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[レビュー]しゅがてん!-sugarfull tempering-の感想
2017-05-21 Sun 00:00
<作品名>    しゅがてん!-sugarfull tempering-
<製作会社名>  Recette

しゅがてん!

シナリオ構成
S
攻略キャラは3キャラ。
共通ルートは3-4h程度、各個別ルートも3h程度でミドルプライス作品ということを鑑みても、ボリュームとしては少し乏しい。

【推奨攻略順 : める→氷織→シュコラ→エピローグ 】
エピローグのみ全キャラ攻略後に出現。
シナリオによるネタバレ等はないため、基本的には好きなキャラから攻略すると良い。

CG
S
しらたま先生原画の作品。
この作品で最も魅力的であり、セールスポイントともいえる。
柔らかく、淡く描かれた絵はさすがと言えるほど完成度が高い。
SD絵も数は少ないがいくつか存在している。

音楽
S
BGM14曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
全体的に落ち着いているBGMはアコーディオンのような、明るくも落ち着けるものを採用しており高評価。
Vo曲に関しては「Candy a mine」の思い掛けない質の高さに驚きを覚えたことを特筆しておきたい。

お勧め度
S
18禁版ごちうさ。
甘い萌えゲーの世界観が好きな方にはお勧めしやすい作品。
シナリオというほどの内容は無く、あくまでかわいい女の子のかわいい姿を見るための作品。

総合評価
S

公式ページ
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ダイヤモンドダストの舞う美しい夜、『妖精の夜』の伝説が残る街。
そこにある小さな洋菓子店「フォルクロール」は長期のパティシエ不在により経営難に見舞われていたのですが、屋根から降ってきた記憶喪失の主人公―クロウ―との出会いによって物語は動き出す――

今作の主人公は記憶喪失という設定もだが、もとよりかなり控えめな性格をしているため、基本的に周りに流されるように行動することが多く、恋愛的描写においては良くも悪くも受け身になるので、一般的な恋愛ゲームとかなり一線を画している部分と言える。
また、行動のメインとなるのが洋菓子店『フォルクロール』を中心としたお菓子作りであることも特徴の一つと言えるだろう。

作品のテーマやミドルプライス作品ということもあってか、各ルートはシリアスな展開もあるにはあるが、基本的には非常に軽くプレイできる内容となっている。
全√クリア後に見られるエピローグにて判明する主人公の正体やその他明かされなかった各キャラの役割等についても重要な要素とはいえるものの、あくまで今作にとってシナリオ部分は飾りと言える。


そんな中、この作品魅力のメインと言えるのは雰囲気ゲーと言われるほどに酷似したごちうさ――ご注文はうさぎですか?――感だろう。
作品をご存知の方は驚くほど、かの世界観との共通点を見出せる程であり、悪い意味でパクリではあるものの、良い意味ではオマージュ作品と考えることもできる。
かの作品しかり、萌えやかわいいキャラクターのやり取りに注力するその姿勢は立派な萌えゲーであり、この作品の心臓部と言ってもよいほどしっかりと描写している部分である。

コンフィグに関して特に問題は感じない。

【総括】
しっかりとしたテーマ・世界観で描かれた作品ではあり、楽しめる分はあるものの、シナリオ重視の当評価ではこの評価が妥当。

(ぶっちゃけコーナー)
絵を担当した「しらたま」さんは今回初めて意識したんだけど、言われてみれば「恋×シンアイ彼女」の絵でも出会ってた。
凄く繊細できれいな絵は、作品の強みとも相性がよさそうだった。
とにもかくにも「ごちうさ感」がすごいわ…。
出てくるキャラクターがかなりかぶってるしなぁw
ここまで突き抜けると、色々な意味で認めざるを得んのかもな…。
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[レビュー]枯れない世界と終わる花の感想
2017-01-28 Sat 00:00
<作品名>    枯れない世界と終わる花
<製作会社名>  SWEET&TEA

枯れない世界と終わる花

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ。
大筋のシナリオが一本あり、クリア後にエピローグとして各ルートに分岐する形。
エピローグの分量は30分程度とかなり短いため、全体的なボリュームも少ない。

【推奨攻略順 : コトセ→ユキ→ハル→レン 】
差は基本的にエピローグのみなので好きなキャラからの攻略で問題ない。

CG
S
全体的に美麗といっても差し支えない質の絵。
時折見入ってしまうような美しい絵も数点存在し、綺麗な世界観を十二分に表現したこの作品の見どころの一つともいえる。SD絵も8枚ほど存在。

音楽
S
BGM23曲、Vo曲2曲。
BGMでは静かなピアノの曲が印象的で目立ってはいるが、中にはほんわかとした明るい曲も同じくらい存在しており、多様性はある。
Vo曲はやはり印象的なイントロで始まるOPに注目だろうか。

お勧め度
S
綺麗な世界観で描かれる作品。
話の作り自体も良く泣きゲー寄りの作品ではあるのだが、いかんせん話が短くかつ単調でルート間での差もないため、各人へのお勧めを特にする事はない。

総合評価
S

公式ホームページ
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いつもならば作中のあらすじや舞台を書くのだが、
その点で言えばこの作品はかなり特殊。
作中で語られる世界観は綺麗ではあるものの、説明はかなり曖昧。
ぶっちゃけ

どうやら他人を犠牲にする事で生きながらえる『天使』というものが周知されている世界であり、作品の主な舞台は小さな町であることがうかがえる。
主人公が行動の拠点とするのは、ヒロインの3姉妹が経営する喫茶店。
3姉妹はそれぞれ天使の役割を持っており、限界を迎えた住人を花に変え、世界に還元させることで世界を持続させているようだが、その役割自体のおかげで姉妹も生きながらえている・・・? しかしながら、その力を使えば使うほど天使の力に犯されて、いわゆる『死』にも近づいている。

作中ではこの力を「他人を犠牲にする」と表記しているが、上の要素を一つ一つ見て行くと、どうにもこのあたりの矛盾が激しい。
こういうところを見ると作者の「こうしたい!」という強烈な設定の強要が見て取れてしまい上手くない。

作品では、コトセ→ユキ→ハル(→レン)の順でヒロインを助けるのだが、各キャラを助ける際に選択肢が出現し、その選択によって個別ルートに入る事が決まる。
個別ルートに入る事が決まった場合、そのキャラクターの救済後に短い個別シーンが描かれ、その後は一般ルートと合流しすべてのエンディングが終わった後のエピローグとして、1h足らずのシナリオを見る事ができる。

物語の構造上、共通となるルートの話をしっかりと書ききらねば良い作品になりえないのだが、この作品はその共通部分に関しても少し手抜きを行っている。

各キャラの救済はたしかにお涙頂戴の設定を作ってはいるのだが、いかんせん登場キャラクターへの書き込みが足りない。
各ヒロインキャラに対してはもちろんなのだが、ルートに関連した重要なサブキャラクターも多く登場しており、それらのキャラクターを生かしきれていないのも、作品としての質を大きく下げる原因となっているだろう。
せめて個別ルートがない分、ここにシナリオの重点を置かなかったのは痛手。
分量的に無理という話であれば、各ヒロインのエピローグを削ってでも書くべきだった。
ポッと出のキャラが死んで、ヒロインが泣いて、主人公が助けて…というのを繰り返したところで、感動するわけがない。

また、シナリオとして主人公が助ける際に「どうにかこうにか」というのを使いすぎ。
たしかに、そういった作品が有るには有るが、それは「そうなるだろうな」という前提(努力)を書いているからこそ使える技である。
デウス・エクス・マキナはやはり批判されるべき演出だろう。

世界観や設定なんかは割と悪くないだけに、各キャラのスポットが当たるシーンをしっかりと書ききり、キャラクターエピソードを交えて、そのキャラの魅力はもちろん、プレイヤーの愛着をしっかりと定着させるべきだった。
BAD気味の各個別ルートを作る事で世界観の説明(天使の力を行使しなかったら・・・などのIF)を行う事もできただろうし、発展性はまだまだ有る作品だったはず。

それだけに、書き手によってつぶされて作品として少し悲しくも有る。

コンフィグに関しては問題ない。

【総括】
ミドルプライス作品として、という不名誉なセーフティーを使ってこの評価。
シナリオ以外は十二分に良作。

(ぶっちゃけコーナー)
今回は上でほとんどぶっちゃけてるからあんまりなかったり。
泣きゲーに見せかけてぜんぜんなけないしすぐ終わるし…。
ミドルプライスだから…という言い訳をしていいなら、この作品のシナリオを使うべきではないと言う話になるので、やっぱり書き手の問題なんだろうな。
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[レビュー]1分の2恋ゴコロの感想
2016-11-26 Sat 00:00
<作品名>    1分の2恋ゴコロ
<製作会社名>  天ノ葉

1分の2恋ゴコロ

シナリオ構成
S
攻略キャラは4キャラ。共通ルートは一般的なボリュームと言えるが個別ルートが短く1-2hほどでクリアできてしまう。
そのため、全体的なボリューム不足。

【推奨攻略順 : 小雪→みのり→陽凪→月凪 】
ロック等はないため、好きな攻略順で問題ない。

CG
S
全体的に線が堅いロリ風味の絵。
大きくバランスが崩れる等の品質的なミスはないが、立ち絵とイベントCGで受けるイメージはだいぶ違う。

音楽
S
BGM13曲、主題歌1曲という構成。
物語の長さが短かったため、曲数の少なさという意味ではあまり悪いイメージを持ってはいないが、改めて数えるとどうしても少ない。
全体的に強い旋律をもったものが多く、いい意味では印象に残りやすく、悪い意味では安っぽく映る。

お勧め度
S--
全体的な印象は昔の作品といったイメージの作品で、初心者にはお勧めしやすいと思っていたのだが、いかんせん全体的に品質が悪い。
詳しくは下記。

総合評価
S--

公式ホームページ
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両親を亡くした兄と双子の姉妹のお話。
主人公である兄は途中で学校を中退し、バイトをすることで姉妹二人を養っており、メインの活動場所は家かバイト先の喫茶店ということになる。

延期に延期を重ね、1年以上が過ぎた作品ではあるものの、全体的な完成度は低い。

物語自体にスポットを当てると、設定や状況はおいとくとして着眼点やテーマ自体は悪くない。展開自体も王道とは言えないものの他の作品でも使いこまれたオーソドックスなものである。
しかしながら圧倒的に描写力が足りない。
各キャラクターに視点を移しているが、そのタイミングが非常にわかりにくい上、無駄な心理描写などが多く、描くべきところが描けていない。
短く簡潔な物語自体を否定することはないが、今回の作品に関しては決定的に抜け落ちている印象を受けることが多かった。

演出や音楽について。
こちらは特に、公式HPで延期の理由を「シナリオや原画は完成しており、演出等のクオリティアップを目指して~」という文言があったにもかかわらず、まったく進歩している部分を感じることができず、一昔前の凡百な作品をやっている印象。

処女作といえども、フルプライス作品として販売するのであるならば、もう少し全体的なクオリティアップや経験を積んだ計画的な作品の作成を目指すべきだろう。

システムに関して、根本的な部分に問題はない。
しかしながらデフォルトの表示文字について一部の難しい感じに対応してないため、白紙表示になってしまっていたり、一部の文章が表示されなかったり(入りきらなかったり)ほかにも様々な不具合があり、ストレスを感じた部分もある。

【総括】
見るべき要素が少なく、評価としては非常に妥当。

(ぶっちゃけコーナー)
屋台骨としてのシナリオ(というよりテーマ)や原画は悪くなかったが、書き手の技量も足らず、演出等に光も見えなかった作品。
いかそうと思えばいくらでも活かせる部分はあるので、改善点をしっかりと把握して次回作につなげてほしいところ。
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[レビュー]ピュア×コネクトの感想
2015-07-28 Tue 00:00
<作品名>    ピュア×コネクト
<製作会社名>  SMEE

ピュア×コネクト

シナリオ構成
S+
攻略キャラは5キャラ。共通√が比較的に長く、個別も十分な量があるため全体的なボリュームは平均より若干多く感じるかもしれない。

【推奨攻略順 : 萌美→志帆→彩里沙→空→あゆみ】
攻略順は無いので好きな順番で良い。

CG
S
線は細いが、しっかりとした印象を受ける絵。数量は一般的で質も良い。
同ヒロインの立ち絵の種類も豊富だったのも驚いた所。
一番印象的だったのはやはり告白シーン用のイベントCG。
立ち絵に近い全キャラクター共通の背景&構図であったが、潤む瞳など細かい所に趣向が凝らされいる事には驚いた。まさに流れるBGMの曲名のごとく、雰囲気を変えるワンシーンにふさわしいものだったと言える。

音楽
S++
BGM26曲、Vo曲2曲(OP/E)という構成。
Vo曲の恋を歌った歌詞はどちらも瑞々しく、リズムもよい良曲で一聴の価値あり。
特に評価しているのはBGM、件の告白シーンで使われる「ここから始めよう」やエピローグ部分で使われる「幸せを紡ぎながら……」などは、作品としての価値を大きく上げた良曲として特筆しておきたい。

お勧め度
S++
純粋な恋愛作品として広くお勧めしやすい作品。
シナリオ自体に深さこそないものの、共通√はメタネタ抜きのギャグテイストで面白く読みやすい。さらに共通から個別ルートに至るまで、きちんとキャラとのやり取りや魅力が描かれており、終始楽しくプレイすることができる。

総合評価
S+

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今回の作品は冬のシーズンがメインの恋愛物。
主人公はまだ学生ではあるものの、活動場所のメインはバイト先である「ピヴォワーヌ」というパン屋&レストランのお店。

ヒロインを含めこのお店の関係者はやらたとキャラの濃い人が多く、主人公のノリのいい性格と非常に相性が良く感じた。
共通から個別ルートに至るまで(特にヒロイン以外のシーンが絡むものについても)、あの手この手で笑わせてくれる。
シモネタこそ多いが、メタネタが無い等好感のもてる所もあった。

ヒロイン達ももちろん笑いに使われているのだが、それでいてしっかりと魅力をアピールできている所も良いところだろう。
今回の作品で攻略対象となるヒロインは幼馴染や後輩、バイト先の同僚にはじまり、支配人や従姉妹まで、現在のゲームとしては立ち位置としてほんの少し特殊な方に属する人も。
そんな中で各キャラクターの抱える問題というのが本当に些細なことはポイントだろう、例えば当たり前すぎて異性としてみれなかったり、恋愛という物が分からなかったり、忙しすぎて恋愛が出来なかったり…etc。
そういった状況からみせてくれるのは本当にに当たり前と言える幸せ。
個別ルートに入ってから、大きな変動や展開という物は殆どないといっていい。
ただ順当に愛を深めていく二人を見る作品であり、それがまた何ともいえず癒される。
こんな日常があればいいな、と思わず思ってしまうことだろう。

この作品で最も評価する所としてあげたいのはやはり告白シーン。
それまで選んできた選択肢などによって、主人公は告白するかされるかを選ぶことができる。それ以降の流れは基本的に同じなので、差があるのはここだけなのだが、それを考えてもニクイ演出だった。
詳しくはプレイをして体感してほしいのだが、思わずタイトルの意味に納得してしまうほど純なシーンであり、BGMや潤んだ瞳の演出等等…その力の入れ具合に感服し、√によっては思わず涙ぐんでしまうほど。
自信を持って恋愛物として勧められるのはこのシーンがあるからこそである。

作中では選択肢として誰にメールを送るか、どのようなメールを送るかを選ぶことができる。その内容如何によってどのルートへ行くことになるか決まるというもので、システム的にまったく新しいものではないのだが、この作品の雰囲気にはとってもあっていたと思う。なにげない日常のやり取りから深まっていく興味や好意という物を自然と理解させてくれた良システムだろう。
付け加えて、特定のタイミングで好きな相手にメールを送ることができる。こちらは主に笑い等がメインであり、シナリオの流れには関係なかったが少々会話が変動したりと細かいところも見せており、上記と合わせて評価したい部分は多い。
しかしだからこそ、そのポイントを見逃してしまう事が多かった。
質の高いシナリオだからこそ、そちらに集中してしまい他の部分に気が回らなくなり、いつの間にか通過してしまっているという事が多々あった…。
せっかくの良コンテンツであるため過去の履歴等を見れるようにする等、もう少し工夫をすることで見やすい内容にしてほしい所。

コンフィグについては十分に使い易く不便に感じることは殆どなかった。

【総括】
萌え・ギャグゲーとしてだけではなく、恋愛物としても素晴らしい評価を与えたい作品であり、とくにその演出に関しては目を見張るものがあり、このジャンルの作品としてはかなり高い評価を与えた。

(ぶっちゃけコーナー)
ただの萌えゲーだと思ってやっていたら、思った以上に面白くて、どんどん世界に引き込まれていく。
そして気が付いたら告白シーンでウルっときて…個別√では可愛いなぁ…って思ってて、最後の方でまたちょっとウルっときて。
何というか特殊なことは殆どなくて、当たり前のことなんだけどそれが大事なんだなと思わせてくれるシナリオ運びだった。
たぶん、共通√を含め世界に引っ張る力が上手いんだと思う。
だから何でもないことでも一喜一憂してしまうんだろうなぁ…プレイし終わった後も少しの寂しさと共にいい作品だったと素直に言える。
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[レビュー] ちいさな彼女の小夜曲の感想
2013-11-09 Sat 12:00
<作品名>    ちいさな彼女の小夜曲の感想
<製作会社名>  feng

11_2013110820393337a.png

シナリオ構成
S
攻略キャラは5キャラで攻略も分かり易い。
全15~16章構成で9章までが共通ルートとなっている。
1章が10~20分程度と比較的短いので、全体のボリュームとしては少し少なく感じるかも。

攻略順に指定は無し
【おすすめ攻略順 : 水夏→茉莉→花梨→楓→汐音】

CG
S
線がかなり細く、淡い塗で幼く、そして繊細なイメージを受ける。
イベントCG数も多く、質も所々怪しいものがあるが概ね高レベル。
SD絵も豊富。

音楽
S+
Vo曲2曲(OP・ED)、BGM31曲(Vo曲アレンジ含む)という構成。
全体的に一般的な曲をそろえており、中にはBGMをアレンジしている物も数曲存在している。
特に綺麗なBGMの質が高く、重なる二人の想い」や「マリンブルーに沿って piano」などそこそこの破壊力を持つ物も。

お勧め度
S+
基本ハーレムゲーで、ギャグ成分の多い萌えゲー。
そのためあまりシナリオ部分に期待してのプレイは推奨しない。
ただ、読後感は爽やかで、基本的な部分が上手に作られているため、ジャンルを理解したうえで舞台や設定、キャラが気に入った場合はプレイを推奨したい。

総合評価
S

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【物語について】
海辺の町を舞台とした作品で、主な活動場所は喫茶店や学園となる。

非常に簡潔なイメージを受ける文章でテンポがよく展開も早い。
文章に慣れるまでが大変だが、飽きることなくスイスイ読み進めることができる。
また、非常にギャグ成分が多く、共通から個別に至るまで、いたるところにちりばめられており、また全キャラを絡めてくれるので、各キャラの性格・特徴等もよくあらわれており、その辺りは十分に書きこめていた印象を受ける。
特にキャラの中にはかなり特殊な性格をしている物も居るため、そういった部分をまろやかにするためにも非常に役立っていたようにも思える。

全体的に非常に軽い作品で、シナリオ部分にあまり重みはないため萌えゲー成分が多い。
また、初期から全キャラの主人公への好感度が高いためハーレムゲーでもある。
どちらかというと、素直に物語を展開をさせていくので、大筋は読みやすい。
しかしながら、細かいところを十二分に詰めて作ってくれていたので、小さな所で驚き等もある。

また、話自体は重くないのだが、いくつかの√でキチンとヒロイン達の失恋の様子が描かれていたのは好印象で、光るものが見られる。失恋までは行かなくとも、今後のスタンス等をきちんと描けていた部分に関しては高く評価したい。

日常シーンから個別ルートまで、ギャグを通して攻略していないヒロインやサブキャラを比較的よく動かせていたのもよい印象を受けた所で、そのため物語後半に至っても全キャラがよく出てきて、物語の明るい雰囲気が崩れていなかった。

上記のように、基本に忠実に作られているため、初心者から玄人まで、ジャンルさえ気に入れば十分に楽しめる作品となっている。

ただ、その中で気になってしまった点もいくつかある。
例えば、エロシーンがそれまでのシナリオでのヒロインのイメージを著しく崩してしまったり、EDの動画がOPを編集しているものであまり良くなかったり、と目についてしまう物も多々あった。

出来れば、もう少しシナリオを深く作りこんでほしかった、という意見もある。いまは舞台設定等かなりなおざりな扱いをしていたが、その辺りを使用したり、各キャラの山場をもう少し掘り進めたりと、物語自体の深みを作ってくれていれば二段も三段も評価を上げただろう。

コンフィグに関してはいくつか気になるところもあったが、一般的に使えるだろう。

【総括】
学園・喫茶店を舞台としたギャグ多めの萌えゲー。
シナリオ自体は薄いものの、その他の部分に光るものが見られる。ジャンルのせいもあって評価は低いが、評価以上の出来と思っていただいて構わない。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
複数ライターだけど、まぁあまり気にならなかったかも。
ギャグがホントよかったね、物語を勧めるときに各部円滑になったわ。
あと、失恋シーンはきちんと大切に描かれていたのが個人的にいい。
楓√とかね…でも彼女のルートのエロシーン、最後の方…あれはないわ。
汐音ルートは完全に読み違えていたから、水夏に気付かされた時は新鮮だったなぁ…。
絵も綺麗で、そのまま見入ってしまいたい物もいくつかあったし。
兎にも角にも、萌えゲーとして、ギャグゲーとしてなら高評価作品だと思う。
個人的に肌にあっただけなのかな?
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