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[レビュー]仄暗き時の果てよりの感想
2017-03-04 Sat 00:00
<作品名>    仄暗き時の果てより
<製作会社名>  MOONSTONE

仄暗き時の果てより

シナリオ構成
S+
攻略キャラは3キャラ。
プロローグですらボリュームがあり3h程度、その後の共通ルートも比較的量がある。
残念なことに各ヒロイン√は重複部分を除くと割と短く1-2hというところ。
全体的なボリュームは少し物足りない程度かもしれない。

【推奨攻略順 : プロローグ→駒子→恵里→由乃 】
プロローグと由乃√のみ、固定されているので、実質は駒子と恵里のどちらを攻略するかのみ(あと各BADEND)なので、基本的にはこの流れでいいはず。

CG
S
半分以上がグロCGという異常事態(ぉぃ
全体的な完成度はかなり高く、少しリアルかつ退廃的なイラストは作品にぴったり合致。
あんまりなその質に長く見ていたくなくなるほど。
その他戦闘・能力使用シーン、一般イベントCGもあるにはあるが、数が少なく質の上下も激しいのが正直な感想。

音楽
S++
BGM23曲、Vo曲4曲(OP1/ED3)という構成
BGMに関しては言わずもがな暗めのものが目をつく。
個人的に特筆しておきたいのはVo曲だろう。
「solfa feat.○○」という形で4曲そろえられており、そのどれもが名曲と言って差し支えない。特にOPの「leap in your mind」はイントロのすばらしさもだが、しっかりと歌い上げられたサビからも如実に伝わってくる妖しさは筆舌に尽くしがたい。

お勧め度
S++
ホラーサスペンス作品として名を残せる作品。
前作の「サクラノモリドリーマーズ」よりさらにホラー方面に寄った作品なので、そういった要素が好きだった方にはお勧めしやすい。
ちなみに、前作以上に戦闘シーンはない。
また、ホラーは言わずもがな、グロ耐性が低い方には一切おすすめをしない。
※絵はもちろん文字描写、音もすべて表現されています

総合評価
S+

公式ホームページ
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シナリオの内容はクトゥルフ神話を根本に置いたホラーシナリオであり、その他の要素として作中の様々な謎を主人公がタイムリープすることで解決していく、サスペンス物としての側面も持った作品である。

クトゥルフ神話を根本に…という話ではあるが、作中にそういったキャラが出てくるだけで作中ではそういう「怪物」がいるという扱いしかしておらず、一般的にプレイしていてそのあたりを意識することはないはず。

序盤から中盤にかけてはゾンビとの対決ということでかなりホラー的要素が強く、驚かせるため(怖がらせるため)のCGも出し惜しみなくどんどん使っていく。
その質はプロローグまでの流れをして完璧というほかなく、私から言えることは夜にプレイすることを控えることくらいだろう。

作品のもう一つの要素として、とある人物の捜索を中心としたいくつかの謎を追うシーンもあるり、島に存在する「不可視の怪物」と合わせて、シナリオ中での怖さと謎を効果的に深めてくれていた。
物語が進むごとに綺麗に回収されて行く謎も見事であり、そのあたりも見どころの一つと言えるだろう。

シナリオとして完成度が高い部分があるのは確かなのだが、どうしても説得力が弱いorどうしてこうなったのか謎な部分も存在している。
主人公の能力であったり、由乃√であったりと、そのあたりに関しては変な言い訳をすることもなく、気持ちのいいくらい完全放置。

また、ホラーやサスペンス部分に重きを置きすぎて、恋愛要素としての部分が完全に「オマケ」扱いされてしまっているのも悲しいところ。
プロローグくらいまではしっかりと描けていたその人々の動きも、中盤を超えたあたりからドのヒロインの行動に関してもパターン化してしまっており、各キャラの魅力というものがほとんど伝わってこないというのが実情。
もちろん恋愛以外の要素に能力をすべて注ぐのは大事なことなのだが、恋愛に絞らず、各キャラの√をしっかりと作ったり、キャラ自体を作りこむことで、シナリオ的に相互的な効果を得られることもあるはず、と個人的には思っているのでそのあたりをもう少し何とかできる部分もあるような気がする。

コンフィグに関しては基本的な部分がそろっており使いやすい。

【総括】
ホラーサスペンス作品としては一流、恋愛物としてはかなり不得手な作品。
全体的なレベルの高さや、平均から抜きんでたそのテーマを鑑みてこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
こわいよね、ホント夜やるべきじゃない。
プロローグあたりのゾンビがずっと続いてたらたぶん俺は死んでいた…。
シナリオとして綺麗につじつまが合ってる部分が多くて、そのあたりはすごくきれいなんだけど、最終√ともいえる由乃√、その最後のシーンあたりとかを見ると、「…あれ?」ってなるのが確か。
そのへんは書き切れていないだけなのか、そもそも私が見逃しているのか…、動機に当たる部分が結構少なかった気がする。
そういえば作中にサクラノモリドリーマーズの時に出てきた探偵のオジサンとかボダッハちゃんもでてきて、少しうれしかったのは秘密(ぉぃ
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[レビュー]シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~の感想
2017-02-18 Sat 00:00
<作品名>    シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~
<製作会社名>  Azurite

シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~

シナリオ構成
S++
全7章構成の作品。
1-2章は共通ルートで3章からは各章でキャラ分岐が発生する形となっている。
基本的にキャラ√1h程度と短めになっている。
原則として各章で一つの事件が発生するため、全体的なボリュームは十二分と言えるだろう。

【推奨攻略順 : ひかり→夏希→沙彩→百合子→萌花BAD→萌花→さくら→TRUE 】
攻略順に指定はないのだが、物語の形状通り、発生した分岐キャラ√をこなしていくのがよいだろう。

CG
S
線と塗りが濃く、肉感の強い絵。
立ち絵やイベントCGは完成度が高く見入ってしまうほどとは言えないものの、独特の質感の絵はエロシーンを含む肌が多く出るシーンで本領を発揮している。
多くはないのだが、バトルシーンだけすこし毛色の違う雰囲気になっているのも特徴的だろうか。

音楽
S++
BGM34曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
幅広くそろえているBGMの中で目を引くのはやはり探偵シーン関連の物。
特に推理シーンを代表とする「真相推理」や犯人決定シーン用の「犯人はお前だ!」などは特有の物だろう。各所で鳥肌物だった「決意の時」も特に素晴らしいBGMとして追記しておく。
Vo曲は高音がクセになるOPやEDのシックでかっこいい雰囲気に誰しもが虜になるだろう。
ちなみにEDに関しては萌花VerとさくらVerがある。

お勧め度
S++
SF推理サスペンスをメインとした青春学園物。
心が読める主人公がとある事件を発端として探偵として数々の事件を解決していくこととなる作品で、推理物、サスペンス物が好きな人には是非にお勧めしたい。
特殊能力も出てくるが、バトル等は基本的にないと思ってよい。

総合評価
S++

公式ホームページ
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生まれつき他人の心を読んでしまうという能力をもった人物が主人公の今作。
学校行事のために班を組まされることで出会った6人。
感じの悪い委員長系女子、クラスのマドンナ、自称霊感少女、お調子者、スポーツバカ、そして前から気になっていた少女――。
彼らと出会うことで物語は始まった。

この作品を簡単に表すなら、巻き込まれた”事件”を心を読む能力を駆使しつつ解決していく青春学園物なのだろう。
現に最初はヒロインの一人の体操服が盗まれるという事件の犯人に間違われるというシチュエーションで力を発揮する。
それが、クイズイベントになり、殺人事件になり…と章を経るごとにヒートアップしていくのは言うまでもない。

心が読めるということで推理者としては少し邪道な部分もあるが、「心の声」を出したのが誰かわからないという制約があるため、実際に誰が犯人なのかわかることは少なく、あくまで「論拠」の一つとして扱われることが多く、実際に問い詰める際には物証等をきちんと用意している。

シナリオとして推理の質は実はそこまで高くないのだが、ゲームのシステムを巧くつかいそのあたりをカバーしていたことに関しては高い評価をしている。
今まで似たような探偵物や推理物があったけれど、これほどまでに巧くプレイヤーを参加者として推理物の魅力を伝えられた作品は類を見ない。
質が高くない、とはいったものの6章のクイズ等、謎解き物としては一般小説に負けないレベルであることは保証したい。また、後半までは選択肢等を間違えても、何度も挑戦できるあたりも個人的にはうれしかったり。

推理(事件)自体も魅力なのだが、主人公がもともと根暗(能力ゆえに)で無気力な人間だったはずなのだが、物語が進むごとに探偵としての信用を勝ち取っていき人間関係を作っていく様をきちんと描けていることに関しては手放しで称賛したい。
個人的には「犯人はお前だ!」を綺麗に言えない主人公に何度も愛おしさを感じたし、だからこそ人間的な主人公がステップアップしていくごとに自分ことのように喜びを覚えた。

推理論拠の一つとして扱われている「心の声」を各キャラの心理描写として使用しているシーンがあるのも魅力の一つだろう。
一対一での会話などで心の声を聴かせるシーンは作中に多くあり、作品自体が持つ設定を巧く使いキャラクターを作りこめており、だからこそ作中に出てくる班のメンバーすべてに愛着を持つことができる。
作品には魅力的なキャラクターが驚くほど多く出てくるが、その中でも班メンバーはやはり別格といってもよく、そういう雰囲気に持っていけたからこそ、終盤には泣きシーンを作れた部分もあるのだろう。

推理物というと謎解きがメインのように思えたが、セットである「犯行動機」が物語で重要になるようにこの作品では「心」をとても大切に取り扱った作品であり、楽しくもあり、悲しくもある非常に読み応えのある作品に仕上がってたといえる。

コンフィグ等にかんしては基本的な部分についてそろっており、プレイに支障なし。

【総括】
本格的な推理アリの青春学園サスペンス物として不動の地位を築いたといっても過言ではない名作の一つであると自信を持って保証する。

(ぶっちゃけコーナー)
推理物って小説でも結構苦手な部類になるんだけど、これはほんとにおもしろい。
純粋に面白いと思えた作品はそういう意味では久しぶりなのかも。
推理要素以外にも面白いところが多かったのが振り返った感想でもある。
主人公が好きになる作品はやっぱり面白くなりやすいなぁ。
そういえば推理物というと過去にはあかべぇさんとかが作ってたけど、推理の質も違うし、古式迷宮みたいな変な選択肢制度でもないからすごくプレイしやすい。
あとエンドあとに各キャラの声優コメントが聞けるんだが、皆適当なこと言いすぎて笑ってた。くすはらゆいさんが最後の最後まで本当のことを言わな過ぎた…。
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[レビュー]罪恋2/3の感想
2016-11-05 Sat 00:00
<作品名>    罪恋2/3
<製作会社名>  Campas

シナリオ構成
S--
選択肢無しの一本ルート。全体的な攻略時間は5-6hといったところで、
ロープライス作品としては一般的なのだろうか…。

【推奨攻略順 : 選択肢なし】

CG
S-
線が細く、すこしテカリのある絵。
室に関しては少し慣れない部分が多く、立ち絵・イベントCGのどちらにも評価に振れ幅がある。
物語のボリュームに見合った量。

音楽
S
主題歌として「Small sin to the love」があるほか、BGMが数曲。
(クリア後に鑑賞が不可能なため、局数は不明)
OPに関してはノリもよく独特なリズムの良曲。
BGMは数が少なく、印象も薄いので評価しずらいのが現状。

お勧め度
S--
ミドルプライスやハーフプライスというのは手に取りやすい価格ということで多くの方が手に取る作品といえるのかもしれない。
今回の会社Canpasはウソシリーズで有名で、ある意味ブランドとしても安定しているともいえるが、今回の作品に限ってはお勧めしずらいのが現状。
なんといってもシナリオが悪いのでフォローはできない。

総合評価
S--

公式ホームページ
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ある日親友の少女が屋上から落ちてきた。その現場を目撃し、落ち込む主人公とその妹だったが、その少女は幽霊となり再び姿をあらわす。そして転落の原因を調査することになるのだが――。

今回の作品の登場人物はざっくりと3人。
主人公、妹、親友の3人だけである。さらにいうと簡単な三角関係でもある。
…物語としては実はこれだけで、作中ではそのあたりのことをボカせもしないのにぼかしつつ、親友が死んだ理由を「私(俺)のせいで・・・」というシーンが多い。
ショートストーリーとしての素材としては悪くないのだが、いかんせんストレートすぎて物語が一瞬で読めてしまう。
それを面白みのない文章で延々とつづられているので、どうしても好きになる人は少ないだろう。こういったゲームの経験が多ければ多いほどその傾向は高いように思える。

物語の傾向上どうしても心理描写が多くなるのだが、書き手の独りよがりな心の動きに振り回されることが多く、。どうしても生きている人間の感情として伝わってこない。
結果として書き手が好きに”人形”を動かしているように感じてしまうのが現状。
ストーリーの再構成と重要な心理描写の丁寧な書き起こし等をもう一度考えて作り直さない限りよいシナリオにはなりにくいだろう。

【総括】
評価としては読む意味もあまりないのでこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
ん~普通につまらなかったってのが感想。
ぶっちゃけて言うと全部スキップモードでも作品を読めるくらい、中身はスッカスカ。
物語の基本的な起承転結の「承転結」の部分がそれぞれ悪いのが原因だろう。
シナリオに関しては少なくともまだまだやることはあるはず。
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[レビュー]ISLANDの感想
2016-05-27 Fri 00:00
<作品名>    ISLAND
<製作会社名>  フロントウィング

ISLAND.jpg

シナリオ構成
S++
BADENDを含めてEND数は17個、一瞬で終わるBADがほとんどなのだがそれでもボリュームは十二分な量となっている。

【推奨攻略順 : 夏蓮→紗羅→(ry 】
攻略順は最初の二人をクリアした後は1本道となっている。

CG
S
安定した高品質のCGで立ち絵・イベントCGともに美麗。
全年齢対象ということもあり、一般的なイベントCGの枚数はかなりの量となっている。
特に夜や海の風景が関連したイベントCGは印象的。

音楽
S++
BGM40曲(Voのinst,アレンジ含)、Vo曲3曲(OP/ED2)という構成。
数が多くヴァリエーションが豊富なことは言うまでもないが、そのなかでもSF物らしいBGMが多くそろっているな、というのが最初の印象。その中でも久しぶりにピアノ系BGMで「この感情は使命」は涙腺を刺激してきた。
Vo曲も良曲がそろっており、全体的に質の高さがうかがえる。

お勧め度
S++
タイムトラベル系作品が好きな方には久しぶりにおすすめできるガッツリとした作品。
作中には多くの物理的な話も出てくるのでしっかりと理解するのは少し辛い。
逆に今までの軍事風主人公やその雰囲気が好きな方には別系統なのでお勧めしにくい。

総合評価
S++

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意味深な始まりに考えを巡らせる暇もなく、破天荒な主人公の行動や言動に驚き通しとなる物語の序盤。その行動にやっと慣れてきたと思えば次に気になるのは舞台やキャラ達の抱える秘密、何よりも主人公の失った過去の内容、そうした疑問に思いを巡らせつつも展開していく現実の物語が複雑に絡まり合っており、いつの間にか物語に引き込まれてしまう、そうしていくうちにこの作品がガチの時間系SF作品だということを知ることとなる。

何が真実であり何が嘘なのか、新事実が発覚しては新しい理論を考え、また新事実が発覚して否定され…特に序盤、夏蓮と紗羅√をクリアするあたりまではこうした繰り返しになり、頭をかなり使うことになる。
もちろんある程度は説明されるが、物語の流れを早めるためなのかテンポを保つためなのか、割と最小限なので何度か読み返す必要もあり、純粋にキャラのかわいさを堪能したい人など、苦手な人は多分敬遠してしまう作品の一つになるだろう。

この作品の魅力として挙げられるのは大きく二つ「大きな論理的破綻がないこと」とそして「展開が予想できないものであること」だろう。
どちらもSF作品としては十二分に大切な要素と言え、特に作中で行われるタイムトラベルの方法論においては、思わずその可能性を信じたくなるものであったほど。
そしてそのタイムトラベルを使った展開は最後までプレイヤーを驚かしてくれ、SF要素以外のストーリー的な魅力と絡めて十二分なセールスポイントと言えるだろう。

主人公を含むキャラクターのユニークさもこの作品の魅力の一つとして欠かせない。主人公は言うまでもなく、ヒロインやサブキャラクターまで暗くなりがちなシナリオを支えるギャグ等

少し残念というか作品の要素として、この作品は”完璧”に「完結」と「解決」はしないという事。それまでに十二分なほどの完成度とシナリオ量であったために、これ以上続けることにもメリットとデメリットが発生してしまうため、無理に続ける必要はなかったと考えるが、一部の人には物足りない終わり方となってしまっているかもしれず、よく言えば余韻のある終わり方、悪く言えば中途半端なものとなっている。

コンフィグやシステムには問題ない、フローチャートもあり攻略も行いやすい。

【総括】
純粋なSF作品として薦めたい作品で、ストーリーはもちろん音楽や演出等、全体的な完成度の高い作品なのでこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
最初にこの作品をやってた時は、割と主人公への忌避感が強かったかも。
そして、明らかに嘘をついているヒロインたちや島の過去に、ホラー作品を見ているような気味の悪さを感じることが多かった、
ただ、そういうことを気にしつつクリアしていったらどんどん明かされる真実に驚き「本当は何が起こっているのか」というのを求めて次から次へと文章を読んでいっている自分がいた。終わったと思えば次から次に新しい事実やシナリオ(続きの√)が出てきたりして、クリア中はすごくワクワクしていた。
作品のネタバレにもつながるから、レビューでも内容にはあまり深く突っ込めなかったが今年一番と言って問題ないレベルのシナリオゲーであることを再度言ってきたい。
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[レビュー]あけいろ怪奇譚の感想
2016-04-21 Thu 00:00
<作品名>    あけいろ怪奇譚
<製作会社名>  シルキーズプラス_WASABI

あけいろ怪奇譚

シナリオ構成
S++
攻略キャラは5キャラ。
キャラによっては共通する話は多く、個別√は割と短めの作品で、全体的なボリュームは一般的といえる。

【推奨攻略順 : 美里→葉子→るり&るか→ベルベット→佳奈→TRUE】
攻略順にはある程度指定があり、TRUE√は最後に攻略可能。
基本的に内容はこの順番に深くなっていくが、前のほうは入れ替え可能。

CG
S
妖艶という言葉がよく似合う独特の丸みがある絵は健在。
扱っている内容が内容なのだが、かなり抑えられている。
前作同様一部グロいものも。。。

音楽
S++
BGMは47曲、Vo曲は6曲(OP1/ED5)という構成。
BGMは47曲と記しているが、実際はInstやMusicBoxなどが前作のVo曲もあわせて数曲存在している。多彩なものがそろっていることは言うまでもないが、意外なのは穏やかな曲が数多く存在していることで、もちろん同程度の怖い曲なども存在している。
Vo曲に関しては前作と比較するとあまり破壊力はなく、OPなどは特に作品に合わせしっとりしつつもどこか妖しいものとなっている。

お勧め度
S++
タイトルからは予想しにくいが、前作「なないろリンカネーション」からの続編。
これ単体でも楽しむことはできそうだが、前作の登場人物などがよく出てくるため、十分に楽しむためにはやはりプレイは必須だろう。
前作が好きだった方には特におすすめしやすい作品となっている。

総合評価
S++

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今回の作品は公式的には同シリーズの新作と言われているが、実質的には「なないろリンカネーション」の続編にあたる作品で、作品自体のテーマもほぼ同様となっているが今回の舞台は学校ということもあり怪談、中でも七不思議等がメインになっている。

前作から2年後が舞台の隣町にて、飛び降り自殺で4人が死んだ。
霊感の全くなかった主人公はその事件に巻き込まれることとなり、吸血鬼や霊感のある少女(前作関係者)等と一緒に謎を解くことになるという作品。

扱っているテーマが怪談ということもありホラーシーンや悲しい話ががあるのは確かだが、ホラー作品としての「恐怖」ではなく「不思議」のほうにスポットを当てており、全員が協力して物語を進めていくその姿や、テンポよく挟まれるギャグ等に助けられて、全体を通して明るい気分でプレイでき、全体を通しての読後感もどちらかというと良い部類に入るだろう。
ストーリー中にはもちろん感動できるシーンも存在している。しかし、テーマ的な問題やBGM等を含め前作には劣る事も含めて感動度としては少し低い。その代り、しっかりと描かれているシーンが多いのでどの場面も安心して見ることができ、完成度の高さを感じる。中には前作同様に衝撃的なシーン(グロCG)等もいくつか存在しているため苦手な方にはその部分に関してのみ注意が必要。

前作で一番問題視されていた√間の差についてはだいぶ解消された印象があり、扱っているテーマは同じで、共通√も多いが、それでもかなり√間のシナリオの区別化が行われており、どのルートにもそれぞれの良さがあったように思う。
攻略順によってキャラに対して受ける印象が変わる作品というものがあるが、今回はどちらかというとそれに類する作品で、√によってはだいぶシナリオの核心部分に近いものをだすところもあるので、そこには注意が必要かもしれない。
むろん楽しみ方はいろいろだが。

コンフィグを含め、多くの機能が豊富にそろっており不便を感じることはないだろう。

【総括】
怪奇を扱った作品は多くなくその中でもさらに質のよい作品で、一部注意は必要だが多くの人にプレイしていただきたい作品なのでこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
前作は大好きだったけど、泣き成分は弱くなったかなぁ。そのかわりに怪談物の色を濃くしていっている感じ。どちらに進んでも面白くはなるのだと思う。
ぶっちゃけ曲に関してはそこまで…という感じもする。もともと戦闘シーンが豊富なわけでもないし、作品も明るいテーマのものとは言えないので、今回使用した「緋色の空」のようなしっとりとした曲が合うのだろうけど、作中にするっと流せる強い挿入歌とそれに合うシーンみたいなのはほしいのかも、完全に個人的な好みだけどね。。。
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