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[レビュー]キミの瞳にヒットミーの感想
2017-05-24 Wed 00:00
<作品名>    キミの瞳にヒットミー
<製作会社名>  戯画

キミの瞳にヒットミー

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ。
共通ルートは全6章からなっており、各章は20-30min程度とわりとボリュームはある。
各ヒロイン√は8-12章構成となっており、また各章の長さもまちまちであるためボリュームには差があるが2h~4h程度。
全体的なボリュームとしては一般的な作品より少々短い程度。

【推奨攻略順 : 瞳→詩菜→つばさ→みこ→ノーマル 】
攻略順に特に指定はないので好きな順番から攻略するとよいが、個人的には上記√の順番がおすすめ。
非常に短いBADEND扱いではあるものの、締めがよいのでノーマルを最後にしておきたい。

CG
S
線が細く、淡い塗りの絵。
時折バランスに問題を感じることはあるものの、総じての完成度は高い。
枚数に関しては4キャラということもあって、1キャラに対する枚数は多めなのだがHシーン用の割合が多い。
SD絵に関しても少数ながら存在している。

音楽
S
BGM23曲、Vo曲2曲(OP1/ED1)という構成。
BGMは非常にバリエーションあふれるラインナップとなっており、作品の中でも非常にレベルが高く感じられた部分の一つ。
特に「Fine Day」の途中から入る力強いエレキの旋律や「Share the joy」の静かなオケ、EDのオルゴールVer等...使い方さえ間違えなければ各場面で間違いなく有力な戦力となりえるものがそろっている。
Vo曲に関してはOPもEDもどちらも勢いのあるものが使われている。

お勧め度
S+
ドストレートな部活をテーマとした青春恋愛学園物。
キャラに非常に濃い人物がそろっており、ギャグ方面の力が強いためギャグゲーとしても楽しみやすい作品でもあり、笑えて少し泣けて…という青春が詰まった作品とも言える。
文章がしっかりしているので初心者の方へ主におすすめしたい。

総合評価
S

公式ページ
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季節は春、廃部寸前の文芸部室に4人の”問題児”が集められた。
「委員長」と多くの人からは呼ばれ、実直かつ真面目だけれど、エロには割りと素直な主人公――そんな主人公と4人の”問題児”が織り成すハチャメチャな青春部活ラブコメディ作品。

ちなみに、ヒロイン「瞳」の名前がタイトルとして含まれているが、彼女がメインと言うわけではない。詳しくは本編で判明する。

作品全体としては非常にストレートな恋愛学園物と言える。
特殊なのはやはり、舞台(テーマ)である部活の『シェア部』という点。
文芸部・お笑い部・素敵発見部・世界征服部・青春部という、一切関係ない部活を希望していた主人公・ヒロインたちが『シェア部』を作り上げていく様子はまさに青春物。

さすが戯画というべきなのかシナリオライターやその他スタッフのおかげなのか、全体的な安定度が非常に高く、細かい描写・演出などで安定して作品の品質を高めている。

シナリオでは特に共通ルートにおいて各キャラクターとの掛け合いが多く、瞳やつばさを中心としたギャグシーンが多く、その質もかなり高いものとなっている。
そんな軽快なテキストに助けられてか、各個別√の終盤にいたるまで飽きることなくプレイが可能となっているため、幅広い層に受け入れてやすい物にはなっている。

ただしテキストが軽快なのは確かなのだが、どうしても展開に無理やりさが滲み、他にも地の文やキャラクターの台詞にも矛盾点や不審点があるのも確かで、もう一歩全体的なブラッシュアップが必要といえるだろう。

各ルートのシナリオの質自体にかなり差があるのも難点の一つ。
個人的に一番良いと思えたのはみこ√で『シェア部』という他にはない利点を中心として回しつつ、他のキャラクターとも絡めたボリューミーなシナリオは思わず泣きそうになるシーンもあるほどだったのだが、対しての詩菜や瞳√では短く、世界観も殆ど二人に限定されてしまっているのでどうにも盛り上がりに欠けてしまっていた。
素材となる下地やBGM等はあるので、告白シーンをもう少し盛り上げたり、話に強弱をつけて泣きシーンを作ったり、もう一段上の作品となるために出来ることはまだある。

コンフィグに関しては詳細に設定を決められるので便利。

【総括】
全体的にしっかりとした恋愛学園物なのだが、あと一歩が踏み込めなかった作品でもある。
全体的な完成度をもう少し高くするか、他の作品にない「これ」と言えるものを提示していればもう一段階上の評価だった。

(ぶっちゃけコーナー)
つかさ√、みこ√は割と泣けそうたんだけど、それ以外が結構無難なんだよなぁ。
同じようなレベルを他の2キャラにも求めたかった。
話の素材自体は問題なかったし、BGMとか良いのそろってたんだから、しっかりと作ってれば絶対泣けたとは思うんだけどなぁ…。
あとシェア部ってのが作中に出てきたけど、ちょっと出現位置が適当過ぎたかな…決定前に主人公が呟いちゃってたし…。
全体的には完成度が高く見えがちだけど、細かいところにミスがあったりしてそういう点でもやっぱりもう一つ物足りないのかも。
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[レビュー]スイセイギンカの感想
2017-05-20 Sat 00:00
<作品名>    スイセイギンカ
<製作会社名>  暁WORKS

スイセイギンカ

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ。
各√で3-4h程度、共通ルートにもある程度のボリュームがあるため全体的にみても十分なシナリオ量と言えるだろう。

【推奨攻略順 : ノーマル→青香→マリア→桃BAD→桃→いざな 】
いざな√のみが他3キャラの攻略後のロックがかかっているため、それ以外は自由。
上記は個人的な攻略順。

CG
S
線のしっかりとした、少し硬質感のある絵。
質に関しては言うまでもなくかなり安定しており、立ち絵・イベントCG共に高品質の良いものがそろっているように思える。
枚数に関してはHCGを除くとかなり乏しくなるのが現状だが、全体的なボリュームは概ね平均的ともいえる。

音楽
S+
Vo曲3曲(OP/ED/挿入歌)、BGM30曲(アレンジを含めると42曲)、という構成。
BGMに関しては平均的なものをまんべんなく取りそろえた印象があり、”コレ”と言える代表的な物がないのは痛手だった。
Vo曲に関して、EDや挿入歌のようにしっかりと歌い上げられた曲は非常に物語の挿入歌としてマッチしており、効果的な演出ができていたように思う。

お勧め度
S
シナリオ「森崎亮人」の手掛けた暁WORKS作品であり、歴代過去作とは雰囲気がかなり違った作品であるため、過去作の雰囲気を求めている方にはお勧めしずらい。
作品自体の質が特に高いわけでもないので個人的に特にお勧めすることもない。

総合評価
S

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10年前、瑞穂で起こった不可解な事件に巻き込まれ死んだと思われていた主人公が再び瑞穂に戻ってくることで物語が動き出す。

この作品の感想を言う前に言わなくてはならないことがある。
それは圧倒的な描写力の「無さ」、もしくは「適当さ」である。
誤字がある事はまだ許せるにしても、物を書く人間として必要な「伝える力」というのが今作品では決定的にかけているように感じた。
物語中に多くある視点変更のわかりにくさや、各人の行動の仔細、言葉の使い方の間違え(例:借りた借りを返す)等々、例を挙げるとキリがなく目も当てられないお粗末な文章がそこかしこにちりばめられており、評価を著しく下げている。
おそらく書き手が書いたときに見直していないか、第三者の立場で読めていないのが原因だとは思われるのだが――シナリオライターの担当した過去作を見てみると描写力の無さはいつもの事だったらしい。
扱っている素材自体は悪くないのだからもう少し何とかしてほしいところ。

それはともかくとして作品について。
要素として「異能バトル」成分はあるのだが御多分に漏れず緊迫感や文章的描写力が圧倒的に足りない。
メインとして扱っていないのならこの程度と考えることもできるが、伝奇物やサスペンスのような不思議さや推理シーンみたいなものもないので、結果として作品の主体がかなり薄く感じられてしまうのが現状。
一応は「友情」もメインにある…みたいなのだが、いざなとの特殊な関係を除けばどのあたりをそう評価すればいいかも謎。

そんな中でも各登場キャラクターは魅力的に描かれていたのが印象的。
かなり特殊でじゃじゃ馬なキャラクターが多い中で、しっかりと各キャラの特徴をとらえつつ、イベントを通してその作りこみを深めていく手際は見事というほかなく、そういった点に関しては高く評価したい。

作品の中核となる不思議な現象自体について、事実上グランドEDともいえるいざな√でもすべての謎が解けるわけではなく多くの謎が残されたままとなっている。
それ自体は問題ないのだが、そういった作品自体は他の会社でもすでに多く出されている展開であり、その中でこの作品だからこそ出せる「色」のようなものがなかったのが残念なところであり、大きく評価を下げている部分でもある。

音楽や絵、そして土台としてあった下地がよかっただけに、描写力の無さや物語のふら付き、特色性の無さで台無しにしてしまっている印象。

コンフィグに関しては文句なし、シナリオセレクトができるのも便利。

【総括】
シナリオに難あり、それ以外は平均以上ともいえるので、少し惜しいともいえる作品。

(ぶっちゃけコーナー)
ん~、この人のシナリオが苦手! みたいなのはどうしてもある。
基本的にはそういう人の作品ををやらないか、考えずに評価する…ようにしてるつもりなんだけど、さすがにこの作品では気になりすぎたわ…。
一時期、パクリ疑惑がでた作家でもあるんだよなぁ…この作品もアンバークォーツとか、似た作品は山ほどあるし、こういうことがあるとどうしても疑いたくなるのは仕方がないような気もしなくない…。
できるだけ考えたくないことだけどなぁ。
作品自体の「心」をもっと持たせてくれていればこんなにぶれることはなかったのかも。
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[レビュー]人気声優のつくりかたの感想
2017-04-29 Sat 00:00
<作品名>    人気声優のつくりかた
<製作会社名>  MintCUBE

人気声優のつくりかた

シナリオ構成
S+
シナリオ√は3本。
共通ルートや各個別ルートの長さは一般的といえるが、攻略可能なキャラ数が少ないため全体的なボリュームには欠ける。

【推奨攻略順 : 小夏→祐果子→いつみ 】
攻略順にロック等はないので好きなキャラから攻略するとよいだろう。

CG
S
線はしっかりとしており、色彩も強めの絵。
どことなく違和感を感じる部分もあるが、全体的に軽微と言って差し支えはない。
少ないキャラ数のためか枚数に関してはかなりの量(Hシーン以外だけの量なら2倍程度)があり、作品中でよくイベントCGが使われているイメージがあった。

音楽
S+
BGM17曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
もっとも魅力を感じ、もっとも「惜しい」と感じたのがBGM。
なんといってもバリエーションの少なさは致命的なのだが、存在しているBGMの質は非常に高い。特に「告白のピアノ」や「イチャラブVer1」など、しっとりとしたものに関しては筆舌に尽くしがたい。
Vo曲に関してはどちらもアップテンポの明るい曲を採用しており、とくに転調後はどちらも思わず聞き入ってしまう良曲なのでおすすめしておきたい。

お勧め度
S++
声優業界を舞台とした作品。
特殊な状況ではあるものの、シンプルでありつつしっかりとしたシナリオは非常に読みやすく、しかしながら心動かされる部分も多いので、声優業界に興味はある方はもちろん、恋愛作品として広くお勧めしたい。

総合評価
S+

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ぎっくり腰になってしまった母の代わりに、妹と共に芸能コースの女子寮管理人をすることになった主人公はバイトの関係もあって声優たちと仲良くなっていくのだが――。

今回は全員学園にも通っているので、恋愛学園的要素もないとは言えないのだが、メインは「声優」という仕事であり、仕事(やその内容)を通してヒロインとの仲が深まっていく作品となっている。

「声優」というかなり固定され、また特徴的な分野を扱うということに関して、いままで「声優」をメインテーマとした作品があるかどうか定かではないが、少なくとも声優をしているキャラクターなら存在していた。しかし今回ほどに綺麗にかつしっかりと業界を書き表した作品はなかったのではないだろうか。
反発等が起きやすい設定の上で、滑らかに綴られるシナリオは安定感があり、笑いあり、涙ありのある種のサクセスストーリーともいえる。
非常にハードルのたかい作品になることが予想されていたのだが、驚くほどにうまく作られているといえるだろう。

中でもヒロインの設定は非常に良かった。
演技派の売れない声優、勢い重視の素人声優、キャラクターのみが取り上げられる人気声優、と声優としての立場を綺麗に割り振るだけではなく、クラスメイト、妹、あこがれの人、というパーソナリティ自体もしっかりと分けられている。
だからなのかもしれないが、各ヒロインシナリオで取り扱われているテーマはありふれていながらも、声優という一つのスパイスによって非常に新鮮な物へと変化させられており、序盤から終盤に至るまで飽きの来ない作品となっている。

シンプルながらも一つ一つ丁寧に書き込まれた出来事は等身大の経験としてプレイヤーをしっかりと巻き込み、とくに中盤あたりのイベント(付き合う前後)においてはルートによっては思わず涙してしまう√もあるほどで、もちろん本業の人からすると「え?」と思う部分もなくはないのだろうが、それを置いてもシナリオとして十二分に評価すべき内容だったように思う。
取り扱った内容こそ特殊であったが、中に詰まっているブレない王道恋愛作品のようなシナリオだからこそ表現出来たものではないだろうか。

コンフィグに関しては十分な機能がある。

【総括】
一部ボリュームに乏しい部分はあるものの、シナリオとしては秀逸で十二分に素晴らしい作品と言えるためこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
今回は料理もできる鈍感有能ハーレム系主人公なのだが、出すところで本能をチラ見せさせるからなのか不思議と鼻につかないのが特徴的だな、あと親友の姿に似すぎてて笑った。
何より残念なのは音杏が攻略できないことだよね…うん。
書くの忘れてたけど、ヒロインはもちろん魅力的なキャラクターたちだったんだけど、サブヒロインが本当に生き生きしてた! だからこそ、この世界の中がすごくリアルに感じられるんだろうなぁ…。
かなり特殊なテーマ作品だけど、純粋にいい作品と言えるのは珍しい。
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[レビュー]星恋*ティンクルの感想
2017-04-08 Sat 00:00
<作品名>    星恋*ティンクル
<製作会社名>  きゃべつそふと

星恋*ティンクル

シナリオ構成
S-
攻略キャラは4キャラ。
共通ルートは比較的短く、各キャラ√も1-2hと短め。
TRUE√も長いとは言えないので、全体的なボリュームは少し不足と言える。

【推奨攻略順 : 咲良→珠希→そらは→凪→TRUE 】
凪は3キャラ攻略後、TRUEはその後に出現する。
基本的にそれ以外は自由だが、そらは√は最後に回したほうが良いかもしれない。

CG
S
繊細で煌びやかな色彩が目に付く恵。
量に関しては申し分ないのだが、全体的な質に関してはかなり上下があると言わざるを得ず、ハッとしてしまうほど美麗なCGがある一方で、作品に強く影響するほどではないにしろ、顔を中心にバランスの崩れた物があるのも確か。
SD絵も多数存在している。

音楽
S
BGM20曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
Vo曲とBGMともにやはり目立つのは「ぼくらの星座」だろう。
OPに使われていることは言うまでもないが、アレンジとして使用されているピアノ・オルゴールVerそれぞれのBGMは、シナリオの重要な部分のすべてに使用されており、その旋律は十二分に力がある事を主張している。

お勧め度
S-
田舎を舞台とした恋愛学園物で少し不思議な話が出てくる程度なのかと思っていたが、各ルートとも後半からはわりとがっつりと不思議系の話で埋め尽くされている。
正直なところ初心者が付いて行けるほど受け入れやすく、楽しいと評すのも難しく、逆に玄人が楽しめるほど作りこまれているかと聞かれると、それも難しい。

総合評価
S-

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体の弱い妹の療養のため、叔母の家がある田舎『渚沙町』へとやってきた。
そこには『ナギ』という、その街でしか見えない星があり、閉鎖的なその町の中だけでひっそりと守り崇められてきたのだが――。

物語自体はナギと同じ名前を持つ凪と出会ってから動き始めるのだが、共通部分の大部分は各キャラの自己紹介を含めたショートエピソードを超えつつ田舎の生活に慣れていく、というものであり、その後すぐに各キャラ分岐が発生する。
物語の性質を考えると、やはりこの辺りに関しては短すぎると苦言を呈さなければならないだろう。

キャラの魅力が何たるかの2割も伝えられぬままに各キャラ分岐を選ばされることもそうなのだが、その後の個別ルートにおいてもシナリオ分量は不足しているためキャラの魅力を十二分に伝えられているとはいいがたい。
特に今回は『神技』と呼ばれる特殊能力が絡んでいたり、町の古き因習を匂わせていたりと、主人公とヒロイン以外の問題も多く立ち上がっている。
それらを扱ってるうちに、メインキャラクターへの感情描写や細かい展開などがおろそかになっており、全体的に粗雑な物語が出来上がってしまっている。
シナリオの本質から遠い方へ配置されていた咲良√や珠希√などを見てもそれらははっきりとわかるだろう。

シナリオのメインともいえる凪(+TRUE)√等はそれらの影響を強く受けたといえる。
本質的なことを言うと、根本ともいえるシナリオの流れにも問題が無いと言い切ることができないのだが、それを置いても書き手の『こうしたい!』という展開の方向性がダダ漏れで、無理な物語の方向転換や粗雑な状況描写などが続き、すっかりとプレイヤーの心は外れたうえでの、さらに突飛な展開。
深夜テンションで書き上げた作品をそのまま見せられるような感覚といえばわかりやすいのかもしれないが、勢い以外のパラメーターが著しく低い作品となっている。

一部のCGに問題はあるものの全体的には美麗なイベントCGを使用しており、BGMとしての「ぼくらの星座~Piano arrange~」は主張力が強く、雰囲気をリードする力があった。
それだけの要素があるにもかかわらず、シナリオ方面が壊滅的だった為にうまく使いこなせていないイメージがあった。

コンフィグに関しては十分にそろっており、プレイするのに問題はなかった。

【総括】
全体的に見るとそうでもないが、シナリオに関しては低評価なため、その部分を重視してこの評価とした。

(ぶっちゃけコーナー)
まぁ、最初の期待値が高かったから酷評になったような気もする。
というか、OP~序盤とかはすごくいい雰囲気だったのに、シナリオが進むにつれて驚くほどに悪くなる謎。
物語の真相を知った今となっては根本的な流れもちゃんと考え直した方がよさそうだけど、とりあえずちゃんとキャラの関係とかその内面を作りこんで書いた方がいいのかもしれない、みんなの行動が支離滅裂に感じてしまう。
後立ち絵で胸が時々見えてしまうのは、あれは意味があったのか…? あそこまで行くと不自然さしか感じなかったんだが、喜ぶ人がいたのかなぞい。
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[レビュー]彼女と俺の恋愛日常の感想
2017-04-01 Sat 00:00
<作品名>    彼女と俺の恋愛日常
<製作会社名>  parasol

彼女と俺の恋愛日常

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ。共通ルートは短く、各キャラ√も2-3hと短めなので、全体的なボリュームは少し不足と言える。

【推奨攻略順 : 遥→しずか→アリス→結花 】
攻略順にロック等はないので好きに攻略するとよいだろう。

CG
S
線ははっきりとしているが、淡い塗りの絵。立ち絵を中心に顔付近が少しふっくらとした印象もつ特徴的な絵。
全体的に綺麗ではあるのだが多少バランスの乱れがイベントCGを中心にみられる。
特筆しておきたいのはSD絵がとてもキュートでかわいいという事。。

音楽
S+
BGM25曲、Vo曲6曲(OP1/ED4/挿入歌1)
BGMは幅広く一般的なものをそろえたイメージなのだが、サブキャラ用のテーマBGMまで存在しているのは非常に珍しいといえる。
そして何よりも注目すべきは驚きのVo曲数だろう。特に各ED曲は各ルートを意識した歌詞の内容となっているので、クリア後にじっくりと聞いてほしい。

お勧め度
S
一般的な恋愛学園物。
すこし内容が薄く、エロ方面にウェイトを置きがちなので中身の期待しすぎに注意は必要だが一般的なだけあり、広く受け入れられる内容になっているはず。
一部√では同会社の過去の作品キャラ(or関係)が登場することも。

総合評価
S

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絵画コンクールに入選するために主人公は、特定のヒロインと行動を共にすることで外側だけではなく内面を描き出しすことにする、というのが物語のスタート。
基本的な作品の主軸としては、行動を共にすることでヒロインの抱える悩み――主に自分の能力と未来に対しての不安――の解決をし、学園祭を経てコンクールで金を取るというお話。

話によって大きくシナリオの雰囲気が変わるのはライターが3人いるからなのか、特に
アリスと結花√、遥√、しずか√でそれぞれ少し作風が変わるのが特徴的。
中でも実妹と恋をするしずか√はギャグの多いかなりはっちゃけた妹LOVEの√であり、過去の作品に出てきたキャラクター等の存在をよく匂わせている。
対してアリスや結花√等は堅実なシナリオとなっている。

良くも悪くも全体的に共通していることとして、主人公の基本スタンスが流されという事である。特に告白やHシーン、そのほか悩みの解決に至るまで、各部分で流されるうちにシナリオが進んでいることがあり、あまり主体性のない印象を受けた。

恋愛学園物としてメインに来るのが「恋愛」というのは言うまでもないのだが、その点に関してこの作品はタイトル通り「恋愛をしている日常」を淡々と描き出しているような印象が強く、あまり空気を読まずに唐突なHシーンを繰り返し挿入されるので(1キャラに付き6シーンあるので、仕方がないともいえるが…)そのあたりを真剣に読んでいる身としては、なおざりに作られた印象を受ける部分が多く、そのせいもあってか殆どの√において感情移入をすることができなかった。

もう一つ特筆すべき点として、「この作品でなければ伝えられないこと」と言える信念のようなものがぶれていたという事。
タイトルを踏襲して「恋愛日常」を描くのであれば、出会いから恋人になってからのやり取りをしっかりと描く必要があったように思うのだが、残念ながらその描写力に関しては他の一般的な萌えゲーに届かず、といったもの。
アクセントを加えるにしろなんにしろ、主軸をはっきりとさせて全体的な流れを決定したうえでしっかりと各キャラ√を作るべきだったのかな、と思わなくもない。
3人のシナリオライターをかかえて作品を作るうえではそのあたりの全体的な俯瞰的視点が不足していたような気がしなくもない。

コンフィグに関しては十分に機能がそろっており、プレイするにおいて困ることはない。

【総括】
一般的な恋愛学園物であり、それ以上でもなくそれ以下でもない、というのが現状の評価。

(ぶっちゃけコーナー)
ん~全体的に見ると普通の恋愛学園物なんだけど、ほんとにワンシーンワンシーンでいいものを持ってたりするのは確か。
ただ、凄く細かい表現とかが気になってしまうんだよなぁ…あとはもう個人的なレベルかもしれないけど、どうしても主人公が好きになれないんだよな。
自分本位で行動しすぎなのに、肝心なところは人任せ(ヒロイン任せ)みたいなのがちょっと多すぎた、あと芸術を扱うのはいいだけど、それもほんとにシナリオの一つってだけで作品として使いきれていないのも感じられたしなぁ。。。
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