自作の壁紙や泣きゲーレビュー公開しているブログ。チャットルームや自作小説もあります そんな鍵っ子小説家のブログです。
☆★☆★ 毎日0時の定期更新中。現在は壁紙制作・泣きゲーレビューが主活動 ★☆★☆





 


初恋1/1 のレビュー
2012-09-15 Sat 00:00
<作品名>    初恋1/1
<製作会社名>  tone work's

初恋1-1

シナリオ
S++
ルートは5本。選択肢は多め、でルートの長さも共通、個別合わせてかなり長い。
バランスも良く、容量は十分といえる
攻略純に指定はないが、碧ルートは最後の方をお勧め。
また雪乃と瑠奈のルートはどちらが先でもいいがセットでやるとよい。

CG
S
手放しで文句が無かった項目。正確には気になった立ち絵などはあるのだが、それを含めてもイベントCGは綺麗で下手な小細工なしで勝負していた。
枚数は容量を見ると当然ともいえる量。

音楽
EX--
さて…このランクを付けたのは何年振りだろうか。
昔と比べて自分のランク付けはかなり緩くなっているがそれでもEXは出すつもりはなかった。今回も「S++」にしておこうかと思ったのだが、それでは我慢しきれない。
BGMは32曲とそこまで多くない、中には過去のクラッシックをアレンジしているものもある。しかしVocalソングが10曲という大容量(OP+挿入歌+ED3種+各キャラの持ち歌)しかもどれも質が高い!
さすがI'veサウンドというべきか、BGMも素晴らしい!
作風に合ってるのはもちろん、むしろBGMの方が作品を引っ張っていく勢いで、これが無ければこの作品はこのレベルまで評価していないだろう。
一つ他の作品より頭を飛びぬけていた、そんな作品である。

お勧め度
S++
正直初心者にこれはお勧めしたくない…! だって、これ最初だと他の作品かわいそうだわ…。と、言ってられないのでこの評価。
全体的には「昔」の作品といえるこの作品、初めての方はもちろん、むしろいろいろなゲームを今までやってきた人にやってほしい。
いろいろやっているからこそ学べるものがある、この作品はそういう部類のものだと思う。

総合評価
S++

ストーリー
↑クリックすると公式HPに飛びます。

ビジュアルアーツ20周年を記念して造られた作品だけあって、その容量からも気合が入っているのが伝わる。
作品のモチーフはタイトルにもある「初恋」…なのだが、この作品はそれだけで終わらせていない。
ルートにもよるが、「問題が起こる」→「仲直り」を何度か繰り返すのだがそれは1度限りではない。
これが扱っているのは本当に他の作品と比べると見劣りしてしまうようなシナリオで、いわゆる「王道」と呼ばれるもの。失敗すれば駄作となるテーマをここまでうまく使いこなせたのは手放しでほめていい。
どこにでもある恋を主人公の心情と合わせとても丁寧に描いていた。
ドキドキするほどその物語展開はもどかしいほどにゆったりとしている。
リアルな恋愛描写を助けるのはスマホの操作演出だろう。
分岐などに使われてはいないが、彼女からの電話やメールなどは物語の雰囲気づくりに大きな役割をこなしている。
こまめにチェックするとさらに良く楽しめるだろう。
泣きシーンはドッカリくるものもあればジワリ来るものもあり、ルートに何度も見え隠れする。
もう少し踏み込めた雰囲気はあるが、作品の雰囲気的にはあえてこのくらいでよかったかもしれない。
丁寧な描写は同時に物語の中だるみが多い事にもつながり、そこが難しい配分であったように思うが今回に関してはベストに近い配分なんではないだろうか、不安な日々が続き、そして物語が回転する瞬間、良い歌やBGMだけに頼り切らず、演出、CG、書き手、それぞれができることをやりきっていたのが感じられ、現状できる最高の物を見られた気がする。

この中から最も評価したいものはやはり歌だろう。
むろんVocalソングもいいものなのだが、BGMが引けを取らない質だった。
物語の流れを助けた功績は大きいだろう。
それをわかっているのか、作品中ではよく歌を使っていた。
うまく使っていたことでまるで一種の映像を見ているようで、この作品の一つの強みとして十分な働きをこなしていた。

これだけべた褒めした中でなぜランクが「S++」なのか、1つは設定を生かしきれてない部分がある。
主人公の過去の「バスケ」への物語叶ルートで少しは役に立ったが、誰とも付き合わないルートとして自分自身と向き合うNomalENDなんかもいいかなと思える。
それは「未来」への成長を期待してのことでもある。
贅沢な話かもしれないが、まだできる、これ以上の物が作れる、この業界に果て無い…そういった部分を見せてほしいからかもしれない。
いろいろといったが、いい作品であることは変わりなく、ぜひ手に取ってやってほしい作品の一つである。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
個人的には強くお勧めしたい泣きゲー。
近年には稀に見る、変なひねりを入れない完成度の高い純粋な泣きゲーである。
曲の良さが、シナリオを助けているのが印象的。
まだまだ改良点はあるものの、泣きゲー好きならばきっと気にいる作品。
スポンサーサイト
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
| 青空の翼と過去の十字架 |