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[レビュー]面影レイルバックの感想
2017-12-28 Thu 00:00
<作品名>     面影レイルバック
<製作会社名>   ハイクオソフト


面影レイルバック
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
電車の終着駅である『櫓名』を舞台とした、開発したい吉岡家と土地を守っていきたい櫓名家(地元民)との土地開発の対立と『再会』をテーマとした作品。

テーマとしてはかなりヘビーなものではあるが櫓名の面々は非常にのんびりとしており、そういった雰囲気がちょくちょくと垣間見えるため、プレイ中のストレスは意外と少ないが、全体的に雰囲気を重視するあまりにゴチャっとした文章になっている。
特に地の文の立ち位置(視点)がコロコロと変わるため、状況把握が一歩遅れる部分があり、意味が分かりにくいと言うことはないにせよ、読み手に対する配慮がないことが難点。
状況以上に登場人物がかなり多い作品なので(その割にシナリオは短い)、状況理解と共にそのあたりを把握するのに一苦労すると言うのが現状。

また共通はともかく個別√がかなり短いことも悪価の一つとなっている。
すぐに告白タイムに入ることはもちろんだが、その後に展開にしてもエピソードは基本的にトビトビになっており、全体的なシナリオはかなり乏しいと言って良い。
全キャラ攻略後には冬編ということでショートシナリオが解禁される。
こちらも全部あわせても1hほど、となっている。。

なおプレイ前には「泥亀の月」か特典の「椎名杳子の取材記録」をプレイすることを推奨する。評価が変わる可能性がある。(イロイロな意味で)


泥亀の月

泥亀の月√ 【 S++ 】  2-3h
正確には別作品となるが、面影レイルバックの主人公の父親をメインに添えた8年前からのお話であり、樹里のスタートともいえる作品の前日譚。
内容は非常に無骨なものでありながらも秀逸年かいい用がないシナリオ。
最初こそ驚きが多いが雰囲気に慣れれば、描写は的確でだからこそ自分の好きな部分だけを想像で補うものになっており、クセになる物語。
物語の最初にふさわしい短く濃い話となっており、共通√に入っていないことが悔やまれるレベル。
各サイトで無料配信されており、声が入っていないことが懸念としてあげられるが(特典「椎名杳子の取材記録」にはあるらしい?)、むしろ入っていないことで想像力が掻き立てられる物となっている。


共通√ 【 S-- 】  2-3h
発端となる櫓名の地や人々の紹介、そして主人公と樹里の登場による人間関係の変化、状況こそ簡単ではあるものの登場人物の多さのために分かりにくくなっている部分が描写されている。
そのほかメインの事件も含まれているものの、内容に反して非常に描写の薄いものになっている。
また、各個別ルートはその後の処理などで差分化されている印象を受ける。


面影レイルバック (2)
櫓名 いろは√ 【 S-- 】  1h
櫓名における土地を所有する当主。
過去の強引な地上げによる『吉岡』への敵意を持つ櫓名において、その吉岡の跡取りとなる主人公の正志に一目ぼれをしてしまう。
素直を絵にかいたような少女ではあるが、当主としての使命感は強く、ここぞというときの決断力は見もの。


面影レイルバック (3)
北浜 綾 √【 S-- 】  1h
櫓名では名誉とされる『当主毒味役』として幼い頃からいろはに仕えてきた少女。
当主のために身を捧げることを当然と考えており、無警戒ないろはに代わって警戒をすることもあるためか性格がきつく見える。
しかしながら、駄菓子屋で浪費してしまう可愛い一面も。

何の疑問も抱かずに『毒味役』を担おうとする綾に、樹里が待ったの声をかけたことで、自分に疑問を持った綾は『毒味役』以外の自分を見てほしいということで、一時的にその役を解任してもらい二人で過ごすことになるというお話。
なかなか自分の感情に素直になれない綾だったが、いろはの助言もありすなおになってからは甘い時間を二人で過ごしており、綾のドジで可愛いシーンが多くみられる。
いろはの事が完全に投げ出されていたのが残念。


面影レイルバック
吉岡 樹理√【 S-- 】  1h
吉岡建設最高経営責任者。
主人公の正志を吉岡家の義弟として吉岡建設の跡取りとして迎え入れた張本人。
経営に関してのすさまじいまでの能力があり、その世界にどっぷりと漬かってしまっているせいか少々常識はずれな行動もみられるが、正志の事となると一人の少女として数少ない親友のコービー、カービーとガールズトークをすることもある。

個別√では危機的状況を脱した二人の仲が一気に発展する展開となっている。
樹里の立場や主人公の立場の話がメインとなっているほか、今まで気持ちをため続けていた樹里のタガが外れる√でもある。
シナリオが短い中で精いっぱいいろはについて処理をした事については好印象。


面影レイルバック (1)
塩崎 檸檬√【 S-- 】  1h
吉岡建設における樹里の台頭を支えてきた秘書であり、吉岡邸の家政婦長。
実務能力も高く、代行として樹里の代わりに行動することも多い。
掃除が生き甲斐と言っていいほど好きでそれ以外には興味がない無感情な人間に見えるが、「今期を逃している」と心配を口にする一面もある。

後半の展開でケガをした主人公の面倒を見ることになった檸檬だったが、その行為が掃除と同じくらいに快感を得られることに気が付き…というお話。
無感情に見える檸檬の心がすこしだけ柔らかくなり、甘い雰囲気を感じることができる√。


[ 主人公 ] 吉岡 正志
今作の主人公。
基本的に寡黙っぽい性格で、会話をするシーンは主に地の文描写されており、吉岡のことに関してもそうだが基本的に巻き込まれ体質。
義妹のなのはのことを溺愛している。
同会社作品『さくらさくら』にて登場している。

【推奨攻略順 : 檸檬→綾→いろは→樹里 】
攻略順は基本的に自由だが、いろは&綾(ハーレム)√のみ、ロックがかかっている。
その他各キャラクタールート後に冬編が解禁される。


CG : 【 S 】
線は太く濃い塗りの固めの絵。
全体的な完成度は可もなく不可もなくといったところ。
立ち絵だけではなくイベントCGにも目パチ、口パク機能がある。
SD絵はシナリオに時折挿入される程度の物が一部存在。


音楽 : 【 S 】
BGM曲、Vo曲2曲(OP/ED)と言う構成。
BGMでは全体的に古き良きといった印象を受けるものになっており、特に3つのバリエーションがある「きらめく世界」はどこか懐かしく郷愁を煽るものとなっている。。
Vo曲ではなんといってもタイトル画面でも流れるOP、茶太さんの「面影レイルバック」だろう。どこか懐かしくなるゆったりとしたAメロBメロに対しての不思議なサビはいつまでも聞いていられる名曲。


お勧め度 : 【 S 】
田舎を舞台にしたハートフルなストーリー…ではあるのだが、いかんせん「泥亀の月」の出来に対しての本編のクオリティが低い。
上記の作品が良かったと思っても一歩考える必要があり、10th企画ということではあるのだが、購入にはハードルがある。


総合評価 : 【 S 】
各個別√が壊滅的な作品ということもあり評価としてはまだまだ低くしたいところだが、それを補えるほどの「泥亀の月」のシナリオもありこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
『さくらさくら』くらいしかプレイしたことなく、ハイクオソフト自体には詳しくはないんだけど、半信半疑で「泥亀の月」をプレイした時、「これは!」と久しぶりに思うほど良かったんだよね。
すごく粗野というか無骨というか、そっけない文章なんだけど、だからこそ登場人物の荒々しさみたいなのが如実に描ききれてる感じがした。
泥マサのあまり語らないところも、そこにマッチしてた。
ただ、それで全部行くわけでもなく、なんか中途半端に萌えゲーっぽさというか、かわいさみたいなのを売りにした…といっていいのかわからないけど、すごく中途半端。
まぁ個別のシナリオ分量がまったくないというあたりで「最初でネタ切れだったの?」と思わざるを得ないけれども…。
なんにせよ、根本に光るものが見られる作品ではあったのだけども造りきれなかったと言う感じがする作品。
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[レビュー]ひとなつの の感想
2014-03-11 Tue 12:00
<作品名>    ひとなつの
<製作会社名>  ハイクオソフト

001_20140310133919cb4.jpg

シナリオ構成
S+
攻略キャラは4キャラ+最後にワンシーン。
キャラは少ないものの、共通・個別は共に比較的量があり、全体量としては一般的か

【推奨攻略順 : 亜子→海雪→千春→巴梨】
攻略順に指定はないが、千春・巴梨は後に回した方が楽しめる。

CG
S
線は細く、塗は濃い。少し硬い印象を受ける絵。
立ち絵とCGで受ける印象がかなり変わり、特に光の加減による絵全体の雰囲気が別物。
枚数に関しても十分量確保されており、中には少し気になるCG・立ち絵もあるが、慣れれば支障なし。
立ち絵・CG共にセリフに合わせ口パクあり。

音楽
S+
BGM18曲、Vo曲はOP・EDの2曲を把握。(ゲーム中で視聴不可)
OP「ひとなつの」も始まりを感じさせる良い曲なのだが、特にBGMが光っており「空は儚く遠く」や「想い」などのピアノ曲や「言葉」などの名曲ぞろい。
作品の雰囲気づくりに一役買っているといってよい。

お勧め度
S+
少し昔の学園青春物、という雰囲気が全体に漂う作品。
ただ、強い感動や、燃え、萌えシーンは存在していない。
最近の作品にはなかったどこか懐かしい気持ちを思い出したい人にはお勧めできる作品です。

総合評価
S+

公式ホームページ
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【物語について】
昔町にいたHEROを目指して、思い出の学園行事を復活させる! という趣旨の今回の作品。

設定や作風もあり、1990年代後半から2000年前半にあったようなオーソドックスな青春学園物の体で作られており、登場するキャラをはじめ、BGMなどもあわさってその雰囲気作りはかなりのもの。
ちなみに、ハイクオソフトらしい純粋な主人公の性格と三角関係も健在。

少し特殊なのは選択肢だろうか。
従来の物も存在はしているのだが、今回多く出てきた選択肢が夜の電話をかける相手と通学のバスの中での立ち位置である。
それらを決めることにより、各キャラとの距離感が縮まるとともに、各キャラの心象的なシーンとして心に残り、キャラ立てと共に主人公への感情移入度も高まってくる、効果的なものだったと言える。

そんな雰囲気もあって、作品はしっとりしながらもサクサクすすめることができる。
物語自体はある種王道的な部分が多いので、大筋の流れは想像できるのだが、細かい所で変化球も多く、飽き自体は来ないだろう。
そんななかで、各キャラしっかりと下地のあるシナリオが組まれているので、BGMと相まって涙してしまうようなシーンも多々ある。

唯一つ問題としては、上記のような期待感で「千春・巴梨」に入った時である。
物語の内容やこの二人の共通が長いことからもこの二人の√がメインシナリオに近いものであるということは分かるのだが、どちらもかなり中途半端な状態でおわっているということである。
今まで溜めた期待感を元に感動シーンがやってくるのかと思えば、ありきたりな消極的なエンディングとなり、まるで打ち切りのよう。
特に千春√はかなりの不完全燃焼で、どちらにしても不完全燃焼感は否めない。
また、全ルート後にタイトル画面「ひとなつの」の横にあるマークをクリックするとワンシーンが見られるものの、正直あの内容なら蛇足といってしまっていい。
どういったシーンなのか全く分からない上に、短すぎて伝えたいことの意味が分からない。

物語の内容上全てを解決するいいエンディングがないであろうことは察することは出来るが、それでももう少し別の終わらせ方があったように思えてならない。

コンフィグはSAVEとLOADが一緒になっていたり、音楽鑑賞が無かったり少し使いづらさがある。

【総括】
シナリオ・BGM・演出…全体を通して少し懐かしい学園王道物を構成できていたのは見事だが、一部期待を裏切る部分もあったのでこのランク。
もし、その部分が修正されていればさらに一段上のランクになったことは間違いない。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
序盤から雰囲気の良さはバリバリ感じてた。ある種王道な青春シーンやら、に焼けてしまうヒロインとのやり取りやら…主人公の性格が個人的に好きなのもあるんだろうけど。
電話・バスシーンが印象的だったなぁ…バスの運転手は出てこないけど、ある意味この物語の各部分をうまく演出していたように思うんだ。
それにしても二人の最後なぁ…サブヒロイン二人の流れが良かっただけにかなり物足りないわ…感動できる下地があっただけにもったいない。
なんかすごく打ちきりみたいなイメージがあったんだけど、やっぱ書く時間足りなかったのかなぁ…。
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さくらさくら のレビュー
2013-02-08 Fri 00:00
<作品名>    さくらさくら
<製作会社名>  ハイクオソフト

sakurasakura.jpg

シナリオ
S+
基本的にルートは4本?なのだが、主人公が二人いて、それぞれに2キャラ攻略キャラがいる。
そのため、共通ルートという概念もあまりなく、結果としてボリュームは多くなって、各キャラ4-5hというところだろうか。
攻略順もほぼ決定されており、その範囲内でならどの順番でもよし。

CG
S-
独特の硬さを持ちながら丸みのある絵。
立ち絵、CGともに綺麗ではあるのだが、ブレやクセも多くそこだけ減点、
枚数・カットイン等は評価したい。

音楽
S+
ギャラリー23曲中、OP、ED、挿入歌とVo曲は3曲。
量は少ないものの、BGMは多様性があり、層が厚い。特に「桜吹雪の中を行こう!」はGOOD。
Vo曲は有名なOPに始まり、あまり有名ではないがEDもかなりの良曲。

お勧め度
S+
いろいろな人からの評価、公式などをのぞいて判断した評価よりも、善戦したといえる。
泣きまではしないのだが、特殊な状況ながらも日常シーンが強い学園物としてお勧めしたい。

総合評価
S+

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テーマはズバリ『三角関係』。
それに沿って、主人公の攻略可能キャラは常に二人。
それをサポートする、MAP選択や、シーソーシステムなど目新しいものも多い。
物語の全体としての流れは、
最初に二人攻略→1年後→別主人公で二人→最初の二人のAFTERという流れになっている。
主人公時には声はないが、サブキャラとして登場するときは全員立ち絵、声があり、
立ち絵、CGに限らず、口パク、目パチがある。
また、攻略中二アイテムを入手していき、そのアイテムにもエピソードが付くなど、
とにかくシステムに関してはかなり頑張っていた印象。

三角関係を主題とした、ドロドロとした物語かと思いきや、
思った以上にギャグ色の強い作品で、日常が特に面白い。
地の文がほとんど無く、テンポが速いため、慣れればかなり心地の良い作品。
また、そんな状況で説明が不足した部分もあるが、それでも各キャラの心理描写など、
良く描けていたという事は素直に感服。
特にキャラのどちらかを選んだとき、フラグの折れる音がしたときは
挿入歌も駆使して、あわや泣かされる一歩手前の、切ない想いをした。
しかし、長く続かない泣き所、演出等も一歩及ばずと言ったところで、おしい。
どこまで行ってもギャグ色の強い作品であることだけが印象に残った。
それでも良い意味で、楽しい青春を良く描けていたと思う。
とにかく、キャラへの愛が感じられたのがこの作品で、
ヒロインはともかく、サブ…そして何より主人公への愛も感じられた。
全てをクリアすると現れるルートで、月見荘の住人となって、ゲーム内に入れるのは、良い演出だった。
つらつらとここまで語ったが、非常に感想に難しい作品である事を述べたい。
それは悪い意味ではなく、何か人を引き付けるモノがあるということで、
FDも出るという事なので、その人気は察してもらいたい。
結局、泣けなかったので低めの評価になっているのだが、
興味深い作品の一つとしては十二分にすすめられるだろう。

コンフィグに関しては少し不足部分が多くみられた、改善を願いたい。

(追記あらためぶっちゃけコーナー)
本当に感想に困るけど、普通のゲームっぽいのに、どこか違う一つ頭が抜けてる作品なんだよな。
あと主人公の徹。二人クリア後サブキャラ扱いになるけど、それでも愛すべき存在過ぎた。
主人公ここまで好きになったの久しぶりだ。そのときの攻略キャラによって、徹がどっちと付き合ってるかかわるのも面白い。
しかしいろいろ謎な部分も残したなぁ…FDで明らかになるのだろうか。
ちょっと楽しみである。
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