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[レビュー]9-nine-ここのつここのかここのいろの感想
2017-06-22 Thu 00:00
<作品名>     9-nine-ここのつここのかここのいろ
<製作会社名>   ぱれっと



9-nine-ここのつここのかここのいろ

公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
今作はパレット初のシリーズもの、「nine」シリーズの第1作ということで、都√のBADとGOODENDのみであり、攻略時間は6-7hとかからないだろう。
ボリュームとしても普通の作品の共通ルート+個別ルートといった程度。
話のテーマは意外にもサスペンス要素ありの異能モノ。
作中では全く明かされない伏線や踏み込まれないキャラクターもいるため、そのへんに関してはどうしてももどかしさがある。
わりと暗くなりがちなシナリオ進行ではあるが、キャラクター同士の軽快なやり取りが大変面白く、飽きることなく最後までプレイ可能。
単体での評価が非常に難しい物ではあるが、次回作に十二分に期待は持てるものとなっている。

【 主人公 】新海 翔
妹が一人おり、それ以外に関してはかなり平均的な少年。
『ソフィーティア』に最初に気が付いた人物であり、「ユーザー」であるらしいのだが、能力が不明。
声アリの主人公。

9 nine ここのつここのかここのいろ

九條 都 【 S 】
アーティファクトのユーザーの一人。
大企業「コロナグループ」の令嬢。
しかし金銭感覚は庶民であり節約が趣味と言ってもいいほど。
成績優秀、料理も得意…とある意味理想の女の子ではあるが、その立場から壁を作られがちであり、そのことを気にしている。
類稀なる責任感を持っており、自分の得た能力を使って街で起こった事件を解決したいと思っており、主人公に依頼する事から物語が始まる。
個別ルートでは都の魅力を伝えると共に町で発生した事件に迫る内容となっている。
涙こそはないものの、萌え部分だけではなくシリアスな場面もしっかりと描かれており、読み物として自体は非常に興味深い。
しかしながら、如何せん短く消化不良となってしまうつくりであり、終盤はしっかりとGOODENDではあるものの、次回へのつなぎを残しての終了となっている。

【推奨攻略順 : 都BAD→GOOD 】
完全に一本道。迷うことはないはず。


CG : 【 S 】
和泉つばすさん原画という点が最大の魅力。
質に関しては言うまでもなく、量に関しても意外なほど豊富。
驚いたところはHシーンでの前編動画化だろうか…全CGが動くとまでは思っていなかった。
SD絵も何枚か存在している。


音楽 : 【 S 】
BGM13曲、Vo曲2曲(OP1/ED1)という構成。
BGMに関しては全体的に怪しいorくらい雰囲気の曲が多い。
数を聞くとどうしても少ない印象を受けるが、シナリオ自体が短いのでプレイ中はあまり気にならないはず。
OPの「ReAliZe」不思議な雰囲気を醸し出しつつも凛と歌い上げられた楽曲に対してEDの「ふたり」はすっきりと歌われており、終わりというよりは区切りの歌という印象が強い。


お勧め度 : 【 S- 】
正直単体でのおすすめ度は低い、どれくらいのスパンで今後の商品が出てくるか次第であり、次回作を待ってからでもよさそう。


総合評価 : 【 S 】
これ単体での評価という意味ではどうしても抑え気味になってしまう。
今後に期待するほかない。


(ぶっちゃけコーナー)
シリーズものの最初の評価ってのは難しい、特にこの作品は短すぎるってのがある。
一個の作品としてみるのは難しいしなぁ…。
レイラインくらい分量があれば正しい評価もできそうなものだけど。
とりあえずはどれくらいの期間をかけて出るかだなぁ…。
エロシーンに関しては普通に驚いたわ…その情熱を他のところに向けてほしいと思うのはやっぱり俺だけなのか…。
攻略可能なキャラクターに関してもそこまでいないはずだし、どれくらいで完結するのか謎。
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[レビュー]竜騎士 Bloody†Sagaの感想
2017-05-22 Mon 00:00
<作品名>    竜騎士 Bloody†Saga
<製作会社名>  あかべぇそふとすりぃ

竜騎士BloodySaga

シナリオ構成
S-
ハレームENDのみのシナリオは一本道。
全体の攻略時間は6-7h程度とかなり短い。
功略語にはほぼHシーンのみの各キャラアフターが出現する。

【推奨攻略順 : 】
選択肢はシナリオに影響無し。

CG
S
瑞々しさのある塗りのはっきりした絵。
イベントCGは全体的な完成度が高く、立ち絵には瞬き・口パク機能付き。。
グロ描写のあるイベントCGも多数あるため、苦手な人は注意していただきたい。
(※一応、設定で表示しないようにも出来る)

音楽
S
BGM37曲、Vo曲2曲(OP1/挿入歌1)と言う構成。
BGMに関しては非常によく揃えられており、各場面でしっかりと世界観を作る手助けをしてくれていたし、Vo曲はOPも挿入歌もどちらも同じ雰囲気の荘厳でありつつ、しっかりと歌い上げられた。
ただ、特筆すべき点があまりないのが現状で、挿入歌があるのはうれしかったのだが、やはりEDがただのBGMというのは寂しい。

お勧め度
S
恒例の騎士系作品であり、俺TUEEE系ハーレム作品。
抜きゲー(グロゲー)ではあるものの同会社の「略奪者の淫宴」の続編部分にあたる作品であるが、単体としても十分にシナリオは分かりやすい。

総合評価
S-

公式ページ
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人食い竜に襲われる国『ヴィルディルン』へやってきた『薬草師』のロイ。
竜による被害を受けた街の復興を手伝うため、騎士段所属の4人の騎士たちと過ごすことになる――。

主人公は同会社の「略奪者の淫宴」の主人公でもあったロイ。
当方は上記作品をプレイしていないのだが、前作で守れなかったヒロインたちの事もあってか『殺す事』を極力禁じ、自分の実力を隠しつつ薬草師として過ごしてきたそうな。
その過去と関連しているのかは不明だが、非常に控えめな正確でありながら作中ではほぼ最強。BADENDもない事から安心して見ていられる俺TUEEE系作品といえる。

シナリオのおおまかな流れは、竜の襲来によって被害を受けた街の復興を手伝いつつ竜討伐をめざす…というものなっているが、実際は子供の竜を育てたり、魔剣を探しに行ったり、妖しい集団と戦ったりと短いながらもバラエティに富んでおり、展開も速いので最後までサクサク読める事が特徴的。
しかしながらフルプライスであるにもかかわらず10h足らずで攻略出来てしまうシナリオ量については、言うまでもなく最大の欠点。

物語のメインとも言えるバトル描写はかなり無難。
読みにくくもないが評価できるほどの燃えシーンもなく、淡々とシーンが過ぎてしまうイメージがあり、終盤に至ってもそれは変化しないため、どうしても盛り上がりに欠けていた。
特に途中に挿入される謎の悪人たちとの戦いについては、敵の背後関係が一切判明しないまま始まり、なんとなく倒して終わってしまうと言うお粗末な物になっている。
バトル自体の描写も大切ではあるものの、主人公を含め全員の『戦っている理由』というのをまったく書いていないという部分に付いてはフォローのしようがない。
ただ時折挿入されるグロ表現やグロCGがアクセントを効かせており、そういったものに興味のある方にとっては入門程度にはなるかもしれない。

恋愛描写においても評価を付けがたいのが現状で、基本はすべて受身の主人公ということ意外は特筆すべき点もなく、失敗こそしていないが、いい部分を探すのも難しい。

強いて言うならば、ファンタジー世界であると言う事を利点に生かし、一夫多妻制の国を舞台としている点はわりと新鮮なのだが、だからこそ功略後のキャラクター間の関係を描写する難易度が上がっていたように感じたことだろうか。

主人公に声を入れていたり、きっちりとイベントCGを作っていたり、重要シーンで挿入歌を流したり…努力している点はしっかりと伝わっているのだが、いかんせん悪い部分が多く魅力と言える部分においても『コレ』といえる強みがないので全体評価が下がる。

コンフィグに関しては基本的なものがそろっており、プレイするのに問題はない。

【総括】
読みやすい異世界系作品ではあるものの、分量が足りないことや内容の盛り上がりのなさは致命的であり、すこし厳しいこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
続編だったと言うことに後から気が付いたくらいには、単体で違和感のない作品なんだけど、もともとシナリオのスタイルが背後関係を一切無視して進むタイプの作品だったので、主人公の過去とかどうでも良くなってたなぁ。
なまじテキストが読みやすいだけに良くも悪くも「俺TUEEE」を頭空っぽにして楽しむ作品って事になってしまうかも。
キャラとかは意外にストレートで魅力的だったし、敵キャラを含めてしっかりと書ききれていれば割りといい作品になった気もしなくはない…。
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[レビュー]シルヴァリオ トリニティの感想
2017-05-06 Sat 00:00
<作品名>    シルヴァリオ トリニティ
<製作会社名>  light

シルヴァリオ トリニティ

シナリオ構成
S
攻略可能キャラは3キャラ。
共通ルートに比較的量があり、各キャラ√も3h程度はあるので、全体的なボリュームに関しては十分か少し物足りない程度。

【推奨攻略順 : アヤ→ミステル→レイン→TRUE 】
3キャラ攻略後にTRUE出現するほか、ロック等は一切なし。
各キャラクター√は完全に個別の話なので、好きなキャラから攻略するとよい。

CG
S
線が堅く濃い塗りの絵。
言わずもがな、戦闘イベントCGが非常に多く、ただの一枚絵として表示するだけではなく、イベントCG部分のキャラだけを切り抜き、配置を工夫することによって、戦闘中などの表現にバラエティを与えている。
特にヒロイン以外のイベントCGが多いのも特徴だろう。
動画表現に関しては、あまり手が込んでいるような印象は受けず、以前の作品と比較してもレベルが落ちているというほかない。

音楽
S++
BGM38曲、Vo曲2曲(OP/ED)
特徴的なのは「」や「」のように、コーラス以上の声が入っているBGMだろう。珍しいという感想ももちろんだが、それ以上に完成度の高さに驚かされる。
Vo曲では特に主題歌の「天翔ケル蝋ノ翼、狂イ哭キテ焔ニ堕ツ」で、作中では要所において挿入歌のように使われるほどの良曲。
そのほかED曲もTRUE√で流れるGrand Verがあるなど、アレンジ曲も存在。

お勧め度
S
前作「シルヴァリオ ヴェンデッタ」の続編作品。
単体で楽しむことはできるが、基本的には上記の作品をプレイしていることを前提と考えておく方がよいシナリオ構成となっている。
前作の雰囲気が気に入っているのなら、購入しても問題ないだろう。

総合評価
S

公式ホームページ
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同会社の前作「シルヴァリオ ヴェンデッタ」の話から3年後のプラーガの町が舞台となっている今回の作品。
作中には前作の設定をもちろん引き継いでいるほか、関係キャラクター等も多く出演を果たしているため、前作プレイ済みの方から見るとニヤリとしてしまうシーンも多い。

逆に今回が初プレイという方でも楽しむことができるように作られてはいるものの、面白さという意味では半減しているほか、設定説明等が非常に薄いので作品について行くのが大変な部分があるのも事実。
以下の感想に関しては当方が前作を未プレイのため、感じ方に違いを大きく感じてしまうひともいるかもしれないので、その点だけ注意をしていただきたい。

基本的なシナリオについては、燃えゲーなのである意味投げっぱなしのような部分があるのは確か。どこまで燃えられるかというのがこういった作品の肝といえるが、今回は善と悪(光と闇)のような対極のそれぞれ視点から物事や心理描写をえがいた”すこし小難しい”話を中心としてバトルを行っている。
基本的なシナリオ自体は単純明快なのだが、その場面で扱っている話題自体は深いといえばわかりがよいかもしれない。
しかしながら、それが良くも悪くも物語のテンポを悪くしており、燃えゲーとしてはデメリット部分が多く働いてしまっているような印象を受けた。

もちろん、勢いだけのような燃えゲーよりは数段マシともいえるが、それにしても燃えゲーとして読んでいて飽きてしまうような作品は良いということはできない。

こういった作品――とくにlight作品において、戦闘シーンで重要となるのが各キャラクタ―の技(or覚醒用)の”詠唱”シーン。
今回も動画等を駆使して表現をしてもらっているものの…好みの問題かもしれないが、この辺りに関しても以前の作品と比べるとどうしても劣化しているようなイメージがある。

前作をプレイしていなかったためか、シナリオへのめりこめる部分が少なかったのも評価の低下へ大きく影響している。作中ではおそらく前作の内容と深く関係するだろう描写を多く見かけるのだが、一言でいうと「多すぎる」のである。
だからこそ、未プレイの人間からすると強い疎外感を覚え、満足に楽しめるシーンが少なくなってしまう傾向があった。そういう意味でも「完全新作」と考えるよりは割り切って「続編」と考えてしまったほうが良いだろう。

アペンドディスクでは前作では明かされなかったヴァルゼライドの顔の傷の理由も明かされている。

コンフィグに関しては基本的に問題はないものの、全体的にもっさりとした動作。

【総括】
基本的には「シルヴァリオ ヴェンデッタ」の続編として成り立つ作品であり、そういう意味では評価を高くできるが単体としてはこの程度。

(ぶっちゃけコーナー)
この作品が嫌い! というわけではなくて、「ヴェンデッタ」なしの単体で見た場合という評価。
しかしまぁ、燃えゲーとしての質はどうも下がってるような気がしてならない…べつにしっかりとしたシナリオがあるのはいいんだけど「相州戦神館學園」の栄光のような感動と驚きのロジックがほしかったりする。
あと、強くなることで発動する異能の段階をあげていく展開なんかもすきだったりする。
こういうのを考えたりすると、やっぱり好みの問題なのかもなぁ…。
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[レビュー]緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち-の感想
2017-04-22 Sat 00:00
<作品名>    緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち-
<製作会社名>  暁WORKS

緋のない所に烟は立たない -緋修離と一蓮托生の女たち-

シナリオ構成
S
下記にもあるが、共通√として1つの√が提供されており、その後クリアできるキャラクターは3人。共通√を含め各シナリオは2-3h程度なので、ミドルプライス作品相当のボリュームと言える。

【推奨攻略順 : 共通→津希→小夜→由利 】
1周目は強制的に共通ルート、その後好きなキャラクターのシナリオが選択可能。
由利√のみ、かなりグランドEDに近い終わり方をする√なので、一番最後に回すことをお勧めする。

CG
S
枚数こそ少な目ではあるが、硬い線質でしっかりと書かれた絵は高い品質を保っている。
主人公の立ち絵・イベントCGが豊富であることも特徴的な点と言える。

音楽
S+
BGM21曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
一番評価したいのは作品の雰囲気をリードし、しっかりと世界観を作り上げていたBGMだろう。「霧追い」等を代表とした落ち着いた雰囲気のものや「Truth Reason」等の”オシャレ”な曲はこの作品を構成するうえで欠かせないものと言える。

お勧め度
S+
日本伝奇作品を主体とした推理・サスペンス作品を一味ちがうものとして仕上げた作品。
全体的にスタイリッシュに作られている作品ではあるが、文体がかなり特徴的。
体験版で肌に合った方は徹頭徹尾最後まであの雰囲気を貫いてくれているので、お勧めしやすいが、肌に合わなかった方は素直に辞める作品。

総合評価
S

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―あらすじ割愛――

あっぷりけ制作「月影のシミュラクル」と同様のライトビジュアルノベルという形で発売された作品。
今回は4つある√のうち、共通ルートともいえる主人公――緋√(津希との出会いの話)を丸々無料でプレイすることができる。

内容自体はプレイすることが一番早く理解できるであろうが、かなり特徴的な内容なのは言うまでもない。
主人公の生業とする「かたり屋」はいわば「言葉」を使い、この世ならざる者に対抗する除霊師等にかなり近い物(本人は否定するが)。
各シナリオではそれぞれガシュウと呼ばれる妖怪を退治し、同時に物語の裏に隠れていた真相を語り終えるところまでがワンセットとなっている。

登場するキャラクターはかなり異質で特徴的。
その中でも主人公の緋は昨今珍しい声あり主人公であり、そのあり方は作中で「不思議の国のアリス」のチェシャ猫とたとえられる。
人を馬鹿にしているようで本質を見つめ、語る言葉は軽薄でありそうで真実を貫いている、という一癖も二癖もあるキャラクターなので、しゃべり方を含めて好き嫌いがかなり出る存在。
そのほかヒロイン達を含め作中では軽快な語り口調を中心としてユーモアあふれる雰囲気を演出しており、初心者から玄人まで楽しめるものにはなっているが、同様に嫌う人も出るタイプの作品と言えるだろう。
注意点として一つ上げられるのは、作中で扱っている言語がかなり幅広く、読み解くのにすこし力がいるという点だろう。
頭を空っぽにして楽しめる作品ではなく、じっくりと読み解くタイプの作品であることだけは注意しておきたい。

ミドルプライス作品という点で見れば、十二分によく作られている内容ではあるが、作中では明かされない主人公の過去や事実、人物その他もろもろを放置しているのも現状。
作中のポイントとなる部分に関しては明かしてくれているので、本当に気になるほどではないのだが、その結果如何ではFDを含む続編も作りやすいような作品となっている。

コンフィグに関しては言う事はなく、十二分な機能がそろっているといえる。

【総括】
非常に記憶に残る作品にはなっているが、ミドルプライス作品ということを含めてもう少しシナリオの内容を付けてほしかった、という意味でこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
主人公の語り口調を含めて、かなり気取った作品なので好き嫌いが出そうだなぁ…自分はそのどちらでもないように感じたけど、なんというかそれだけに注視してシナリオの内容が割と薄かった気もしなくない。
物語のパターンとして決まり切ってしまっていたから、作品の雰囲気に慣れてしまうと少し飽きてしまいそうだったしなぁ…。
由利√を先にやってしまうと後の√が壊滅的に面白くない…等々、物語として破綻しかねない構造になっているのも注意が必要かなぁ…。
嫌いじゃない、よくできている作品なんだけど、素直にはお勧めしにくい、そこにミドルプライス作品っていう要素も入っているからなおさらかも…。
まぁとりあえず、無料でプレイできる部分でたのしめるなら、後もずっと楽しめることだけは何度も言っておきたい、
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[レビュー]Re:LieF ~親愛なるあなたへ~の感想
2017-01-07 Sat 00:00
<作品名>    Re:LieF ~親愛なるあなたへ~
<製作会社名>  RASK


ReLieF.png

シナリオ構成
S+
攻略キャラは4キャラ、アイ√は個別というよりはグランド√に近く、その他のルートより少し内容が厚め。
共通も個別ルートも比較的量は一般的なのだが、読ませる内容であるために


【推奨攻略順 : 流花→もも→日向子→アイ 】
アイ√は最後に固定されており、それ以外は攻略順にロックなし。
どのルートでもある程度ネタバレがあり、わかる人にはわかってしまうので好きな順番でよいだろう。

CG
S
純粋な”絵”として、これほどまでに他の作品から抜きんでた作品はない。
おもわず一つ上のランクを作ろうかと思ったほどで、一つ一つの絵のクオリティが非常に高く、立体感はもちろん、色感やエフェクトに至るまですこしの妥協もなく作りこまれていることがわかる。はっと目を止めてしまうCGが10枚や20枚ではきかないのがその証拠。
近年様々な方法で『見せる』技術は発展してきているが、平面での『魅せる』という技術の限界に挑戦しているといっても過言ではなく、文句なしで評価したい。
言うまでもなく立ち絵の質も高い。

音楽
S+
Vo曲4曲(OP1/ED2/挿入歌1)、BGM37曲という構成。
BGMでは作品の内容に併せているのかピアノの旋律を使っているものが多く、ピアノ曲以外も全体的に静かで綺麗めの曲が目立つ。
Vo曲では「DaisY BelL-AlphA-」など、聞く人が聞けば思わず鳥肌が立つ曲を使用するなどのニクイところも。
ただ、あくまで作品の内容をメインにしているため、あまり曲で泣かせるような演出や物を使用していない。

お勧め度
S++
「Deep learning」など最近の話題も取り入れたガッチガッチのSF作品。
読み込ませる内容でシナリオもしっかり組まれているため、特に矛盾点がない事からもその筋の人たちには好かれるだろう。
逆に深く考えず、かわいいキャラとイチャイチャしたいだけの人などは少々つらいかもしれない。

総合評価
S+

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「もう一度やり直す」ということを可能にした『トライメント計画』。
それは離れ小島で、人生に行き詰った人などを集めてもう一度「学園生活のやり直し」を行わせる計画だった。

現代の社会問題として発生している様々な問題を受け止めるために、というような社会福祉的な設定で生まれた今回の舞台。
選ばれたのは仕事でうまくいかなかったり、とある事情で青春が過ごせなかったり、普通の学生生活が送りにくい人だったり…という人々。
そういった人たちが再び集まって小さな島でもう一度学園生活を送る…というのが今回の作品の舞台であり、物語の冒頭で語り部として選ばれていた日向子もそういった人物の一人だった。

物語の中盤までは彼女が立ち直る姿を描いたものになっている。
しかしながら真実の主人公は…。
あまり語るとなんでもネタバレになってしまうのであまり多くは語らず、この先は自分で確かめてほしい。

作品としての魅力を上げるのならば、最初に言うべきはやはりグラフィック素晴らしさだろう。
何も言わず公式HPを見ればわかるだろうが『美麗』『圧倒的描画力』という言葉がここまで似合う作品も珍しい。
特にCGに対して何か特別な演出をするということはないのだが、単体としてここまでの破壊力があるCGが、この枚数量産されているということ自体が称賛に値し、内容を置いておいたとしても十二分に購入者へのリターンはあるだろう。

もう一つ特徴的なのは、ヒロインとして登場しているのが一度学園生活を体験している『大人』であるという事。
キャラクターによっては一人でお酒を飲んでいたりと、普通の学園物とはすこし違う大人の女性というリアル(?)なキャラクター性が垣間見える。

そしてなんといてもシナリオの根幹にあるSF要素だろう。
ある意味これを言ってしまう事こそネタバレのような気がするが、作品の要素の一つとしてはしっかりと伝えておきたい。
泣かせるシナリオもあるにはあるのだが、基本的にはしっかりと物語として読ませるSF作品として受けたった方がよいだろう。

コンフィグに関しては基本的に問題はない。

【総括】
がっつりとしたSF作品としては最大限に評価したいのだが、ここまでくると何かもうひと押しほしかったというのが正直な感想であり、最終的な作品の総評となった。

(ぶっちゃけコーナー)

タイトルにもなっている「ReLieF」は救済という意味らしい。まぁ、この辺りは結構ストレートかも。
「Daisy Bell」の話が出てきたときに、「R.U.R.U.R.U」をやってた人は思わずあのシーンを思い出してしまったかもしれない。
さすがに曲としてはWHIET-LIPSさんの「誓いの言葉」には負けているような気がするが(勝ち負けの話じゃないけど)、それでもやっぱ少し鳥肌。
テーマとして最近こっち(伏せます)の方面での話題ってのも増えてきてるから、そういう意味では時代の流れに乗っている作品でもあるし、いろいろ考えていくと深い内容でもあるのかもな。物語の内容自体はそこまで難しい話でもないので、文系の人でもある程度楽しめるだろうし(時々整理しないときついかもだけど…)、広く楽しんでほしいというのが個人的な意見。
記憶には残るんだけど、最後が結構すんなり終わりすぎたのが悲しいかなぁ…。
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