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[レビュー]ノラと皇女と野良猫ハート2の感想
2018-02-15 Thu 00:00
<作品名>     ノラと皇女と野良猫ハート2
<製作会社名>   HARUKAZE


ノラと皇女と野良猫ハート2
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
前作『ノラと皇女と野良猫ハート』の続編。
話としてはあるキャラクターのアフター等ではなく、共通ルート後の設定を引き継いでのシナリオとなっており、前作から登場していたヒロイン3人と、新ヒロインのアイリスを加えての4√構成となっている。
相変わらず勢いがあるテンポのいい日常シーンは健在で笑いに関しては最高峰と言っても過言ではないだろう。
もちろんそれだけではなく、Hシーンを含む各イチャラブシーンや泣きシーンといったものまで全てにおいてパワーアップしており、作品の完成度は高い。

会話を中心とした簡単な文章は慣れるまで人を選びはするものの、広く誰にでも楽しめるため最初から最後まで頭を空にして楽しめる。特に前作をプレイした人にとってはストレスなくプレイできる内容と言えるだろう。

ルート間の話はかなり差があり雰囲気も違うため、√によっては新ヒロインのアイリス皇女が空気になっている√も多い。
また、各ルート攻略後にはExtraということで前作ヒロインを含めたショートストーリーや定番の『ネコのお考え』等もたくさんあるのでこちらも見どころ。


共通√ 【 S+ 】  2-3h
新キャラであるアイリスとの出会いのシーンまでが回想シーンとして描かれている。
会話中心のテンポ良い会話と破壊力の高い笑いで構成された日常シーンは非常に魅力的。
シナリオとして新キャラの登場や新設定の存在等の障害はあるものの、基本的に勢いだけで読める文章で難しい部分は後回しという雰囲気が強い作風でもあるので、読みづらさというものは一切ない。
ただ、前作の説明などはかなり簡易的なので1(無印)を飛ばしてのプレイはやはりお勧めしずらい。


ノラと皇女と野良猫ハート2
アイリス・ディセンバー・アンクライ√ 【 S 】  2-3h
今作からの新規追加ヒロイン、アンクライ王国出身の忘却の皇女。
華やかでいつも明るく尊大、まさに皇女といった雰囲気をまとっているが、知識が乏しく空回りしてしまうことも多い。しかしながら非常に前向きな考え方をしており、時にはへこたれもするものの基本的にはすぐに立ち直ってまた前に勧めるそんな子。
彼女自体は割とかなり変なのだが、常識自体はあるので主人公の周りのメンツと絡むとツッコミ役に回ることが多い。

個別√では彼女の出身国『アンクライ』をテーマとしたシナリオになっている。
実はシナリオ自体は結構複雑でよくできているのだが、登場人物が主人公を含めて難しい話についてこれない人たちばかりなので、基本的に流されている。
アイリスについて、彼女がデレるのは割と早く素直ですぐに照れるシーンや前のめり可愛いシーンがふんだんに含まれている。イチャラブMAXともいえるほどシーンも充実しているため、十二分に彼女の魅力を堪能することができるだろう。
もちろん、寒さと寂しさを知っているから優しい彼女の本質的な美しさも見どころの一つと言えるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (2)
高田 ノブチナ√ 【 S++ 】  3-4h
前作からの昇格ヒロイン、主人公の幼馴染でクラスメイト。
相も変わらずぶっとんだ性格の子で、ノラや田中ちゃんや井田とつるんでいることが多い。

個別√ではアンクライ皇女一行が来る前の話となっており、前半は文化祭、後半はそれに加えて高田家の家族や過去の話を絡めた任侠にあふれたシナリオになっている。
彼女の性格上、イチャラブという成分は少ないがその分シナリオの完成度は高く、テーマとして含めた「生と死」や「親子の絆」というものを多くの魅力的なキャラクターとのやり取りで描き出している。
田中ちゃんとの手紙のやり取りや後半のノブチナの心情を吐露するシーンなどなど質の高い泣きシーンも多くあるうえ、テンポの良い笑いシーンもふんだんに含まれており評価としてはかなり高いシナリオと言えるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (3)
ルーシア・オブ・エンド√ 【 S+ 】  3h
前作からの昇格ヒロイン、パトリシアの姉。
姉のパトリシアと距離が近い主人公へを問題視している。

個別√では犬が苦手なルーシアのためにノラが奔走する話から始まり、ケガをしたノラの看病や果ては冥界のガルム一派のお話まで、テンポ良く去れども中身を充実させたシナリオとなっている。
ルーシアの優しさや抱えている闇といった彼女の本質的な部分を過去の出来事と絡めて描いており、彼女のまだ見えない一面が沢山みられる光と愛のお話になっている。
特に看病をする中で見える世話好きな一面やデレてからのルーシアの可愛さは言葉に表すことがほど素晴らしく、萌えて、笑えて、そしてほんの少し泣ける見どころがたくさんある良いシナリオといえるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (4)
ユウラシア=オブ=エンド√ 【 S 】  2h
前作からの昇格ヒロイン、パトリシアの妹。
最近は地上にも慣れて携帯をほしがっている様子。
相変わらず姉のパトリシアとの距離が近い主人公への当りはきつい。

個別√ではとあるきっかけから始まったアイドル活動を中心として、普段あまり交わらないノラとユウラシア二人の時間を描いている。
生意気なところもあるけど、基本は元気いっぱいで無邪気で天真爛漫を地でゆくユウラシアの可愛さがこれでもか、というほど描かれた√となっている。
他にも冥界の母(ユーラシアの母)の思惑なんかが絡んだ√にもなっているのだが、そこまで深い内容ではなく、あくまでユウラシアとノラが恋人のような時間を重ねてゆく様子が描かれた√となっている。


[ 主人公 ] 反田ノラ
前作からの主人公。
基本的にネコになっていることが多いが、時々キスして(されで)戻っていることもある。
今作でも序盤から家が氷漬けになったり、ドラゴンに襲われたりいろいろと巻き込まれている。

【推奨攻略順 : アイリス→ユウラシア→ルーシア→ノブチナ→(他Extra等) 】
攻略順に指定はない。
一部ヒロイン攻略後にExtraとして前作ヒロイン√等が解禁されるほか、一部『ネコのお考え』も追加されるため見ておくこと。


CG : 【 S 】
前作に引き続き、しっかりした線と濃い塗りの絵で立体感と質感のある絵。
前作ヒロイン等の立ち絵に変化はないものの、新キャラやサブキャラ達の追加が多く、また一部動画のような動きのあるシーンや挿入される背景がランクアップされているのも見て取れる。
イベントCGの枚数の枚数も多く、質も高いことから満足度も高い。


音楽 : 【 S 】
BGM複数曲追加、Vo曲7曲という構成。
OPの「クライングハート」は新キャラクターであるアイリスとその従者ノエルのCVをやっている花園めいさんと雨場つかささんが歌っている。
その他にもたくさん作中には挿入歌がふんだんに使われており、どれもシナリオと合わせて聞くと気分を盛り上げてくれたり、泣きシーンの演出補助になっていたり、時には哀しみのシーンを演出したりと多種多様な役割を担っている。


お勧め度 : 【 S++ 】
もちろん、こちら単体で楽しむこともできなくはないが、前作「ノラと皇女と野良猫ハート」をプレイしてから始めることをお勧めしておきたい。
前作が好きだった方は、過去のヒロインが攻略対象でない事のみ注意をしてプレイをしていただきたいが、Extra等でショートストーリーがあるうえ、黒木以外のキャラクターは割とよく出てくるので、そのあたりは心配ないだろう。
それ以外の完成度に関しては言うまでもなく高いので安心してお勧めできる作品である。


総合評価 : 【 S++ 】
全体的な完成度が高く、笑えるだけではなく、泣ける作品にもなっており、続編ということを鑑みてもこの高評価は揺るがない。


(ぶっちゃけコーナー)
何でこんな面白いんだろうなぁ、と思うくらい爆笑シーンがたくさんある。
ツッコミとボケのバランスがいいのかなぁ…新旧ヒロイン達もそうなんだけどサブキャラクターがすごく輝いているのもいいよなぁ。
めちゃくちゃにやっているように見えて、一つ一つにきっちりと魂があって、それ相応の行動と発言をしているから、説得力とかがあるのかも。
ふざけているシーンに見えてもその裏にはかなり重たい設定があったりするし、けれどもそれを引っ張らずに作風らしく明るく笑い飛ばすあたりがこの作品の魅力ともいえるのかも。
それにしても黒木さんがんばってんなぁ…何で海外いるんだろ、出演回数が必然的に少ないのに出てきたらスゲェ笑うわ。
アイリスのツッコミでも同じくらい笑ったけどアイリスと若干キャラ被るからか…? いやまさかな。。。 
意外だったのはノブチナ・ルーシアの√完成度がずば抜けて高かったことかなぁ。
特にノブチナ√はすごくたくさんの要素が詰まってて、すばらしさが正直一言では表せない…というか、ネタバレはあんまりしたくない√だしな。。。
もちろんそれ以外のアイリス√の背景とか、そのあたりもかなり真剣に考えると興味深いし、細かいところだと√によっては井田と田中ちゃんのペアとかそういうところも面白い部分が詰まってる。
いろんな意味で見どころが多くて、久しぶりに純粋に楽しめる作品だった。
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[レビュー]ワガママハイスペックOCの感想
2017-12-15 Fri 00:00
<作品名>     ワガママハイスペックOC
<製作会社名>   まどそふと


ワガママハイスペックOC
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
前作「ワガママハイスペック」のヒロイン4人のアフターストーリーとなる4篇と真ヒロインとなった奏恋・千歳・縁の3人のシナリオが追加されたファンディスク。
スタート画面から各ルートを選ぶ仕様になっており、新ヒロインを含めて時期や状況などは完全に別で独立したものになっていて、例えば奏恋√では新キャラの彼女の妹たちに立ち絵が付いたりと新しい要素も多少存在。

前作という大きな前フリがあるおかげか、ヒロインたちだけではなくサブキャラクターも含めて自由に動き回っており、日常シーンやこまかい部分でのキャラ同士の掛け合いが非常に面白くなっており、前作よりもパワーアップしている部分として挙げられるだろう。

各ルートも1hちょっとと割と短めではあるのだが、だからこそ話がコンパクトにまとまっており、話もテンポよく展開していくので見ていて飽きることがない。
何より伝えたい内容がしっかりと伝わってくるのが良い所だろう。
テーマである「ワガママ」ということに対しても各ルートで様々なアプローチをしており、そのあたりもうまく表現できていたと思える部分である。


ワガママハイスペックOC キャラクター
鹿苑寺 かおるこ√ 【 S+ 】  1-2h
かおるこの両親に挨拶したはいいものの、純文学作家と勘違いされてしまい主人公はかおるこの頼みもあって、純文学作家の振りをすることになる…という話。
前半は舞台を田舎のレンタル古民家に移してのイチャラブストーリー。前作にもまして甘々なかおること主人公のやり取りは見ているだけで癒される。
後半はこの√のテーマと言える主人公とかおるこの作品「デレスク」について。
家族に対してワガママになり切れていなかったかおるこの心理描写やかおること千歳のやり取りはいろいろ知った今だからこそ涙が出る話となっており、アフター√として十分に質の良い√になっているといえる。


ワガママハイスペックOC キャラクター1
桜木・ルーフォレット・アーシェ√ 【 S 】  1-2h
アーシェが自分の夢のため、ウィーンに行って1年後のお話。
小旅行としてアーシェに会いに行ったウィーンでの小さな事件や主人公の卒業式がメインになっている。
ウィーンという慣れない土地に来た主人公を気遣っていることや、遠距離恋愛という特殊な関係性もあって、本編よりも優しく描かれているアーシェが特に魅力的。
サクサクとテンポよく色々な話が入っていることや、過去(本編)を振り返りつつ各サブヒロインを上手く登場させるなど、コンパクトにまとまった良い√となっている。


ワガママハイスペックOC キャラク2ター
鳴海 兎亜√ 【 S 】  1-2h
タイトルのワガママハイスペックを体現する兎亜。その性質はアフターになっても変わらず…というよりヒートアップしており、さらに兄への依存度が高まっているエピソードがいくつも詰まっている。
どちらかというと、兎亜に尽くす主人公を眺めるギャグ系のお話。
何事もローテンション・やさしさゼロ、やる気ゼロの兎亜が本当は兄の事が大好き…とわかるシーンは破壊力抜群。


ワガママハイスペックOC キャラクター (1)
宮瀬 未尋√ 【 S 】  1-2h
未尋のアフターストーリー。
付き合って3年経つ二人。一歩先の関係へ進むためになかなか行動を起こさない主人公に未尋が一計を案じる、というお話。
付き合って愛情を確かめ合った後、主人公だけではなく兎亜をも面倒を見る高い母性をもった未尋が繰り広げるワガママなイチャラブコメディ。


ワガママハイスペックOC キャラクター (2)
四月一日 奏恋√ 【 S 】  1-2h
主人公のクラスの委員長で演劇部の副部長で今作からのヒロイン昇格。
ギャルっぽい見た目のせいで軽く見られがちだが、実際は男性経験も乏しくまだ小さい二人の妹の面倒を見るために忙しくしていることも多い。

とあるきっかけで四月一日家によく顔を出すようになり、二人の距離も自然に…という学生同士らしい導入から始まる√。
本作では見られなかった奏恋のイタズラ好きな一面や家庭的な一面、恋をした後の一途な様子や会長へのヤキモチなどなど様々な一面を見せてくれている。
そのほか√後半では「ワガママ」というテーマにたいして、他の√とは違うアプローチをしていたのは見事というほかない。


ワガママハイスペックOC キャラクター (3)
鷹司 千歳√ 【 S+ 】  1-2h
主人公の連載するマンガの担当編集。
辛口なツッコミや厳しいコメントが多く、冷静で冷たい態度が特徴的で、FDから新規ヒロインに昇格することとなった。

主人公の処女作であるインターネット小説「紫苑の君へ」という作品の小説出版が端を発する物語。
主人公の過去の問題であった両親(主に母親)に関連した内容もあり、この作品では珍しく重めな話も少しはいった√となっている。
それだけに主人公が千歳へ送ったメッセージがわかるシーンなどの感動シーンはよく出来ており、思わず涙を流してしまうほどで、押せ押せで責める主人公とどうしても立場や年齢を考えてしまう千歳の攻防や、いつも敵になることが多い妹の名サポートシーンや、主人公の珍しい”ワガママ”等々短いながらも見ていて飽きない内容となっている


ワガママハイスペックOC キャラクター (4)
岩隈 縁√ 【 S 】  1-2h
FDである今作でヒロインに昇格した主人公のクラスの担任。
元ヤンだった過去が原因で若い頃に恋ができず、二十代後半の今は結構願望が異常に高い。

結婚相手を探すための街コンに惨敗し、酔って道を歩いていた縁に捕まった主人公がそのまま…という、どうしようもない流れで関係を持つところから話が始まる。
教師と生徒ということで生徒会メンバーに秘密で恋する二人のシーンや気は強いけど、押されると弱くて流されてしまう縁のかわいらしい一面等々、個別√では本編ではみせきれなかった縁の魅力を、楽しいキャラクター同士の掛け合いたっぷりのお話で、存分に見せてくれている√となっている。


【推奨攻略順 : 未尋→兎亜→アーシェ→縁→奏恋→千歳→かおるこ 】
攻略順に特に指定はないものの、千歳やかおるこなどは後ろに回しているのは内容も考慮したうえでの個人的な好み。


CG : 【 S 】
前作同様の高品質の絵。
量に関してもキャラが増えた分、どうしても一人一人の分量が減ってしまってはいるもののファンディスクということを考えれば十二分に評価できるだろう。
SD絵も各キャラ1枚は入れてくれていることを追記しておく。


音楽 : 【 S++ 】
BGMは26曲、Vo曲9(OP2,ED7)という構成。
「進む勇気をくれたのは」の速弾き等々、懐かしくもすばらしいものはあるがBGMに関しては目新しいものはないため、評価外。
やはり驚きは2つのOPと各キャラEDを用意したVo曲。
特にOPの「Hey Darling!」はテンポよく歌い上げられた良曲でその他も数が多くどれも等しく素晴らしいので他に特定の曲をここで挙げることはしないがとても良い。
各ED曲はすこしだけ各キャラクターを意識した内容になっている。


お勧め度 : 【 S+ 】
まどそふと制作の前作「ワガママハイスペック」のアフターや新ヒロイン3人の話を追加したファンディスク作品。
もちろん内容は前作を引き継いでいるのでプレイは必須ではあるものの、その上でさらに面白くなっていることを約束できる作品。
全体的に短めではあるが、完成度の高い作品なので、前作が好きだった方はぜひプレイしてほしい一品に仕上がっている。


総合評価 : 【 S+ 】
ファンディスクとして、シナリオも十二分に充実しておりその他の部分でも全体的な完成度が高くこの評価とした。


(ぶっちゃけコーナー)
前作ではアーシェ√と兎亜√で泣いたんだけど、今回はかおるこ√と千歳√で泣けてしまった。
とくに千歳√はわりと後付けなのかもしれないけど、ああいう設定を上手く入れてきていたのはニクイなぁ…。
全体的にそうなんだけど、今回は新規追加のヒロインもうまく魅力を出せていた印象が強くて、縁なんかはすごく声優との相性がいいのか、一つ一つのセリフの威力が高くてたまらなくかわいいんだよね。
奏恋√では新規で奏恋の妹二人も出てきてはいるけど、あんまり活躍どころがなかった友人二人の出番もあったりと、全体的にバランスがいいよね。
後は何より、笑いがすごく強くなってるわ。
細かい主人公のツッコミやネタ、キャラ同士の一つ一つの掛け合いが、ああもスルスルと出てきているあたりは感嘆するほかないよ。
だからこそ、普通の話でも面白く感じるんだろうなぁ。
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[レビュー]みなとカーニバルFDの感想
2017-12-14 Thu 00:00
<作品名>     みなとカーニバルFD
<製作会社名>   みなとカーニバル


みなとカーニバルFD
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】
タイトル通り、みなとカーニバル作品のファンディスク。
作品自体は麻雀なども含まれるが、今回はゲーム部分のみ評価。

本編は大きく3つの物語に分かれており、タイトル画面から好きな話を選んでプレイすることができる。
ファンディスクらしく、辻堂さんの純愛ロードや姉小路直子と銀色の死神をメインに添えた作品であり、それぞれのキャラクターがそれぞれの話に登場するシーンもあるほか、「カーニバルVS」では姉妹ブランド作品のキャラクターが出てくることもある。
全体的にギャグ色が強く、半分以上がハーレムEDを迎えるなど、前作までのイメージにプラスしてファンディスクっぽくなっている作品と言える。


辻堂さんの純愛ロード 十三番目の天使【 S+ 】  4-5h
「辻堂さんの純愛ロード」にて、ノーマルED後の約1年後の話。
新規追加ヒロインとして由比を迎えた話となっている。
ギャグ要素だけではなく、バトル要素やニヤニヤしてしまう恋愛要素など「辻堂さん」シリーズには欠かせない雰囲気が帰ってきてくれている。
特に今までバトル要素では愛やマキに後れを見せ、どうしても見せ場が少なかった恋奈のシーンがあったのが個人的な高評価。

1周目は強制的に由比√だが、2週目以降にはハーレムEDともいえる恋奈&よい子END、マキ&梓ENDがクリアできるほか、1年越しの愛の√なども存在。
ハーレムEDや愛ENDなどはギャグテイストの強い、BADEND風の物や、後日談が少し変わる程度の物なので期待しすぎには注意。


姉小路直子と銀色の死神 小和田の白い夜【 S 】  3-4h
「姉小路直子と銀色の死神」でのノーマルED後の話。
こちらも新規キャラクター、ローリ(通称ロリ姉)を迎え、一つの事件を切っ掛けとなり小和田を舞台として大きな出来事発展してゆくという内容になっており、「辻堂」シリーズとは違った軍との戦いや、サブキャラクターを含めたバトルシーンは見もの。
もちろんローリENDがあるほか、直子&キルスティのハーレムEND、新規ヒロイン省略した鬼塚ENDもあり、特に鬼塚√はローリと並んで彼女の魅力が多く伝わるボリュームの内容になっていたのが好印象。

なお、「辻堂さんの純愛ロード」とは世界観を同じにしており、愛と大がくっついた後の世界であることが確認できる。


カーニバルVS【 S 】  1h
湘南でのカーニバルがテーマとなっており、みなとカーニバルの過去作からはもちろん、みなとソフトの全作品や、その他多くの関連会社の作品から多くのキャラクターが善悪問わず登場する内容となっている。
バトルシーンなんかも一部含まれてはいるものの、シナリオの内容はほとんどなく、中の人ネタをふくむギャグのオンパレードが中心。
全キャラ分かる…という人は数少ないはず。


【推奨攻略順 : 辻堂さんの純愛ロード→姉小路直子と銀色の死神→カーニバルVS 】
辻堂√に一部ロックがある以外は、攻略順に特に指定はない。
強いて言うなら上記順番にやると問題が少ない。

CG : 【 S 】
線が細く濃い塗りで、硬い印象を受ける絵。
立ち絵等はほとんど過去作からの使いまわしではあるが、新キャラ等も含めて新規立ち絵が一部追加されているキャラも存在。
イベントCGにおいても、新規キャラと同様に今までスポットが当たらなかったキャラクターのCGが多く用意されているイメージ。
質・量ともに全体的にレベルが高いことは言うまでもないだろう。


音楽 : 【 S 】
BGM?曲、Vo1曲(OP)という構成。
正直BGMに関してはどれが新規の曲なのかが不明。
Vo曲ははカーニバルという曲がOPとして使用されている。


お勧め度 : 【 S+ 】
同会社(同系列会社)作品の内容が多分に出てくる作品であり、内容を十分に理解するためには最低でも「辻堂さんの純愛ロード」と「姉小路直子と銀色の死神」のプレイは必須と考えてよいだろう。
逆にその2点をプレイして、みなとカーニバルやみなとそふとの会社作品が好きな方には十二分におすすめしやすいファンディスクとなっている。


総合評価 : 【 S+ 】
みなとカーニバル全体としてのファンディスク作品。ギャグもかわらず面白かったし、ファンディスクの出来としては十二分と言えるだろう。


(ぶっちゃけコーナー)
作品のメインとなるのは十三番目の天使と小和田の白い夜で、カーニバルはほとんどサービスと言ってよさそうだね。
…みなとそふとからだけではなくmiraiあたりからも出て他のは驚いたわ。
個人的には久しぶりに川神あたりの人々が見れたのも嬉しい。
立ち絵を並べると、グラフィックの進歩の歴史が見て取れるのも一つの印象かな。
作中はほんとにいろんなギャグをぶっこんでくるから、やっぱ元祖ギャグゲー…というと、きゃんでぃそふとあたりに怒られそうだが、十二分に古株の力を見せてもらった気がするわ。
作品ではなく会社単位でのFDってのもそういえば珍しいかなぁ、まぁ殆どは辻堂さんと姉小路の2作品の合同FDともいえるけど。
ほんとに会社でいろんなキャラを出すからカオス感がハンパないというのを、作品を通して再度感じたわ。。。
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[レビュー]景の海のアペイリアの感想
2017-11-02 Thu 00:00
<作品名>     景の海のアペイリア
<製作会社名>   シルキーズプラスDOLCE


景の海のアペイリア
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キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
近未来の東京を舞台として主人公が偶然に自我を持ったAI(強いAI)である『アペイリア』を作ってしまうことから物語が始まる。
主人公たちがアペイリアの機能を使って作られてしまう完全没入型VRMMO「セカンド」がデスゲームになり、主人公はなぜかタイムリープに巻き込まれてしまう。そんな中で数少ないヒントからアペイリアを狙う存在に気が付く――魔法あり科学ありの仮想世界と現実世界で繰り広げられるAIと人間と時間の戦い。

作品は三羽√→ましろ√→久遠√→アペイリア√(TRUE)の順番に構成されており、選択肢等は出現するものの、上記の順番が変わることはない。
一本道の√ではあるものの、上記√はそれぞれしっかりと作られており、全体的なボリュームは一般的な作品とさほど変わりないといえる。

今回の作品で特徴的ともいえる要素が3つある。

一つ目が今作の主人公「零一」。公式的に変態と認定されており、エロに従順で基本的にどのシーンであってもエロ関係の話題でふざけていることが多いことから、基本的な会話は非常にバカっぽく、戦闘シーンの一部でも声があったりと力が入ってはいるのだが、どこかバカバカしいやり取り描かれているのは確か。仮想世界では複数のヒロインやそれ以外の女性キャラと関係をもつこともある。
しかしながら頭脳は非常に優れており、AI関連の知識はもちろんの事、状況把握や作品のメインともいえる頭脳戦のメインを担っていた。

二つ目がシナリオである。
正確に言うとテーマとなっている時間素行やそれに類する伏線で、作品の性質としてシュタインズゲートのような本格派の科学ADVに近い側面を持っている。
これらは非常に高いレベルで作られており、与えられた一つの状況で二転三転する現実を楽しめるのもこの作品の良いところである。
特に時間素行(タイムリープ)に関しても、「そういうもの」として置いておくことなく、量子論等を使った独自の解釈で、できるだけ現実の現象と齟齬がないようにじっくりと説明しており、それに付随した状況説明も作中では多く行われていた。
しかしそれだけに、内容が非常に難しくなっており、特に後半は解説用の図があるといえども理解には何度も読み返す必要があり非常に時間がかかる。

そして最後が魅力的なヒロインたちの存在である。
ある意味これは二つ目と被っている部分も多いのだが、秘密を抱えるヒロイン達と過ごしていき、そして協力して問題を乗り越えるシーン。そしてそのあとに待ち受ける展開。
変態的な主人公ではあるものの、恋愛描写はしっかりと描かれており、よく作られていた伏線と合わせて感動的なシナリオでは思わず泣いてしまうこともあるほど。

総じてすべてのレベルが高いということは言うまでもない。
しかしながら絶望的に相性が悪い要素があったのも事実。
科学ADVとしての側面が強かったところ、主人公がすぐにふざけるため力が抜け、すぐにヒロインたちの感動的なシーンに流れたりもする。
感情の起伏も非常に激しく、とくに冗長となりがちな説明部分で気持ちが置いて行かれる人も多くいるだろう。

上記の点を含めたうえでもシナリオがよくできていることを否定はしないが、最後の広げ過ぎた風呂敷のたたみ方を含めて、改善点は多くあり、泣きゲーとしては高く評価していないというのが今回の総じての感想ともいえる。


【推奨攻略順 : 無し 】
選択肢はあるが1本道の作品。


CG : 【 S 】
線が細く濃い塗りの絵。
枚数に関してはHCGが多めに用意されて入るものの、一般CGもある程度用意されており十分と言える。質もかなり高めで戦闘用のものから、日常シーンのものまで幅広いジャンルのものが多彩に描き出されている。


音楽 : 【 S 】
BGM38曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
BGMは数多く用意されており、現実世界と仮想世界という二つの世界に対応したものが用意されており、他にもAIをテーマとした「アペイリア」を代表とする不思議なBGMなどがあり、特に戦闘シーンや思考シーン等の暗めのBGMが多かった印象。
Vo曲はOPの「アペイリア」が印象的。BGMの同名曲とは違い、暗い雰囲気から始まる走るような旋律は非常にかっこいい。
対してのED「信じられるよ」はゆったりとした曲調。


お勧め度 : 【 S+ 】
時間遡行をテーマとした科学ADV、仮想現実を舞台とした剣と科学のファンタジー、そして恋と青春の物語。
要素としてはかなり含まれているが、もっとも評価できるのは科学ADVとしての側面であり、科学・近未来系、時間系の理論がしっかりと説明されている作品が好きな方にこそお勧めしたい作品。

逆にシナリオを深く読み込むのが苦手の方や、キャラの可愛さなどをしっかりと楽しみたい方にはお勧めしにくい作品。


総合評価 : 【 S+ 】
総じてシナリオはよくできているものの、全体的なバランスがとれておらず、改善点も見られる、泣きゲー重視の評価としてはこの程度。


(ぶっちゃけコーナー)
まず、凄い良く作られてるよね。
スリット実験とかはやっぱりその分野に少しでも興味を持っていた人間ならワクワクするし、ここまでしっかりとタイムリープについて考えていた作品もあんまりないと思う。
ただ、それだけにすごい理解が疲れたけどね。。。
何処に触れてもネタバレしそうだけど1点だけ。
上でも触れてたんだけど、簡単に言うと展開が不自然(というか早い?)。
というか、そうならざるを得ないんだけど、登場ヒロインや主人公たちの心は良く描写出来てはいたんだけど、すごく現実離れした場面だからこそ想像が追い付かないし、その「感情」に根差した「行動」というものにつながりを感じにくかったのかも。
そのへんをもっとはっきりとした…いや、はっきりと書いてはいるんだけど、もうすこしだけプレイヤー側に持ってきてほしかったのかも。
そういう意味では主人公が一番現実離れしてたかも。
まぁ、今回の主人公は感情移入するべきかどうかというのも一つの問題か。。。
時間・仮想世界・人間・AI…いろんなものが詰まった作品だから、最後の終わり方からも色々な解釈ができそうだし。
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[レビュー]月に寄りそう乙女の作法2.1 E×S×PAR!!の感想
2017-08-17 Thu 00:00
<作品名>     月に寄りそう乙女の作法2.1 E×S×PAR!
<製作会社名>   Navel


月に寄りそう乙女の作法2.1
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S+ 】

turi (1)
エスト・ギャラッハ・アーノッツ アフター√ 【 S 】  4h
本編、 エスト・ギャラッハ・アーノッツ
前半ではお互いの両親への紹介や彼女の故郷そして思い出の地を訪ねたりと主従としてだけではなく恋人としてつながりを深め、中盤以降では新学年になったフィリア女学院(日本校)での1年を描いている。
二人にとっての新しいデザイナーとしてのあり方などについてお互いの心理描写を密に描き出し、アフタールートの中でもよりエストとの将来的な関係性について踏み込んで行くような内容となっている。
サブ要素として伊瀬也とジャスティーヌの仲の進展も描かれている。


turi (3)
銀条春心(パル子) アフター√ 【 S+】  2.5h
主に特別編成クラスと一般クラスの和解やパル子らの所属するネットショップ「ぱるぱるしるばー」での活動、そしてパル子の体質についてをメインとして語られている。
Navelとして、ギャクテイストの文章は一切緩めず、笑いながらサクサク進められるつくりとなっており、重要な場面でもうまく雰囲気を切り替えてしっかりと締めるところで締める√。
特に一番最後のED演出はさすがと言う他ない。
パル子の事をもっと好きになれるような、アフタールートらしい作りになっている。

turi (2)
月に寄りそう乙女の作法0 【 S+】  2.5h
「月に寄りそう乙女の作法 」シリーズの原点、大蔵衣遠視点で描かれた彼の学生時代のお話。
八千代の他にジャンやラフォーレなど新旧の関係者が登場する他、新キャラクターを交えて展開される。
1作目の衣遠から伝わる強い意思の原点であり、苛烈な覇道の始まりともいえる部分は全作通してのプレイをしているからこそ描けると言っても過言ではなく、√中では思わず涙を流しそうになるほどのシーンも。
彼の境遇やその心境をより詳細に知れたことによって各作品での彼の行動についての理由が分かり、だからこそ一番最初の衣遠へ対する感情が本当に信じられないほど昇華する事が出来る。
この√をもって皆に愛されるような一つのキャラクターとして完成したといっても過言ではないだろう。

【推奨攻略順 : パル子→エスト→つり乙ゼロ 】
パル子とエストはどちらでも最初に攻略可能。
両ルートを攻略後につり乙ゼロが攻略可能となる。


CG : 【 S 】
FD扱いとなっているこの作品ではあるが、枚数としては割と多い。
背景や新キャラクター等も登場しているため、立ち絵も増えている。
上記の事を考えると十二分と言えるだろう。


音楽 : 【 S++ 】
新規追加BGM4曲、Vo曲2曲(ED)という構成。
BGMでは「こんがり夕焼け色ベルギーワッフル」がつり乙ゼロ√において、泣きシーン等の要所で良い働きをしていた。
何よりも特筆しておきたいのはVo曲2曲。
どちらもテイストの違う曲ではあるものの、特徴的な動画と共に流れるそれは名曲と言わざるを得ず、単体でも十分に価値のあるものとなっている。

お勧め度 : 【 S++ 】
エストとパル子の二人アフタールートをメインに添えた「つり乙2」のアフター作品。
言うまでもなく、完成度は非常に高くFDと言うよりは続編と言ってしまったほうが御幣がない。
ギャグテイストをメインとしながらも各登場キャラクターの心理描写に深く踏み込んだ描き方をするシナリオは健在。
全キャラクリア後に攻略化脳になる「月に寄りそう乙女の作法ゼロ」に関しても、このシリーズのファンなのならばプレイすべき√と言える。
上記の事柄を鑑みて続編ながらもお勧め度を高く評価しておいた。

総合評価 : 【 S+ 】
名作の域、安定して高品質の作品をコンスタントに生み出すメーカーにも賞賛を送りたい。

(ぶっちゃけコーナー)
「つり乙」や「乙りろ」を含めると、今回で5作目。
シリーズ物としても服飾というテーマでの作品としても最終段階といえる作品。
今回も文句のつけどころがないほどの完成度だったので、だからこそ同シリーズの続編を求める心もあるのだが、
やはり心機一転の新シリーズを開始してほしい気持ちもある。
なんにせよずるずると過去の栄光に引っ張られて、惰性で物語を作るだけ。。。と言う危険性もあるため、綺麗な記録のまま保存しておきたい、今回の作品でそんな事を考えました。
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