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乙女が紡ぐ恋のキャンバス のレビュー
2012-10-21 Sun 00:00
<作品名>    乙女が紡ぐ恋のキャンバス
<製作会社名>  ensemble


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シナリオ
S+
ルートは5本、選択肢が序盤に集中しており、共通がかなり短いのが特徴。
その代わり個別ルートは他のゲームよりも1~2時間多いので、全体の量としては十分か。
推奨攻略順はないが、紫月√は一番最後にするのがよい。
追加で言うならば幸→アナスタシアの方がよいかもしれない。

CG
S
素直に綺麗と言えるCGと立ち絵。
こった何かをしているわけじゃないが、各キャラの立ち絵の枚数なども多く、CGも普通に綺麗で満足。
絵買いの人も出てきそうだが、CGの枚数は普通のゲームと同程度。

音楽
S+
22曲あり、そのうち2曲がEDとOP。OPはテンポのよい曲なのが印象的で滑り出しには最適。
ただ、BGMに関しては”これ”と言える強い曲もなく、雰囲気を壊さない程度しかなかったので不足感。
他が頑張っている分、もう少し層を厚くしてみたいところだ。

お勧め度
S++
成分として、百合(?)、イチャラブ、ちょい泣き、キャラ萌え、燃え展開、絵…と広く浅く、
シナリオも綺麗にまとまっているため、誰にでも勧めやすい作品。
特に主人公が女装物ということで、百合成分もあるので、そう言うのが苦手だった方にもこれなら大丈夫かも!
期待しすぎない程度にやれば思わぬ広いものと喜ぶレベルの作品である。

総合評価
S+

ストーリー
↑クリックすると公式HPに飛びます。

上記でも述べたとおり、女装主人公物。
さらに追加で、主人公に声あり、基本戦闘以外は万能型の主人公である。
主人公が実は一番可愛い…など、それに関連した王道の展開がいくつもあるが、
それに追加して今回のテーマはタイトルからわかるとおり「絵」である。
そのため、地の文での説明から建築様式にいたるまで、美術関係単語がボンボンでる。
自分にはわからないが文章と背景などの連携もさせているなら、これはすごい。
全部が分からなくても問題はないが、とにかくすごさだけが伝わる。
だからなのか、全体的に非常に綺麗な物語(テキスト)だな、という印象を受けた。

物語導入のテンポは早く心地いい、そして主人公の不憫な扱いをされても、
見失わない家事能力の高さなどは絶句しつつ、個別ルートにて各話に入りこんでいく。
何と言ってもどのルートも絵に対する熱意がすごく伝わってくる。
これに関連して「美」という言葉にも非常に敏感だったように感じる。
導入の明るそうな雰囲気とは裏腹、どのルートも「絵」というテーマとからめて、
非常に深い考え方でテーマや問題と向き合っている。
ここでいいのはヒロインたちが最終的に「待つ女」になるところだろうか。
ヒロイン達は基本的に皆、強気でいつも主人公を引っ張ることが多いのだが、
だからこそ、最終的に主人公が頑張っているシーンに不覚にもちょっぴり燃え&泣けてしまう。

特にヒロインたちの魅力はかなりのもの。
脇役キャラにもしっかりキャラが立っていて、愛されているなぁ、とわかる。
ルートによってもキャラの印象が変わるのは特筆すべきところだろう。
本当にただ悪い奴だったのはヴォルフガングだけだった。
この中で物語の根幹となっているのが怜奈と紫月√で、この二人にはエクストラにAFTERも用意されている。
2キャラで、物語の全容が分かるが、特に紫月√は全体的な伏線改修、まとめになっており、雰囲気も良いため。
これを最後にクリアするのが個人的なお勧め。

どのルートにも予想以上の燃えるどんでん返しが用意されている事、
ギャグささやかなれど、センスが光るものだった事、脇役キャラ含むヒロインたちの魅力。
こういうものを鑑みるともう少しいい評価を上げてもいいところだと思ったが、
今回は少し厳しめでこの評価にとどめた。
マイナス評価を上げるのは難しいところだが、あまりにも優等生すぎた。
泣きシーンにしろ何にしろ、もうひと押しの何かが足りないため、涙腺決壊までには至っていない。
もうすこし、もうすこしプラスαがあれば、名作と呼ぶにふさわしいものになった事だろう…。
それだけに惜しいと思ってしまう。
ただ、そうは言いつつも現状で十分に良作と言えるので、プレイしてみようという気になるのならお勧めではある。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
絵をテーマにした作品。
正直、期待していなかった作品なので、予想以上の高評価となっている。
ほんと、掘り出し物だわ。
FDもあるが、そちらはシナリオを重視しているものではないので、
あくまで普通のFDとして楽しんでほしい。
昭江さんと主人公の絡みが一番この作品をあらわすと思うんだ!
よしえもん…。
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