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[レビュー]ノラと皇女と野良猫ハート2の感想
2018-02-15 Thu 00:00
<作品名>     ノラと皇女と野良猫ハート2
<製作会社名>   HARUKAZE


ノラと皇女と野良猫ハート2
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S++ 】
前作『ノラと皇女と野良猫ハート』の続編。
話としてはあるキャラクターのアフター等ではなく、共通ルート後の設定を引き継いでのシナリオとなっており、前作から登場していたヒロイン3人と、新ヒロインのアイリスを加えての4√構成となっている。
相変わらず勢いがあるテンポのいい日常シーンは健在で笑いに関しては最高峰と言っても過言ではないだろう。
もちろんそれだけではなく、Hシーンを含む各イチャラブシーンや泣きシーンといったものまで全てにおいてパワーアップしており、作品の完成度は高い。

会話を中心とした簡単な文章は慣れるまで人を選びはするものの、広く誰にでも楽しめるため最初から最後まで頭を空にして楽しめる。特に前作をプレイした人にとってはストレスなくプレイできる内容と言えるだろう。

ルート間の話はかなり差があり雰囲気も違うため、√によっては新ヒロインのアイリス皇女が空気になっている√も多い。
また、各ルート攻略後にはExtraということで前作ヒロインを含めたショートストーリーや定番の『ネコのお考え』等もたくさんあるのでこちらも見どころ。


共通√ 【 S+ 】  2-3h
新キャラであるアイリスとの出会いのシーンまでが回想シーンとして描かれている。
会話中心のテンポ良い会話と破壊力の高い笑いで構成された日常シーンは非常に魅力的。
シナリオとして新キャラの登場や新設定の存在等の障害はあるものの、基本的に勢いだけで読める文章で難しい部分は後回しという雰囲気が強い作風でもあるので、読みづらさというものは一切ない。
ただ、前作の説明などはかなり簡易的なので1(無印)を飛ばしてのプレイはやはりお勧めしずらい。


ノラと皇女と野良猫ハート2
アイリス・ディセンバー・アンクライ√ 【 S 】  2-3h
今作からの新規追加ヒロイン、アンクライ王国出身の忘却の皇女。
華やかでいつも明るく尊大、まさに皇女といった雰囲気をまとっているが、知識が乏しく空回りしてしまうことも多い。しかしながら非常に前向きな考え方をしており、時にはへこたれもするものの基本的にはすぐに立ち直ってまた前に勧めるそんな子。
彼女自体は割とかなり変なのだが、常識自体はあるので主人公の周りのメンツと絡むとツッコミ役に回ることが多い。

個別√では彼女の出身国『アンクライ』をテーマとしたシナリオになっている。
実はシナリオ自体は結構複雑でよくできているのだが、登場人物が主人公を含めて難しい話についてこれない人たちばかりなので、基本的に流されている。
アイリスについて、彼女がデレるのは割と早く素直ですぐに照れるシーンや前のめり可愛いシーンがふんだんに含まれている。イチャラブMAXともいえるほどシーンも充実しているため、十二分に彼女の魅力を堪能することができるだろう。
もちろん、寒さと寂しさを知っているから優しい彼女の本質的な美しさも見どころの一つと言えるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (2)
高田 ノブチナ√ 【 S++ 】  3-4h
前作からの昇格ヒロイン、主人公の幼馴染でクラスメイト。
相も変わらずぶっとんだ性格の子で、ノラや田中ちゃんや井田とつるんでいることが多い。

個別√ではアンクライ皇女一行が来る前の話となっており、前半は文化祭、後半はそれに加えて高田家の家族や過去の話を絡めた任侠にあふれたシナリオになっている。
彼女の性格上、イチャラブという成分は少ないがその分シナリオの完成度は高く、テーマとして含めた「生と死」や「親子の絆」というものを多くの魅力的なキャラクターとのやり取りで描き出している。
田中ちゃんとの手紙のやり取りや後半のノブチナの心情を吐露するシーンなどなど質の高い泣きシーンも多くあるうえ、テンポの良い笑いシーンもふんだんに含まれており評価としてはかなり高いシナリオと言えるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (3)
ルーシア・オブ・エンド√ 【 S+ 】  3h
前作からの昇格ヒロイン、パトリシアの姉。
姉のパトリシアと距離が近い主人公へを問題視している。

個別√では犬が苦手なルーシアのためにノラが奔走する話から始まり、ケガをしたノラの看病や果ては冥界のガルム一派のお話まで、テンポ良く去れども中身を充実させたシナリオとなっている。
ルーシアの優しさや抱えている闇といった彼女の本質的な部分を過去の出来事と絡めて描いており、彼女のまだ見えない一面が沢山みられる光と愛のお話になっている。
特に看病をする中で見える世話好きな一面やデレてからのルーシアの可愛さは言葉に表すことがほど素晴らしく、萌えて、笑えて、そしてほんの少し泣ける見どころがたくさんある良いシナリオといえるだろう。


ノラと皇女と野良猫ハート2 (4)
ユウラシア=オブ=エンド√ 【 S 】  2h
前作からの昇格ヒロイン、パトリシアの妹。
最近は地上にも慣れて携帯をほしがっている様子。
相変わらず姉のパトリシアとの距離が近い主人公への当りはきつい。

個別√ではとあるきっかけから始まったアイドル活動を中心として、普段あまり交わらないノラとユウラシア二人の時間を描いている。
生意気なところもあるけど、基本は元気いっぱいで無邪気で天真爛漫を地でゆくユウラシアの可愛さがこれでもか、というほど描かれた√となっている。
他にも冥界の母(ユーラシアの母)の思惑なんかが絡んだ√にもなっているのだが、そこまで深い内容ではなく、あくまでユウラシアとノラが恋人のような時間を重ねてゆく様子が描かれた√となっている。


[ 主人公 ] 反田ノラ
前作からの主人公。
基本的にネコになっていることが多いが、時々キスして(されで)戻っていることもある。
今作でも序盤から家が氷漬けになったり、ドラゴンに襲われたりいろいろと巻き込まれている。

【推奨攻略順 : アイリス→ユウラシア→ルーシア→ノブチナ→(他Extra等) 】
攻略順に指定はない。
一部ヒロイン攻略後にExtraとして前作ヒロイン√等が解禁されるほか、一部『ネコのお考え』も追加されるため見ておくこと。


CG : 【 S 】
前作に引き続き、しっかりした線と濃い塗りの絵で立体感と質感のある絵。
前作ヒロイン等の立ち絵に変化はないものの、新キャラやサブキャラ達の追加が多く、また一部動画のような動きのあるシーンや挿入される背景がランクアップされているのも見て取れる。
イベントCGの枚数の枚数も多く、質も高いことから満足度も高い。


音楽 : 【 S 】
BGM複数曲追加、Vo曲7曲という構成。
OPの「クライングハート」は新キャラクターであるアイリスとその従者ノエルのCVをやっている花園めいさんと雨場つかささんが歌っている。
その他にもたくさん作中には挿入歌がふんだんに使われており、どれもシナリオと合わせて聞くと気分を盛り上げてくれたり、泣きシーンの演出補助になっていたり、時には哀しみのシーンを演出したりと多種多様な役割を担っている。


お勧め度 : 【 S++ 】
もちろん、こちら単体で楽しむこともできなくはないが、前作「ノラと皇女と野良猫ハート」をプレイしてから始めることをお勧めしておきたい。
前作が好きだった方は、過去のヒロインが攻略対象でない事のみ注意をしてプレイをしていただきたいが、Extra等でショートストーリーがあるうえ、黒木以外のキャラクターは割とよく出てくるので、そのあたりは心配ないだろう。
それ以外の完成度に関しては言うまでもなく高いので安心してお勧めできる作品である。


総合評価 : 【 S++ 】
全体的な完成度が高く、笑えるだけではなく、泣ける作品にもなっており、続編ということを鑑みてもこの高評価は揺るがない。


(ぶっちゃけコーナー)
何でこんな面白いんだろうなぁ、と思うくらい爆笑シーンがたくさんある。
ツッコミとボケのバランスがいいのかなぁ…新旧ヒロイン達もそうなんだけどサブキャラクターがすごく輝いているのもいいよなぁ。
めちゃくちゃにやっているように見えて、一つ一つにきっちりと魂があって、それ相応の行動と発言をしているから、説得力とかがあるのかも。
ふざけているシーンに見えてもその裏にはかなり重たい設定があったりするし、けれどもそれを引っ張らずに作風らしく明るく笑い飛ばすあたりがこの作品の魅力ともいえるのかも。
それにしても黒木さんがんばってんなぁ…何で海外いるんだろ、出演回数が必然的に少ないのに出てきたらスゲェ笑うわ。
アイリスのツッコミでも同じくらい笑ったけどアイリスと若干キャラ被るからか…? いやまさかな。。。 
意外だったのはノブチナ・ルーシアの√完成度がずば抜けて高かったことかなぁ。
特にノブチナ√はすごくたくさんの要素が詰まってて、すばらしさが正直一言では表せない…というか、ネタバレはあんまりしたくない√だしな。。。
もちろんそれ以外のアイリス√の背景とか、そのあたりもかなり真剣に考えると興味深いし、細かいところだと√によっては井田と田中ちゃんのペアとかそういうところも面白い部分が詰まってる。
いろんな意味で見どころが多くて、久しぶりに純粋に楽しめる作品だった。
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[レビュー]癒しの女神の実験台(モルモット)の感想
2018-02-08 Thu 00:00
<作品名>     癒しの女神の実験台(モルモット)
<製作会社名>   しろくまだんご


癒しの女神の実験台(モルモット)
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
ブラック企業で働いていた主人公がひょんなことからマッサージの専門学校のマッサージモデルという名のモルモットになる――という新鮮な設定のシナリオ。
全体的に共通ルートが占めている割合が多く、その合間に選択肢によって変化するヒロインシナリオが挿入される形をとっており、どのヒロイン√もほとんど同じ流れとなっているため、実質的にシナリオに差はない。
個別シナリオの話と共通ルートの話で少しつじつまが合わない部分が多かったり、不自然な流れになっているシーンもあり、シナリオ自体の質に関しては悪いというほかない。

しかしながら、作品として主体に置いているのが「癒し」であり、雰囲気を重視したシーンが多いのもまた事実で、バイノーラル環境を活かした各種シーン(主にマッサージ関連のシーン)は油断していると本当に寝てしまう。
しかしながら、そういったシーンも前半に集中している傾向が強く、全体的に物足りない内容になってしまっているのも事実。
耳に生き吹きかけ。
マッサージ以外の効果音。
寝てしまう


共通√ 【 S 】  4-5h
主人公の教師(?)への転職から学園に慣れ、特定のヒロインと付き合うようになってから3年生の卒業までの約半年ほどのイベントの数々が描かれており、その間に選択肢によって変化する各ヒロインシナリオがその都度挿入される形となっている。
シナリオの内容に関してはかなり当たり障りなく一般的なハーレム系作品に近いものではあるものの、、序盤に実技講習という名のマッサージを各ヒロインから受けることとなり、マッサージの説明をされながら凝りに凝った効果音で表現されるそれらの動作は一つのコンテンツとして認めざるを得なくなるレベル。


七條彩音 キャラクター しろくまだんご
七條 彩音√ 【 S- 】  1-2h
現3年生で学院理事長の娘で生徒会長。
マッサージに関しては実店舗で働けるほど上手。
転校(通勤)当初のハプニングがあったためか主人公に対し非常にあたりが強く、主人公も「苦手」と公言しているほど。
キツイ一面もある反面、他のヒロインにも影響を与えるほど周りからは愛されている。

いつも人のために努力を重ねる姿を見て、主人公の彩音への印象が変わった結果、各イベントで気にかけるようになり――という流れの個別√。
順当に付き合いイチャイチャするだけの内容となっている。
個人的にはもう少しマッサージに関しての+αか効果音を活かせるシーンがほしかったところ。


猪熊乃々香 キャラクター しろくまだんご
猪熊 野乃香√ 【 S- 】  1-2h
野外活動部所属の1年生。
自他ともに認める音フェチで、癒しの環境音を求めてどこへでも向かってゆく。
いつも元気で明るくい性格。主人公にも最初からフランクに接しており「モル(モット)先生」と呼んできていた。マッサージに関しては親戚の整骨院で修行中。

個別シナリオに関しては他キャラ同様の流れとなっており、特筆すべき点はあまりない。
元気で何事にも真っすぐな野乃香が描かれているほか、√中には耳かきシーンが存在。


雪城まりも キャラクター しろくまだんご
雪城 まりも√ 【 S 】  1-2h
シエスタ部に所属する学院の二年生で、姉に教師の雪城環がいる。
ゆったりとしたしゃべり方をするヒロイン随一の癒し系で、絵本を読みながらの寝かしつけを得意としているが、同時に自分も寝てしまうことが多いらしく、それ以外でもよくいろいろなところで寝ている。

個別シナリオでは癒し系の本髄とでもいうべきか、絵本での寝かしつけシーンや姉妹での耳かきなどなどが用意されており、CV遠野そよぎを余すところなく使用した内容となっている。また、彼女の魅力として挙げられるあふれんばかりの母性的な部分が表現されているシーンが多いことも付け加えておく。


黒崎幸枝 キャラクター しろくまだんご
黒崎 幸枝√ 【 S- 】  1-2h
学院の一年生。海邊と共に働くメイド喫茶「ゆめいろ☆うさぎ」では見習い。
イタズラ好きで何かと主人公の耳を攻めてくる。
本名で呼ばれるのが嫌いで、クロエと名乗っていることからもわかるが、重度の中二病で地味に生徒会長の座を狙っている。

個別シナリオでもイタズラ好きなところは健在。
ある意味最初から好感度がMAXな彼女だったので、その好意を抑えることなく行動に移した結果というような流れになっている。
マッサージ関連に関しての話題が最も薄い√でもある。


主人公
マッサージモデルとして学院に通うことになった主人公。
名前は自分で好きに決められる初期設定は『主人公』。
ブラック企業で働いていたが体と心が限界を超え、仕事を辞めて無職になっていたところを『七條サロンアーツ学院』の理事長に拾われた。
基本的に普通の人ではあるものの、誘惑などには少し弱い面がある様子。

【推奨攻略順 : 幸枝→野乃香→まりも→彩音 】
攻略順に特に指定はない。
ヒロイン個別√以外にノーマルEDや未読シナリオも多数存在するため注意。


CG : 【 S 】
しっかりとした線で濃い塗りの絵。
立ち絵に関しては完成度も高く、全体的に美麗と言ってよく
SD絵は非常に丸みを帯びた絵になっており、こちらもテイストは違うがよくできている。


音楽 : 【 S 】
BGM17曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
OPはあべにゅうぷろじぇくとがプロデュースした電波曲で、歌うのは幸枝のCVも担当した伊ヶ崎綾香さん。BGMは数こそ少ないものの全体的に穏やかなものが多いイメージ。

ここで特別に特筆しておきたいのは『声』と『効果音』について。
全編バイノーラル収録という点については嘘偽りなく、質も非常に高かったといえる。
それを活かせるシーンというのもマッサージシーンのみならず、Hシーン等でも効果的に使えてたイメージがある。
何よりも効果音はマッサージシーン用のもの意外にも非常にこだわっていた。
この辺りに関しては高評価以外の何物でもない。
耳に息を吹きかけられる感覚は主人公でなくても効果を感じられるだろう。


お勧め度 : 【 S+ 】
癒しをメインに置いた作品ということもあり、全編バイノーラル録音の臨場感は他の作品にない魅力と言える。
様々な音を癒しのコンテンツとした作品は数多く発売されており、そういった作品の中でこの作品はADV業界に一石を投じた作品と言ってもよく、癒されたい方やCV等の音声・効果音等に興味のある方にはぜひおすすめしたい作品。
しかしながら、ADVの中に落とし込んでしまうことで音声的に犠牲にした部分も多くみられ、どうしても完璧な癒し作品には一つ届かないところがあるようにも思える。
またシナリオに関しても改善すべきところも多くそういった点を鑑みるとどうしてももう一歩足りない評価となってしまっている。


総合評価 : 【 S 】
効果音に重点を置いた珍しい作品ではあるものの、シナリオ等を鑑みて全体的に抑えめの評価となっている。


(ぶっちゃけコーナー)
多くの音声作品を生み出してきた、『シロクマの嫁』の伊ヶ崎綾香プロデュースの作品。
伊ヶ崎綾香さんはそれだけではなく、クロエ(幸枝)のCVやOP・EDの歌手としても登場している。
音声作品を多く生み出してきた方の作品ということもあり、効果音や環境音にこだわったつくりとなっているのはもちろんなんだけど、なんていっても全キャラクターCVがバイノーラル録音になっているという点。
こういう作品は一部なら今までも見てきてたんだけど、エロ重視の作品だったりとどうしてもうまく扱いきれていないイメージがあったんだよね。
そういう意味では今回は結構期待した作品だったんだけど、満足させてくれる部分もあれば物足りない部分もあったというのが正直な感想。
シナリオについては言うまでもなく簡素の一言。
せっかく新しい舞台なのだから、せめてもう少し中身がほしい所。
また、バイノーラル録音を活かしたシーンが多いのは事実でやはりそういったところはすごく新鮮に感じるのだけれども、だからこそマッサージ等の癒しを前面に押し出したシーンではもうすこし力を入れこんでほしかった。
自分自身が音声作品をいくつか体験しているからこそ、まだまだ上の音があると思ってしまうがゆえに期待しすぎてしまったというところだろうか。
評価自体は高くしてないんだけど、期待値ということであれば同会社の作品に一層の期待はしたくなる…そんな作品でした。
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[レビュー]ルリのかさね ~いもうと物語り~の感想
2018-02-01 Thu 00:00
<作品名>     ルリのかさね ~いもうと物語り~
<製作会社名>   ねこねこソフト


ルリのかさね ~いもうと物語り~
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S- 】
田舎の神社を舞台とした作品。
姪を引き取って子供が子供を育てる作品…なのだが「この時代にこのテイストの作品!?」と言いたくなる2000年代初期感を感じる作品で、シナリオやシステム面でもそれに準じたものになっている。
タイトルにもある幼女のルリがメインといえる構成にはなっているものの、各ヒロインルートでは割と放置されているルリが印象的。
感動出来なくもない設定ではあるのだが、泣きゲーと言うわけでもなく、欝ゲーと言えるほどでもなく、萌えゲーと言えるほどでもなく、、、シナリオ自体がまったくダメなわけでも、変に偏っているわけではないのだが、きつい言葉で表すと強みがあまりないシナリオとも言える。
全体を通しても短いシナリオなので、出来る限りメッセージ性の強い内容にしたかったところ。


共通√ 【 S 】  1-2h
回想シーンで始まるが基本的にはルリとの出会いの日々から主人公の父親とルリの両親の死亡、そしてルリを主人公が引き取るところまでが共通ルートとして描かれている。
基本的に作品(個別√)のメイン社会人(26歳)になってからであり、共通ルートは過去の話になるのだがその選択内容で未来が変わるのはいつもの仕様。


初駒ルリ ルリのかさね ~いもうと物語り~ ねこねこソフト
初駒ルリ√ 【 S 】  2-3h
主人公の姪であり、作品の途中からは妹として生活を共にする。
いつも着物を着ており、大福が好きな普通の女の子で、性格も人見知りはするものの割とアグレッシブだった。しかしながら両親を亡くして主人公と共に生活をするようになってからは少し大人しくなっている。

個別√では共通√から引き続き両親をなくしてからの二人の生活が描かれている。
合計で3つの√が存在しており、特に個別√の後半部分かけて内容が大きく変わっており、主人公とルリの心の距離如何によって2つの√二分岐する形となっている。
とりわけその中でも一つの√はかなり重めのBAD√とも言える内容であり、シリアスな話であることも含めて賛否両論出る作品かもしれない。
残りの√は正直、どこまでいってもルリのお話…というレベルの物で物語としての進展が殆どない日常を繰り返し描き続けたものとなっている。


柚子希 佑咲 ルリのかさね ~いもうと物語り~ ねこねこソフト
柚子希 佑咲√ 【 S 】  1-2h
主人公の神社と取引をしている商店の娘で、学生時代はかなり人見知りが激しかったが社会人になってからは改善し明るい性格になっている。
学生時代では主人公の隣の席だったりもするが、家の仕事が朝早いためかいつも机に突っ伏して寝ている事が多かったが、商店関係の仕事や神社の仕事を通して同じ時間を過ごすうちに自然と一緒にいる時間が増えていった。

個別√は前半が学生時代、後半が社会人(26歳)になってからを描いており、学生時代ではおどおどしている佑咲との出会いや主人公との距離が「家族みたい」と言えるほどまでに近くなってゆき、”幼馴染”のポジションとして過ごす様子が描かれている。
「日常の変化」ということで、二人が積み重ねてきた時間をテーマとした√ということもあり、短いシナリオながらも佑咲の心情を丁寧に描写しており、シリアスというほどではないものの終盤では終盤はそれなりの盛り上がりもある。


菊正宗 依知子 ルリのかさね ~いもうと物語り~ ねこねこソフト
菊正宗 衣知子√ 【 S 】  1-2h
いつも元気で明るい性格でいくつものバイトをかけもちするバイト戦士。
何かをするためにお金を貯めているようなのだが詳細は不明で主人公らからは親しみを込めて酒の銘柄と同じ「いいちこ」と呼ばれている。

共通ルートから数年後の話から始まるり、ルリ・佑咲√の一部はすでに経過した後なので回想シーンでは一部イベントが見られる。
いつもバイトを続ける衣知子に過去の自分を重ね、その姿を何かと気にしてしまう主人公が絡んでゆくことで物語は進んでいく。
テーマは彼女の「将来」でシナリオ自体はシリアスなのだが非常に短くサクサクと展開していくのが特徴的。


[ 主人公 ] 初駒 健志
今作品の健ちゃん。
実家の神社を手伝っているためか学園での交友関係は狭く、ルリを引き取ってから佑咲意外とはさらに疎遠になっている。
しかしながら社会人になってからは神主を務めながらサラリーマン(営業)をこなしたりもしており、常識人に近いためツッコミ役になることが多い。
学生時代からおみくじ代金がおこずかいだったためか、訪問者へ積極的に勧めたりと金に対してがめつかったが、ルリを引き取ってからは生活の為にさらにお金を大切にしている。

【推奨攻略順 : 佑咲→衣知子→ルリ1→ルリ2→ルリ3 】
攻略順に特に指定はないものの、

CG : 【 S 】
線が太く濃い塗りの絵で古さ・硬さを感じる所も有る。
CGではビジュアルイメージのみが先行してしまった(特にルリ)CGが見受けられ、バランスが不自然に感じるものもあった。


音楽 : 【 S 】
Vo曲3(OP/ED2)、BGM曲と言う構成。
古き良き…といったテイストの曲が多く、BGMでは印象強い旋律をつかったものが多くここに関しては比較的レベルが高いといえる。
Vo曲もBGMと同じく特徴的な旋律を使ったものでありレベルは高いのだが、何よりも作中での映画のような曲の挿入方法を評価したい。


お勧め度 : 【 S- 】
ねこねこソフトの作品自体としてはこんなテイストのものもあるので、初心者ではなく同社の過去作を多くプレイしている人にのみお勧めしたい作品ではある。
しかしながら古いシステム面、特にボイススキップがデフォルトだったあたりなども評価しにくい所は多い。


総合評価 : 【 S- 】
シナリオは並以下、システム面は悪、音楽は良、と全体的に悪めの評価。


(ぶっちゃけコーナー)
いろいろとコメントすべき所はある。
まずはやっぱり作品のシステム関係。
…現代のレベルから考えるとさすがに進歩しなさすぎ…というか、機能がいろいろとないからプレイのし辛さみたいなのがある。
雰囲気作りのために、そういうことをやってるならいいんだけど、10年前の作品と同じレベルのシステムを見せられると、コレがシナリオに一切絡んでないとは言いがたい。
シナリオ自体に関してはん~評価してないわけじゃないんだけど、ぶっちゃけていうと「何が言いたいの?」って言いたくなる内容なんだよな。
そりゃまぁ、感動しそうだよねっていう設定なんだけど、そういう設定を使うならやっぱり泣き所での演出とか、そうでもなくとも作品の主張となる部分の展開とかそういうのに命をかけてほしい所なのに、ルリ√に関しては特に中途半端なところが多い。
幼子のルリを使って何を表現したいのか、この作品の強みはどこなのか、萌えでも泣きでも懐かしさでも何でもいいけど、そういうのが伝わってくるシーンがないのはさすがにきついかもしれない。
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