自作の壁紙や泣きゲーレビュー公開しているブログ。チャットルームや自作小説もあります そんな鍵っ子小説家のブログです。
☆★☆★ 毎日0時の定期更新中。現在は壁紙制作・泣きゲーレビューが主活動 ★☆★☆





 


[レビュー]景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~の感想
2018-04-26 Thu 00:00
<作品名>     景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~
<製作会社名>   シルキーズプラスDOLCE



景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

シナリオ : 【 S 】

現実世界へ帰って来た零一のその後を描いた話となっており、前作ではサブキャラクター扱いだった沙羅と七海がメインヒロインとなっている。
前作でヒロインだった4人に関してはかなり搭乗時間が少なくなっているため、その点だけは注意が必要となっている。

共通部分は3-4h、各キャラシナリオも2h程度しかなく全体的なボリュームとしては比較的少なめだが、FDとしてみれば十分量。

内容としては、前作同様の科学SF物となっており、短いシナリオも手伝ってか非常にわかりやすく、それでもしっかりとしたロジックが組まれている。
また、ギャグシーンに関しても割と力を出してきている印象が強く、ギャグゲーとしての要素もある作品と言える。
作中では重要人物であるシンカーが出てきたりはするものの、前作の不明だった点の補足シナリオという意味合いはそこまで強くなく、沙羅と七海を中心としてそれぞれの抱える問題にスポットを当てつつ、前作で『ハーレム』という選択肢を選んだ主人公に対しての作品ととらえるのが妥当だろう。


【推奨攻略順 : 沙羅→七海 】
途中の選択肢により各ルートに分岐するが、最終的に二つとも選ぶことになっており、シナリオ自体は一本道。


CG : 【 S 】
線は細く塗りの淡い絵。
追加枚数は多いとまでは言えないものの、1枚1枚の質がシッカリとしているのが特徴的と言える。


音楽 : 【 S 】
基本的には前作のBGMを使用することが多いため、追加BGM数は不明。
Vo曲としては2曲ほど追加されているが、質自体は悪くないはずなのだが、作品中で目立つシーンが後半に固まっているためか印象としては薄い。


お勧め度 : 【 S 】
ゲームを始める際にも出てくるが、前作『景の海のアペイリア』のプレイが必須になる作品であり、単品で楽しむのは不可能と言ってよいだろう。
前作のシナリオロジックや雰囲気が気に入った方には十二分にお勧めできるが、前作の補足を求めてプレイする方には注意が必要である事だけは付け加えておく。


総合評価 : 【 S 】
シナリオ自体は良くできている部分がある反面、物足りないものもある。FDであるということも前提であるため抑えめでこの評価に。


(ぶっちゃけコーナー)
取りあえず、単体で手に取ることなかれってことだね。
まぁFDらしいFDというべき作品なのかもなぁ、前作の雰囲気というか強みである近未来を舞台とした科学SF系の設定を活かしつつ、あまり難しくないロジックを展開させたのは素直に好感が持てるし、時折入るギャグシーンでも結構笑えた。
あんまり上の方では書いてないけれど、各ヒロインパートも意外に深いところまで書かれていたりして、沙羅と七海が好きだった人にとっては特にいい作品かも。
どうしても、前作の最後の方はさくっと終わってしまっているシーンもあって、物足りない人もいるだろうしそのへんの補足は結構ほしい所なんだけど、ただまぁ…どうしてもアペイエリアがいると無敵感がでるし、前作のシナリオがしっかりとしていた分、期待値は高くなっちゃうから続編という考え方は難しいのかも?
そういう意味では無難なFDという印象もある。
出来は良かったけどね。
スポンサーサイト
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]ヤミと祝祭のサンクチュアリの感想
2018-03-15 Thu 00:00
<作品名>     ヤミと祝祭のサンクチュアリ
<製作会社名>   あざらしそふと零


ヤミと祝祭のサンクチュアリ
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
主人公の幼馴染、亜梨栖の姉を探すためにお金持ちや高い能力をもった子女があつまる特殊な島『新座島』の学園へ転入するというお話。
舞台となる「新座島」は様々な謎や噂がある孤島で、様々な立場の人による思惑が渦巻いている他、作中には『怪異』という妖怪やそれに類する化物も多く登場しており、主人公操る『出雲龍古流武術』での格闘シーンも数多くある。
バトルありサスペンスありの伝奇よりの作品。

舞台設定は少々謎が多く、分かりにくそうなところも多いものの、そのあたりは登場人物である亜梨栖が宗司に説明するという体で適宜説明を入れてくれるほか、文章自体も割とすっきりしたものなので、読み飽きるということはないはず。
また各シーンにて伏線が比較的上手に張られており、√中盤~後半での回収が上手な印象を受けるほか、戦闘シーンの描写も甘い部分はあるもののBGMの助けなどもあり盛り上がりとしては十二分なものと言え、伝奇作品としてもバトル物としても楽しめる作品になっている。
ただ各シーンでの泣けるような盛り上がりシーンは非常に弱く、あくまで物語として楽しむための作品という印象が強い。




共通√【 S 】  3h
亜梨栖と共に新座島へ赴き、そしていくつかの『課題』を達成するまでが描かれており、一部BADENDっぽいものも存在している。
ハーレム物のようなある程度和やかな雰囲気もあるにはあるものの、どうしても裏にある謎が醸し出す不安が物語全体に暗めの印象を与えている。
多くの伏線が張られている他、主人公の規格外な所を印象付ける戦闘シーンも始めから割と登場している。
基本的には「起」「承」の部分ではあるものの、クローデットの性格(?)がコロリと変わったりと展開としては多め。


あざらしそふと零「ヤミと祝祭のサンクチュアリ」
姫神 亜梨栖√【 S 】  3h
姉を探すため、宗司を伴って新座島へと訪れた『姫神財閥』のご令嬢。
幼い頃に宗司に助けられてからは幼い時分を共に過ごしてきた。
作中ではブレイン的役割を果たす事が多く頭脳明晰で、自身も少しだけ宗司と同じ武術をたしなんでおり、その他自活能力等も高くスキがない。

個別√ではENDが3種類あり、TRUEに向けて分岐する形をとっており、一部√では彩夏ENDっぽいものも存在している。
もちろんテーマの中心は作品の根幹に関わる設定部分のお話であり、姉の行方だけではなく、『静』の正体や新座島の成り立ち、他の√も含めて謎だった部分が判明する√となっている。
基本的に常にクーデレであり、その性格や能力の高さから常に冷静沈着ともいえる亜梨栖が、どことなく強がりながらも恋愛のステップを踏み仲を深めていく様子が描かれている。


あざらしそふと零「ヤミと祝祭のサンクチュアリ」 (1)
綺堂 悠里√【 S 】  3h
おっとりとして引っ込み思案な性格が特徴のやや世間知らずなお嬢様。
亜梨栖とは古くからの友人で、島に慣れない二人に対してもよくサポートしてくれていた。
名前が似ていることからユーリエと仲が良くなったこともあり、形式上はユーリエの派閥に所属している。

個別√では彼女自身の能力についてと、とある『怪異』との対決について描かれている。
共通ルートでは皆から一歩引いた位置にいることが多い悠里だったが、個別√では主人公である宗司に並ぶようにして活躍するシーンも多く、見た目や共通ルートからの印象を変えられる人も多いはず。
また、恋愛方面においてはお互いに照れながらも愛情を素直に表現しようとする二人の様子が見ることができる√でもある。


あざらしそふと零「ヤミと祝祭のサンクチュアリ」 (2)
ユーリエ・フォン・フェルトベルグ√【 S 】  3h
ドイツ貴族末裔の令嬢で非常に人当たりがよく、同学年ではクローデットと同じ規模の派閥を築いているが、本人はあまり気にしていない。
日本をはじめとするサブカルチャーが好きで、当初は主人公を『ニンジャマスター』と呼び憧れの目線を向けてきていた。

協力相手としてクローデットではなくユーリエを選ぶことで彼女の個別√に入る。
前半は彼女のかかえる秘密について、後半は予科の生徒である雪那を絡めた『この世ならざる者』を主題に置いた√となっており、巻き起こる問題に主人公とユーリエの二人で立ち向かってゆき、同時に愛を深めてゆく内容となっている。


あざらしそふと零「ヤミと祝祭のサンクチュアリ」 (3)
クローデット・ベルフラウ√【 S 】  3h
フランス大財閥の令嬢でベルフラウ家は姫神家とライバル関係にあり、クローデットと亜梨栖も幼い頃にいくつものコンクールで競い合っていた過去がある。
尊大な態度に感じるが、それに見合う立場と能力を有した人物であり、学園では一大派閥を形成している。

クローデットに協力を申し出ることで個別√に入る。
テーマとしては彼女の家の問題を中心とした内容になっており、終盤ではさらに大きな存在についても示唆されるものとなっている。
態度が軟化してからは主人公に媚びるようなギャグテイストのキャラクターになっているものの、個別√内では彼女の真っすぐな志やその気高さ、他人を思いやる思慮深さといった面が全面に出されており、見直す人も多いはず。


[ 主人公 ] 出雲 宗司
人外に対するための武術『出雲龍古流武術』の継承者であり、ずば抜けた実力だが田舎育ちであるため世間に疎く純粋で人に騙されやすい一面も。
幼い頃に亜梨栖を救っており、そこから幼い時分を時折一緒に過ごしており、今回も亜梨栖の手助けのために学園へとやってきた。
朴念仁のようではあるが、それは護衛としての仕事が最優先だからで、基本的に彼女がほしかったり性的な興味がある事は確か。


【推奨攻略順 : クローデット→ユーリエ→悠里→亜梨栖ED3種 】
攻略順に特にロック等はないものの、亜梨栖EDは最後に回したほうが良いだろう。
また攻略後にはフラグメントという形で各AFTER等のSSが読める。

CG : 【 S 】
塗りが淡く、線がしっかりとした少し硬さを感じる絵。
質・枚数共に不足不満はなく十二分と言える。
シーン中にはグロい描写も若干あるのだかCGに関してはそういったものはない。
SD絵も多数存在。


音楽 : 【 S 】
BGM30曲、Vo曲2曲(OP1/挿入歌1)という構成。
全体的に暗めの雰囲気のBGMが目立ってはいるものの、その他のBGMについても強い旋律のものが多く、クローデットシーンでよく使われる「気高く咲く一輪の華」等はその代表ともいえるだろう。またEDがBGMだったのは少しだけ意外。
Vo曲についてはどちらもしっとりとした落ち着いたもので、亜梨栖TRUENDの最終盤で流れる挿入歌もDucaさんお得意のバラード調で泣かせそうなものになっている。


お勧め度 : 【 S+ 】
サスペンスをメインとしており、読み物としては十二分に高品質だがそれ以外の怪異とのバトルシーンにも見どころがあり、誰にでも広く楽しめる作品にはなっている。
ただし、ストーリー面に関して、あまり期待しすぎるのは禁物。


総合評価 : 【 S 】
全体的な完成度こそ高いものの、どうしてもあと一歩が足りずに一般的な作品に埋もれてしまっているイメージが強い。


(ぶっちゃけコーナー)
良く出来てはいるんだが…評価に悩んだ作品ではあるんだよな。
サスペンス部分というべきか、ストーリー自体は伝奇物よりで読み応えも結構ある。各ルートでのテイストも結構違うから飽きはこないんだけど…どっかで見たことある話だと言われればそれまでな気もしなくはない。
なんといえばいいのだろう、王道ではないからかもしれないけれど泣きシーンも燃えシーンも波が弱かったイメージがあるんだよな。
だから、物語としては楽しいけれど、過ぎ去ってみると印象がうすい作品になってしまっているのかも。
作中で泣かせようとしているな~と思えるシーンはいくつかあったんだけど、感情移入度が少なかったからなのか、それとも演出の問題なのかどうしても泣けなかったな。
戦闘シーンは、まぁこれは専門じゃなさそうだし文章のみでの表現がメインってのがあるから、何とも言い難いけど、俺TUEEEは嫌いじゃないからそのへんは楽しめた気がする。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]グリザイア ファントムトリガー 第3話の感想
2017-11-09 Thu 00:00
<作品名>     グリザイア ファントムトリガー 第3話
<製作会社名>   フロントウィング


GRISAIA Phantom Trigger Vol3
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
グリザイア ファントムトリガーシリーズの第三作目(3話目)。
今回のメインは学園でマークスマン(スナイパー)をやっている獅子ヶ谷桐花。
フィリピン山中でのシーンがメインとして描かれている。
それに付け加えて続きということもあって、前作でスポットが当たっていたマキの様子がレナと共に描かれているのも特徴と言えるだろう。


値段も相まって、シナリオはかなり短く3-4h程度。
いつもと変わらないノリですらすらと読める内容となっており、もちろん得意の重火器関連、サバイバル関連等々のコアな知識がいっぱい詰め込まれている作品。

それ以外に新しい要素として飯テロも辞さない覚悟で描かれていた食べ物の描写。
特に牛丼・ラーメンのシーンは時間によっては本当にお腹が減ってしまいそうなほど…。
同時にカエ○○レーなどのゲテモノなんかも紹介されている。

今までのキャラクターに加えて多くの新キャラも登場する、笑いあり、ほんの少しだけ泣きアリのそんな作品。


【推奨攻略順 : 選択肢無 】


CG : 【 S 】
時間に対しての枚数は割と多め。
質も安定して高く、SD絵もいくつかあります。


音楽 : 【 S 】
BGMについての追加がいくつあるのかは不明。
Vo曲は変わらず2曲(OP/ED)


お勧め度 : 【 S 】
ファントムトリガーシリーズの3作目、もちろん1-2作目をやっていないと楽しめない。
まとめて買う人はもう少し待ってもいいのかも?
次はクリスらしい。

総合評価 : 【 S 】
いわゆる分割商法作品ということもあって正式な評価はしにくい作品でありこの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
楽しんでプレイはできるんだけどね、もうすこしまとめてほしいというのが正直な感想。
単体で楽しむことはできないので、結局プレイするとなると全部買う必要がある。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]景の海のアペイリアの感想
2017-11-02 Thu 00:00
<作品名>     景の海のアペイリア
<製作会社名>   シルキーズプラスDOLCE


景の海のアペイリア
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
近未来の東京を舞台として主人公が偶然に自我を持ったAI(強いAI)である『アペイリア』を作ってしまうことから物語が始まる。
主人公たちがアペイリアの機能を使って作られてしまう完全没入型VRMMO「セカンド」がデスゲームになり、主人公はなぜかタイムリープに巻き込まれてしまう。そんな中で数少ないヒントからアペイリアを狙う存在に気が付く――魔法あり科学ありの仮想世界と現実世界で繰り広げられるAIと人間と時間の戦い。

作品は三羽√→ましろ√→久遠√→アペイリア√(TRUE)の順番に構成されており、選択肢等は出現するものの、上記の順番が変わることはない。
一本道の√ではあるものの、上記√はそれぞれしっかりと作られており、全体的なボリュームは一般的な作品とさほど変わりないといえる。

今回の作品で特徴的ともいえる要素が3つある。

一つ目が今作の主人公「零一」。公式的に変態と認定されており、エロに従順で基本的にどのシーンであってもエロ関係の話題でふざけていることが多いことから、基本的な会話は非常にバカっぽく、戦闘シーンの一部でも声があったりと力が入ってはいるのだが、どこかバカバカしいやり取り描かれているのは確か。仮想世界では複数のヒロインやそれ以外の女性キャラと関係をもつこともある。
しかしながら頭脳は非常に優れており、AI関連の知識はもちろんの事、状況把握や作品のメインともいえる頭脳戦のメインを担っていた。

二つ目がシナリオである。
正確に言うとテーマとなっている時間素行やそれに類する伏線で、作品の性質としてシュタインズゲートのような本格派の科学ADVに近い側面を持っている。
これらは非常に高いレベルで作られており、与えられた一つの状況で二転三転する現実を楽しめるのもこの作品の良いところである。
特に時間素行(タイムリープ)に関しても、「そういうもの」として置いておくことなく、量子論等を使った独自の解釈で、できるだけ現実の現象と齟齬がないようにじっくりと説明しており、それに付随した状況説明も作中では多く行われていた。
しかしそれだけに、内容が非常に難しくなっており、特に後半は解説用の図があるといえども理解には何度も読み返す必要があり非常に時間がかかる。

そして最後が魅力的なヒロインたちの存在である。
ある意味これは二つ目と被っている部分も多いのだが、秘密を抱えるヒロイン達と過ごしていき、そして協力して問題を乗り越えるシーン。そしてそのあとに待ち受ける展開。
変態的な主人公ではあるものの、恋愛描写はしっかりと描かれており、よく作られていた伏線と合わせて感動的なシナリオでは思わず泣いてしまうこともあるほど。

総じてすべてのレベルが高いということは言うまでもない。
しかしながら絶望的に相性が悪い要素があったのも事実。
科学ADVとしての側面が強かったところ、主人公がすぐにふざけるため力が抜け、すぐにヒロインたちの感動的なシーンに流れたりもする。
感情の起伏も非常に激しく、とくに冗長となりがちな説明部分で気持ちが置いて行かれる人も多くいるだろう。

上記の点を含めたうえでもシナリオがよくできていることを否定はしないが、最後の広げ過ぎた風呂敷のたたみ方を含めて、改善点は多くあり、泣きゲーとしては高く評価していないというのが今回の総じての感想ともいえる。


【推奨攻略順 : 無し 】
選択肢はあるが1本道の作品。


CG : 【 S 】
線が細く濃い塗りの絵。
枚数に関してはHCGが多めに用意されて入るものの、一般CGもある程度用意されており十分と言える。質もかなり高めで戦闘用のものから、日常シーンのものまで幅広いジャンルのものが多彩に描き出されている。


音楽 : 【 S 】
BGM38曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
BGMは数多く用意されており、現実世界と仮想世界という二つの世界に対応したものが用意されており、他にもAIをテーマとした「アペイリア」を代表とする不思議なBGMなどがあり、特に戦闘シーンや思考シーン等の暗めのBGMが多かった印象。
Vo曲はOPの「アペイリア」が印象的。BGMの同名曲とは違い、暗い雰囲気から始まる走るような旋律は非常にかっこいい。
対してのED「信じられるよ」はゆったりとした曲調。


お勧め度 : 【 S+ 】
時間遡行をテーマとした科学ADV、仮想現実を舞台とした剣と科学のファンタジー、そして恋と青春の物語。
要素としてはかなり含まれているが、もっとも評価できるのは科学ADVとしての側面であり、科学・近未来系、時間系の理論がしっかりと説明されている作品が好きな方にこそお勧めしたい作品。

逆にシナリオを深く読み込むのが苦手の方や、キャラの可愛さなどをしっかりと楽しみたい方にはお勧めしにくい作品。


総合評価 : 【 S+ 】
総じてシナリオはよくできているものの、全体的なバランスがとれておらず、改善点も見られる、泣きゲー重視の評価としてはこの程度。


(ぶっちゃけコーナー)
まず、凄い良く作られてるよね。
スリット実験とかはやっぱりその分野に少しでも興味を持っていた人間ならワクワクするし、ここまでしっかりとタイムリープについて考えていた作品もあんまりないと思う。
ただ、それだけにすごい理解が疲れたけどね。。。
何処に触れてもネタバレしそうだけど1点だけ。
上でも触れてたんだけど、簡単に言うと展開が不自然(というか早い?)。
というか、そうならざるを得ないんだけど、登場ヒロインや主人公たちの心は良く描写出来てはいたんだけど、すごく現実離れした場面だからこそ想像が追い付かないし、その「感情」に根差した「行動」というものにつながりを感じにくかったのかも。
そのへんをもっとはっきりとした…いや、はっきりと書いてはいるんだけど、もうすこしだけプレイヤー側に持ってきてほしかったのかも。
そういう意味では主人公が一番現実離れしてたかも。
まぁ、今回の主人公は感情移入するべきかどうかというのも一つの問題か。。。
時間・仮想世界・人間・AI…いろんなものが詰まった作品だから、最後の終わり方からも色々な解釈ができそうだし。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
[レビュー]サクラノモリ†ドリーマーズ2の感想
2017-10-26 Thu 00:00
<作品名>     サクラノモリ†ドリーマーズ2
<製作会社名>   MOONSTONE


サクラノモリ†ドリーマーズ2
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
『サクラノモリ†ドリーマーズ』(以下「1」)の個別√分岐地点からの続編を描いた作品となっており、公式曰くファンディスクではない。
シナリオはその続編部分とまどか√とが交互に描かれる形をとなっている。

シナリオは一本道で攻略時間も6-7時間とかなり短めで全部攻略後に各キャラ(+ハーレム)のHシーンが解放される。
それを含めても10時間もあれば終わってしまう作品なので、ボリュームとしてはかなり乏しいといってよいだろう。
主人公やヒロインの数に増減もないのだが、まどか以外は各個別√というものも存在せず、まどか以外のヒロインにおいてはあまり活躍シーンがない。

内容はもちろんホラー・グロ方面の話で、全て片付いたはずの桜之杜であらたな事件が発生するところから始まっており、前作同様お得意のホラー・グロシーンも多くある。
前作まででは「ボダッハ」や「いにしえのもの」といった、ある種の自然災害のようなものとの闘いという側面も強かったが、今回は人災と言える部分が多い。
また上記の点に付け加えて、こちらにも戦力があるので『仄暗き時の果てより』のような死に掛けの緊迫感や訳の分からない怖さのようなものは抑えられている。

2ということで、「1」の内容を把握していることは最低限(シナリオ内でも軽く回想はあるが、それでもすべてを把握することはできない)で、中には「1」からのキャラだけではなく、「仄暗き時の果てより」のキャラも登場したりもするため、発言の真意を理解するためにはそちらのプレイも必要となるだろう。
「1」からの登場キャラの背景設定なんかも出てきてたりはするので、続編的立ち位置ともいえるのだが「まどか救済措置」「ハーレームゲー化」という要素が強いのは確か。


【推奨攻略順 : 無 】
シナリオが一本道です。


CG : 【 S 】
独特の塗りの絵。
一般的なCGや立ち絵にかんしてはちょっと固めの筆質で書かれており、その出来も少々上下があるのが特徴的(特に男に関しては)。
ホラー&グロCGに関しては手放しでほめられる質となっている。


音楽 : 【 S 】
BGMは前作からのものを多く多用しており、どれが使われていなかったのかは判別不可能。
Vo曲にかんしては前作からのものも一部使われているが、OPとEDがそれぞれ1曲ずつ追加。
世界観にあわせた妖しい雰囲気の曲である。


お勧め度 : 【 S+ 】
残念ながらグロ・流血耐性の無い方、ホラーが苦手な方はプレイを推奨しない。
また、前作『サクラノモリ†ドリーマーズ』をプレイしていない方のプレイも推奨はしにくいだろう。
あくまで前作を気に入った方がプレイすると、という評価。
上記でも述べたが中には『仄暗き時の果てより』の登場人物も出てくるため、プレイしておいて損はないかもしれない。


総合評価 : 【 S 】
全体的な完成度は高いのだが、いかんせんFD的要素が強すぎて評価としてはこの程度。


(ぶっちゃけコーナー)
ホラーゲーってあんまりないジャンルだから、普通にプレイしていて面白いよね。
ただ本編は面白いんだけど、相変わらず個別√が光らない。
「仄暗き時の果てより」では結構いい感じの分岐があったように思えたんだけど、この内容だとどうなんだろう…。
まぁ、グリザイアみたいにシリーズにするのもええのかもしれんけどなぁ。
それにしてもあの終わり方は…少しふざけてるのかと思ったくらいだわ。
陰鬱な雰囲気こそすべて! とまではいかないけれど、なんか最後強引に「萌え?」にもっていってた気がして、そのへんが気になったなぁ。
一応伏線はいろいろ残してたし、土台的には3をやることもできるんだけど、どうなんだろうなぁ…「2」を作ってること自体びっくりだったし、「1」ではまどかがかわいそうだったから、その救済措置としての「2」はまだ受け入れられるんだけどこれ以上はさすがに冗長かなぁ…という想いもなくない。
拍手する
別窓で開く | ゲームのレビュー | この記事へコメントをする:0 | トラックバック:0 | top↑
| 青空の翼と過去の十字架 | NEXT