 S 】
完成度は高いが、作品としてもったいない部分もありこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
話として一番似ているのは恋楯シリーズだろうか。
一つ一つの√には結構な物語があるが、この作品じゃなきゃ読めない!という話でも無いような気がする・・・というか、どこと無く薄い部分がある作品。
分量こそあるけれど、中身が伴っていない・・・というと少し言いすぎかもしれないが、少なくとも記憶には残りにくい作品と言える。
女装主人公物ではあるが、主人公を含む男キャラの声が一切無いのが少し違和感。
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[レビュー]あなたに恋する恋愛ルセットの感想
2017-08-31 Thu 00:00
<作品名>    あなたに恋する恋愛ルセット
<製作会社名>  ユニゾンシフト



あなたに恋する恋愛ルセット
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
コンセプトとして萌え要素の妨げとなるシリアス要素を殆ど排除し、ストレスフリーなイチャラブゲーとして作られているのが今回の作品。
そのためギャグ要素や泣き要素などは殆ど無く、あくまで萌えて萌えて萌えるストーリー。
コミカルなキャラクターも何人かいるが、こだわっているだけあって展開や登場人物の動きなどに違和感を覚えることは少なく、
作品の重要な要素ともなっている「お菓子」に関してはTIPSを含め膨大な知識量となっており軽く驚く部分も多い。
シナリオの寮に関しては平均よりも多少少なめ。


共通√ 【 S 】 6h
主人公の製菓コースへの参加から学園祭の参加までを描いている。
お菓子作りをしていく中で製菓コースのメンバーとの絆を深めていくことになり、それ以外にも中間テストや学園祭の準備など、学園物としての要素が強い。


あなたに恋する恋愛ルセット ユニゾンシフト
橘 ののか√【 S 】 2-3h
常に元気で前向きな女の子。
幼いころに通っており、主人公がチョコレート好きになった理由でもある店の一人娘。
お菓子自体が大好きで、性格的・環境的な要因もあって製菓技術は上級者。
個別√では学園祭後にお菓子の全国大会「ル・プリミエール・ドゥ・ラ・パティスリー」に参加する事になるののかを製菓コース全員でサポートすると言う流れになっており、その中で過去から続くお互いの気持ちに気づく事になる。
普段とは違い、照れながらも距離を縮めてくる彼女の姿を楽しむ事が出来るルート。


あなたに恋する恋愛ルセット ユニゾンシフト (1)

大園 柚姫√【 S 】 2-3h
学生会に所属するお嬢様。
自分に厳しく人に優しい優等生で成績も非常に良い。
かりん先生の作ったお菓子に感動し、まったくの初心者だが製菓コースに参加した。
個別√では恋もお菓子作りも初心者の二人が手探りで成長していく様子が描かれており、二人の仲が深まっていくのをじっくりと見られる物になっている。
地味にかりん先生がなぜこの学園に来たのかが分かるルートでもある。


あなたに恋する恋愛ルセット ユニゾンシフト (2)
鍵由 楓花√【 S 】 2-3h
非常におっとりとした性格のクラスメイト。
実家が和菓子店「かぎや」をやっており、幼少のころからお菓子に触れて育ってきた。
そのため作る技術も上級者といって問題ないレベル。
個別√では共に和菓子を製作する過程で二人の時間が増えてゆく事になる。
将来の自分たちについて、お菓子作りを通して考えていくルートであり、楓花の深い愛情を感じることが出来るルートである。


あなたに恋する恋愛ルセット ユニゾンシフト (3)
白咲 美絵瑠√【 S 】 2-3h
すべてに対して非常に無気力な学園町の娘。
しかしながら味覚は非常にすばらしく、一度食べた菓子を再現して作る事が可能。
やる気さえあれば製菓技術もトップクラス、勉学もなぜかトップらしい。
個別√では主人公が美絵瑠にお菓子作りについて相談する、という形でお互いの時間を深めていく事になり、特に家族を大事にする彼女の姿を中心として描かれている。
共通√では見られなかったデレデレの美絵瑠を堪能する事が出来る。



【 主人公 】二宮 春馬
お菓子の食べ歩きが趣味のスイーツ系男子。
その趣味が高じて専門授業として製菓コースがある六華星学園に入学した。
作るほうは初心者だが菓子類に対しての知識量だけは多い。
恋愛に関しても人並みの憧れは持つが、どちらかと言うとお菓子に対しての気持ちの方が強いのが現状。


【推奨攻略順 : 楓花→美絵瑠→柚姫→ののか 】
攻略順にロック等はなく、好きな順番での攻略が望ましい。


CG : 【 S 】
線が細く、淡い塗りの絵。
時折バランスの気になるものなどが散見され、特に立ち絵とイベントCGに差異を感じることが多いが、総じて美麗。
時折ハッとするほど綺麗なものもあり、評価としては非常に高め。


音楽 : 【 S 】
BGM曲、Vo曲2曲(OP/ED)と言う構成。
水月陵さんが作曲するBGMはやはりレベルが高い。
特にテーマとなっている「bonbon sucre Song」はこのゲームの特徴をよく表した良曲。
Vo曲としてはyuikoさんの歌うOP「petit bonheur」が印象的。


お勧め度 : 【 S 】
お菓子のように甘い恋愛学園物をテーマとした萌えゲーの見本のような作品。
シナリオに造りこみこそ無いものの、お菓子の知識と萌えへのこだわりは十分に感じる作品であり、一つの作品の完成度としては高い。
テーマであるお菓子作りや萌えゲー好きならプレイしても良いと思える作品。


総合評価 : 【 S 】
萌えゲーとしてはかなり素直なある程度完成した作品ではあるが、シナリオ重視の評価だとこの評価に抑えられてしまう。

(ぶっちゃけコーナー)
かなり素直に萌えゲーを造りました! という感じ。
全てが全てご都合主義でうまくいくわけではないのだけれど、基本的にシリアスな気持ちになる事はなく、あくまでも攻略するヒロインとのやり取りを楽しめる作品。
少し残念なのは魅力的な配役が結構多い中で、各ルートでは二人だけの世界観になってしまっていたことだろうか。
萌えゲーとしてはシナリオ的にある程度子のあたりが限界なのだろう、ということは分かっていること前提で、それでも他の多くの作品の中に埋もれないためにも、萌えゲー以上の何かを作ると言う事を考えるのであれば、やはりワンポイント何か要素をつけたしてほしかったところ。
システム的にe-mote等の動きを使ったり、シナリオに起伏をつけたり、出来る事はまだありそう。
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[レビュー]月に寄りそう乙女の作法2.1 E×S×PAR!!の感想
2017-08-17 Thu 00:00
<作品名>     月に寄りそう乙女の作法2.1 E×S×PAR!
<製作会社名>   Navel


月に寄りそう乙女の作法2.1
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】

turi (1)
エスト・ギャラッハ・アーノッツ アフター√ 【 S 】  4h
本編、 エスト・ギャラッハ・アーノッツ
前半ではお互いの両親への紹介や彼女の故郷そして思い出の地を訪ねたりと主従としてだけではなく恋人としてつながりを深め、中盤以降では新学年になったフィリア女学院(日本校)での1年を描いている。
二人にとっての新しいデザイナーとしてのあり方などについてお互いの心理描写を密に描き出し、アフタールートの中でもよりエストとの将来的な関係性について踏み込んで行くような内容となっている。
サブ要素として伊瀬也とジャスティーヌの仲の進展も描かれている。


turi (3)
銀条春心(パル子) アフター√ 【 S+】  2.5h
主に特別編成クラスと一般クラスの和解やパル子らの所属するネットショップ「ぱるぱるしるばー」での活動、そしてパル子の体質についてをメインとして語られている。
Navelとして、ギャクテイストの文章は一切緩めず、笑いながらサクサク進められるつくりとなっており、重要な場面でもうまく雰囲気を切り替えてしっかりと締めるところで締める√。
特に一番最後のED演出はさすがと言う他ない。
パル子の事をもっと好きになれるような、アフタールートらしい作りになっている。

turi (2)
月に寄りそう乙女の作法0 【 S+】  2.5h
「月に寄りそう乙女の作法 」シリーズの原点、大蔵衣遠視点で描かれた彼の学生時代のお話。
八千代の他にジャンやラフォーレなど新旧の関係者が登場する他、新キャラクターを交えて展開される。
1作目の衣遠から伝わる強い意思の原点であり、苛烈な覇道の始まりともいえる部分は全作通してのプレイをしているからこそ描けると言っても過言ではなく、√中では思わず涙を流しそうになるほどのシーンも。
彼の境遇やその心境をより詳細に知れたことによって各作品での彼の行動についての理由が分かり、だからこそ一番最初の衣遠へ対する感情が本当に信じられないほど昇華する事が出来る。
この√をもって皆に愛されるような一つのキャラクターとして完成したといっても過言ではないだろう。

【推奨攻略順 : パル子→エスト→つり乙ゼロ 】
パル子とエストはどちらでも最初に攻略可能。
両ルートを攻略後につり乙ゼロが攻略可能となる。


CG : 【 S 】
FD扱いとなっているこの作品ではあるが、枚数としては割と多い。
背景や新キャラクター等も登場しているため、立ち絵も増えている。
上記の事を考えると十二分と言えるだろう。


音楽 : 【 S++ 】
新規追加BGM4曲、Vo曲2曲(ED)という構成。
BGMでは「こんがり夕焼け色ベルギーワッフル」がつり乙ゼロ√において、泣きシーン等の要所で良い働きをしていた。
何よりも特筆しておきたいのはVo曲2曲。
どちらもテイストの違う曲ではあるものの、特徴的な動画と共に流れるそれは名曲と言わざるを得ず、単体でも十分に価値のあるものとなっている。

お勧め度 : 【 S++ 】
エストとパル子の二人アフタールートをメインに添えた「つり乙2」のアフター作品。
言うまでもなく、完成度は非常に高くFDと言うよりは続編と言ってしまったほうが御幣がない。
ギャグテイストをメインとしながらも各登場キャラクターの心理描写に深く踏み込んだ描き方をするシナリオは健在。
全キャラクリア後に攻略化脳になる「月に寄りそう乙女の作法ゼロ」に関しても、このシリーズのファンなのならばプレイすべき√と言える。
上記の事柄を鑑みて続編ながらもお勧め度を高く評価しておいた。

総合評価 : 【 S+ 】
名作の域、安定して高品質の作品をコンスタントに生み出すメーカーにも賞賛を送りたい。

(ぶっちゃけコーナー)
「つり乙」や「乙りろ」を含めると、今回で5作目。
シリーズ物としても服飾というテーマでの作品としても最終段階といえる作品。
今回も文句のつけどころがないほどの完成度だったので、だからこそ同シリーズの続編を求める心もあるのだが、
やはり心機一転の新シリーズを開始してほしい気持ちもある。
なんにせよずるずると過去の栄光に引っ張られて、惰性で物語を作るだけ。。。と言う危険性もあるため、綺麗な記録のまま保存しておきたい、今回の作品でそんな事を考えました。
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[レビュー]神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。の感想
2017-07-13 Thu 00:00
<作品名>     神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。
<製作会社名>   Hulotte


神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
縁結びの神である「麗」との出会いをきっかけに運命の人がいるという学園に入学し、3人の運命の相手が集う「聖域」である屋上を何とかしようと主人公が決意する…というのが今回の作品の導入部分。

メインヒロインこそ3人のようには見えるがサブヒロインを含めると6人になるため、攻略ヒロインのキャラクターが非常に豊富。
各個別シナリオ自体が割と短いことや、それぞれのキャラクターも非常に個性豊かな事も手伝って一人一人の攻略自体には飽きが来ないはず。

しかしながら、やはり萌えorキャラゲーメインの宿命とも言えるシナリオ自体の薄さと言うのはどうしても感じてしまい、造りこんではいるのだが後一歩踏み込めない・・・という展開が多かった気がする。
キャラ数が多いだけにいい雰囲気をもった√もあったので、その辺りは残念でもありセールスポイント的には仕方がない部分でもある。

個人的には友人である「泰然」の存在も重要だったのではないかと思う。
どうしても攻略ヒロインが多く、逆にそれ以外のキャラクターがほとんど出てこないため「ヒロインだけ」の世界観になってしまうこの作品で、彼(+真央)だけが外の世界との繋がりになっていたんじゃないのかな、と思うシーンも多々あり、また恋愛面においても麗とは別の男の視点によるアドバイス等のサポートしてくれる等、この作品には欠かせないキャラクターと言えるだろう。


共通√ 【 S 】  2-3h
1週目は主人公の置かれた現状を説明され、七海、鈴奈、由香里、という3人の運命の相手とのシーンを中心に構成。
意外とボリュームのある部分ではあるのだがテキスト自体は読みやすく、若干すべり気味ではあるがギャグも多いためサクサクと読み進めることが出来る。
2週目以降は麗、真央、花夜の攻略が可能になるため各所に新たな選択肢が出現する。


kami (1)
南雲 七海√ 【 S 】  2-3h
現在の首相の娘であり、クラスメイト。
その立場ゆえか周りに壁を作ってしまいがちだが、実際は乙女思考な女の子。
主人公との初期縁カウントは8億超という破格の数値。
個別√ではベタな恋愛観を持つ彼女との甘い生活をメインに描いており、後半においては首相の娘という点や「聖域」自体についてをテーマとして描いている。
最もメインとも言えるシナリオであり、オーソドックスな展開をするルートでもある。


kami (6)
赤城 鈴奈√ 【 S 】  2-3h
3年に在籍する国民的大人気アイドル。
実際は心優しく、気配りが出来、頑張り屋、料理も上手とかなりのハイスペックを誇ってはいるが、少々依存度が高いところもある。
主人公との初期縁カウントは全キャラで最も少ない15。
個別√ではやはり彼女の「アイドル」という立場についてをテーマとした展開となる。
彼女の性格についての問題も交えての展開はある意味でベタだが、意外と抑揚もあり安定しつつも頑張って展開していた印象を受けた。


kami (2)
周防 由香里√ 【 S 】  2-3h
過去には名探偵とよばれるほどの推理力をもつ女の子で、麗と同じクラスの1年生。
その推理力で人の心を見透かすクセがあり、面白い事を好む猫のような性格。
主人公との初期縁カウントは6万台。
個別√に関しては、言い方は悪いが「萌えゲーでのこういうキャラの話はこうなるよな・・・」という、想像どおりシナリオ運び。
過去の探偵設定にもあまり触れたりはしなかったので、キャラにあわせてもう少し自由度の高い展開にしてほしいと言うのが個人的な要求。


kami (3)
麗√ 【 S+ 】  2-3h
自称縁結びの神様で、皆の記憶を操作して妹として学園に滞在している。
適当だけど、要所要所ではしっかりとサポートをしてくれる。
クラスメートである事や性格的に似ているところがあるためか、由香里と非常に気が合い親友になっている。主人公との初期縁カウントは無限大。
個別√では縁カウントが有限値に変化する事で、お互いに恋愛対象として意識する甘酸っぱい展開から描かれており、麗自身の事について一部明かされる。
後半に掛けては「神」という立場から生ずる問題をメインとした展開を行い、テンポは速いものの泣きゲーもかくやというシーンがある。
全体的に問題を解決するため、グランドEDっぽい√となっている。


kami (5)
神林 真央√ 【 S 】  1-2h
主人公の従兄弟であり過去に結婚をする約束をしていたが、主人公自体がその約束を忘れ、さらに運命の相手となる3人に入っていなかったため、最初は意識されない女の子。
普通オブ普通の家庭的でやさしい女の子。
個別√では過去の話にも触れており、恋愛ゲームとしてはかなりオーソドックスな展開。
しかしながら、昔からの想いという部分とED「キミのイロ」の相性が良く、泣かされそうになるところもいくつか存在している。


kami (4)
坂白 花夜√ 【 S 】 攻略時間 : 1-2h
古くから南雲家の警護を勤めてきた家系であり、現在も七海のSPを勤める3年生。
七海とは幼いころからの付き合いで姉妹のような関係であり、時折は彼女の恋愛観等をいじる事もある。
個別√では、SPという立場についてをメインとして描かれており、主人公の事を意識してからは基本的に問題がなく終わってしまうサブヒロイン系の√。


[ 主人公 ] 神林 始
普通の青年だったのだが、あまりにモテなさ過ぎて思わず神頼みをしすぎてしまった結果、運命(縁)がメチャクチャになった人。
突然やってきた麗に「このままでは一生DTのまま」と脅され猛勉強をする事で、運命の相手がいる学校へやってくることが出来た。
相手をじっと見る事で運命の相手との心の距離(縁カウント)を見る能力を授けられた。
良識派ではあるが、意外と行動力があり、縁カウントを0にするため驚くような事をすることもある。


【推奨攻略順 : 由香里→鈴奈→真央→花夜→七海→麗 】
誰か一人攻略後に真央、花夜、麗の攻略が可能になる。
基本的には好きな順番で良いが麗は最後の方がよさそう。


CG : 【 S 】
繊細で美麗な立ち絵およびイベントCGであり、全体的な質は非常に高い。
枚数に関してもヒロイン6人分(キャラによって差はあるが)が用意されており、十二分と言えるだろう。


音楽 : 【 S+ 】
BGM23曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
BGMではヒロイン4人分のテーマ曲があったりと割とオーソドックスだったのだが、最も破壊力が高かったのがED曲の「キミのオト」。
OPと同様にDucaさんの楽曲なのだが、素晴らしいイントロは非常に印象的でテキストとマッチする。作中で流れるinstVerとあわせて涙腺を刺激されることも。


お勧め度 : 【 S 】
攻略キャラの多い萌えゲー作品。
全体的に質が高く、しっかりと造りこんでいるのでシナリオ自体も楽しめるのだが、そこからの一押しがなく玄人にとっては少々退屈な作品になることも。


総合評価 : 【 S 】
全体的には良くできているが、萌えゲーとしてこの評価


(ぶっちゃけコーナー)
全ルートを通してみた時に決してつまらないわけではないが、どうしても他の萌えゲー作品にまぎれてしまう印象のする作品。
何かが足りない・・・と言うのは簡単なのだが、やっぱり他の作品とは違う強みみたいなものがほしいのは確か。
それはもちろんシナリオであれば最良だが、絵でも設定でもシステムでも、とにかく「この作品」として後々まで覚えていられるような何かがほしかった。
萌えゲーにそれを求めだすと変な感じもしなくはないけど、この作品に手を出す理由みたいなのがないと今後プレイするときにやらなくなってしまう率が高くなりそう。
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[レビュー]想いを捧げる乙女のメロディーの感想
2017-07-06 Thu 00:00
<作品名>     想いを捧げる乙女のメロディー
<製作会社名>   ensemble



想いを捧げる乙女のメロディー
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
安定の女装主人公作品であり、「女装」に加え「教師 兼 生徒」という要素を加えつつ、シュールフェストという名の学園祭(音楽祭)に、奏者としてだけではなく、調律師や運営など様々な立場から関わってゆくことになる作品。
なお、舞台となるリーリエ学園は同会社作品と同世界ということで、一部で関連した話が出てくるところもある。

どのルートにおいても基本的にはシュールフェストの終了時点までを描いている。
また、琴音/瑞穂/千夏√においてはシュールフェストに加えて野外フェスも同時に行われることになり、その部分で共通ルートは大きく√が分かれている。

女装物主人公として「教師」という新要素が加えられており、その部分に関してはシナリオ的な新鮮さはあるのだが、問題点としてはかなり√が短いというところだろうか。
どうしてもキャラ数が多くなるため、書き込むのが難しいのかもしれないが、各ルートの良さというものが伝わる前に終わってしまうイメージが強く。
ただ、好きになりシュールフェストが行われ終わる…という一連の流れを繰り返しているだけの印象を受けてしまうことが多かった。
特にシュールフェストに関しては主人公の夢も交えており、物語を構成するうえで欠かせない大切な要素ともいえるのでしっかり書き込んでほしかったが、本当に5分以下で終わってしまうことが多いのが残念。


omo (1)
【 主人公 】雨桜 みさき√
今作の女装主人公であり、リーリエ女学園の音楽教師 兼 2年生。
ドイツの音楽学校に留学していたが、シュールフェスト(※学園祭)でしか弾けないという父の手掛けたピアノを弾くため、産休に入った姉の代わりに音楽教師としてリーリエ女学園に赴任することになった。
シュールフェストでは「アインス」のピアノ担当として参加。
物腰は柔らかいが、音楽に関しては努力を忘れない人。
よく大浴場の欲望に負けて身バレを起こす。


omo (5)
水澤 沙耶香√ 【 S 】 攻略時間 : 1-2h
主人公と同じ『アインス』に所属しており、ヴァイオリン担当の2年生。
心優しくそれでいて行動力や周囲への気配りもできる女の子。
個別ルートではシュールフェストに向けて頑張る中で女の子姿の主人公に好意を抱くことになる。
展開的にも最もスタンダードであり、シュールフェストにおいては主人公の心情も含めて最も書き込みがなされていた√でもある。(他の√は一瞬で終わるので…)
終盤の展開についてのみかなりサクッと終ってしまう印象が強い。


omo (2)
園谷 千夏√ 【 S 】 攻略時間 : 1-2h
主人公と同じ『アインス』に所属しており、ヴィオラ担当の2年生。
明るく元気なキャラクターとして描かれており、主人公の女装の協力者の一人でもある保険医「園谷 千春」の妹であることからお茶目な一面も。
個別ルートでは男姿の主人公に惚れるシーンから始まり、学園では音楽のパートナーとして、恋愛では身分を隠して関係を深めていく展開になる。
数少ない夢破れる√であり少々悲しい展開もある…が、やはりサクっと終わる。
工夫次第では一番泣きやすかったであろう√。


omo (6)
野々宮 美亜√ 【 S 】 攻略時間 : 1-2h
主人公とはライバルの『ツヴァイ』に所属するピアノ担当の2年生。
人に対して壁を作る傾向があるツンデレタイプ。特にライバルである主人公には強い対抗心を持っているが、その分情が強く、また心が脆い一面も持つ。
全ヒロインの中で唯一、女性の「みさき」に惚れるシチュから始まる個別ルートでは、ピアニストとしてお互いを高めつつ二人でシュールフェストへ向けて頑張るところを中心として構成されている。
それ以外の見どころは少ないのだが、蘭が輝く数少ない√ではある。


omo (3)
秋月 瑞穂√ 【 S 】 攻略時間 : 1-2h
昨年は生徒会長も務めていたヒロイン唯一の3年生。
包容力が強くいわゆるお姉さんキャラ。
基本的にはリーダーシップをとって裏方を指揮している。
個別ルートでは『シュールフェスト』においてカルテットとして頑張る一方、野外フェスの運営を行いつつ、さらには彼女の過去を絡めた話になっている。
重要な所のみで作ったようなシナリオなのでどうにも薄く感じるが、その分余計なシナリオはない。


omo (4)
小石川 琴音√ 【 S 】 攻略時間 : h
学園の楽器一切の調律を担当しているヒロイン唯一の1年生。
ひたむきに頑張れる努力の人というイメージで、そのほかの印象が何故か薄い。
たまにグルグル眼鏡をかけており、桜花女学園(※同会社作品『桜舞う乙女のロンド』の舞台)に在籍している小石川珠音の親戚。
個別ルートでは調律を行う彼女として自身の夢に向かって頑張る内容となっている。
話をあまり広げることはせずに全体をサクっと終えてしまい、終盤の盛り上がりシーンに関しても琴音がサクっと何とかしてしまうので感慨なく終了するイメージ。


【推奨攻略順 : 琴音→瑞穂→千夏→美亜→沙耶香 】

CG : 【 S 】
線が細く、独特のテカリがある絵。
イベントCGとしては時折バランスの危ういものがあったりはするものの、中には綺麗と思えるものも多く、総じて高品質と言って差し支えない。
立ち絵に関してもそうなのだが、今回は特に各CGや立ち絵に関しての質の差のようなものが見られたという事だけ付け加えておきたい。

音楽 : 【 S 】
BGM18曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
「月夜のソナチネ」等を代表として全体的に穏やかなBGMが目立つ今回の作品はシナリオ量的には十分な量ともいえるのだが、一般的な作品からすると、もう少しBGMを用意してほしかったような気がする。
OP「eyes to eyes」は安定のDucaさんで、はっきりとして勢いのある良曲。

お勧め度 : 【 S 】
いつものensembleよりさらにシナリオが薄くなったイメージ。
この作品にシナリオの内容ではなく、「女装主人公」という要素を求めている人にとっては変わらない品質なのでこの評価。


総合評価 : 【 S 】
可も無く不可もなくといったところ、やはりもう少しアレンジがほしいところ。

(ぶっちゃけコーナー)
本当にいつも通りの作品ではあったんだけど、やっぱシナリオ短いなぁ…。
頑張ってやれば1日で終わってしまうレベルだったのは久しぶりかもしれない。
それだけシナリオが薄いっていうことで…そうなると会社の主力である女装主人公作品としては少々不安になってきそう。
なかなか真似できない強みではあると思うんだけど、やっぱりマンネリは防ぎたい。
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