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ブログ移転しました。
2021-04-19 Mon 23:06
そういえばこっちで書いてなかったな、と。

というわけで、タイトル通りブログ移転しました。

スピカの忘れ物
↑クリックでとびます

移転理由は、まぁ1番は見た目。
それ以外は些末な事かも。

FC2自体はすごく入力とかがしやすいんだけどね…。
(慣れもあるのかもだけど)

とりあえず宜しく!

あとFC2自体はしばらく更新続くと思います(5月くらいまで?)
記事の予約投稿したまんまだしね。

後壁紙関係とかはこっちにしかなかったりします。
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[レビュー]クロスコンチェルトの感想
2020-05-30 Sat 00:00
<作品名>     クロスコンチェルト
<製作会社名>   あっぷりけ


クロスコンチェルト
公式ホームページ
↑クリックすると公式HPに飛びます。

キャラクター・シナリオ : 【 S 】
未来予知ができる妹を信仰する閉鎖的な故郷を変えるため、心躍らせながら新天地へとやってきた主人公、そんな彼の前に現れたのは、置いてきたはずの妹、瑠璃とそのお付きである幼馴染の鏡花だった。

あっぷりけではおなじみの桐月&オダワラハコネのコンビによるSF伝奇物で、また今作は2008年に発売された同会社の作品『コンチェルトノート』の続編という側面もあり、舞台もその作品の数年後という設定になっている。
作中ではコンチェルトノートのヒロインであった莉都なども出て来ており、後述の要素なども併せ、物語と密接にかかわる部分も多くプレイしていないとわかりにくい描写などもあるものの、説明は十分にされるためプレイ自体は必須ではない。

物語自体はセンターヒロインである瑠璃√に向けて各ヒロイン√が分岐していく、いわゆる階段分岐型の作品となっており、さらに大きく前半と後半、そして真相編となる瑠璃√から成る。
また条件を満たしたり、各キャラのENDを迎えると「Fragment」という形でショートストーリーが挿入される。
基本的には各キャラのHシーンを含めたアフターシナリオが中心となっているが、一部シナリオは物語の真相につながる描写であったり、本編で語られにくいキャラクターの魅力を描いた部分もあるため、クリア中に表示されたものはその都度プレイするとよいだろう。
またクリア後には特典として莉都視点の物語も描かれていることも追記しておく。
※詳しくは下記の莉都√欄参考。

前半に関しては、舞台の状況説明や主人公を含む登場キャラの説明に加えて、後半に向けての伏線などが多く仕込まれた内容になっている。
そうした中にサブヒロイン√が3本ほど用意されているものの、全体的に勢い重視に近い、無理やりシーンを挿入したような違和感を受ける内容となっている。
後半はヒロインたちのシナリオをメインとしつつ、同時に物語自体への真相に迫っていく内容となっており、上記のような不自然さこそないものの、瑠璃√へのつなぎということもあってか、全体的に簡素な印象を受ける。

そうした悪い点があった反面、作中で特に顕著に感じたのは瑠璃の「未来予知」という特殊能力の使い方だろう。
「未来がわかる」という強力な力を持った状態による安心感から一転、その状況を超えられている不可解な謎や巻き起こる多くの事件、そうした状況が伝奇物のシナリオと組み合わされ、エキサイティングに描かれ、そうした展開の数々からは確かな展開力の巧さが感じられる。
またこの能力自体の危うさなどもシナリオのテーマの一つとして挙げられており、瑠璃の心情と共に語られるそうしたシーンもこの作品の評価点の一つといえるだろう。

実質的グランド√ともいえるのが、最終版の瑠璃√。
詳しいことはネタバレになるため伏せるが、物語の真相部分ということもあり、展開自体への驚きや物語自体の完成度を伺わせる内容になっている。
ただ同時に、内部にある真相部分の説明に関しては、詳しく書きたいがゆえに書き手が暴走しているような印象をけることも多かった。
多数の誤字脱字は勿論、説明方法が婉曲的すぎたり分かりにくいものであったりと、整理ができておらずゴチャゴチャとしていた。
この辺りをすっきりさせてくれていると非常に読後感も良かったのだが、物語のある意味根本的部分でテンポが非常に悪くなっていたので、全体的な評価がどうしても振るわない結果となっている。


共通√【 S 】  3h
各ヒロイン√へと分岐する階段分岐作品であり、前半では美加、綾、香苗のサブヒロイン√が、後半では透子、未来、鏡花のメインヒロイン√が段階的に攻略可能となり、それらの√を攻略することで、物語の真相が明かされる瑠璃√に進むことが可能。
そういった事情もありシナリオとしては最序盤以外は各ヒロイン√に分類しても良いような部分もあり、そういう意味では内容が薄い。

上記にもあるが、今作では後半部分が物語の真相編として内容としても展開としてもメインとなっている。
そのため他の部分では、伏線中心の展開と展開をつなぐ部分となってしまっており、特に共通ルートに関してはそうした部分が占める割合も多い。
そうした理由もあって、この部分の魅力が相対的に低く見えてしまう。


c01.jpg
八重垣 瑠璃√【 S 】  3.5h
主人公の妹。
生まれつき視力がない左目を使い未来を見ることができるが、その代償として大きく体力を消費してしまう。
八重垣の家系は代々そうした未来予知の能力者を輩出しており、瑠璃は次代の後継者として村の皆から尊敬と畏怖を集めている。

個別√ではもちろん今作のメインとなる部分に深く触れられた内容となっており、多くの真相も明かされることとなる。
また中盤から後半にかけての物語の転調はすさまじくドラマチックで、瑠璃の切ない願いや兄の決意、そうした二人の絆を感じさせる物語の運び方はこの作品最大の見どころといえるだろう。
シナリオ自体には関係ないものの、普段は凛とした態度で、その出自からか一般人とは一線を画す雰囲気を感じさせる瑠璃ですが、そんな彼女が溜め込んだ思いを兄の前だけでは発露させる、そうしたシーンにも可愛さが詰まっていました。


c02.jpg
稲田 鏡花√【 S 】  1.5h
主人公の幼馴染で妹の瑠璃に仕えるメイド。
代々『八重垣』の侍従を務めた家に生まれ、幼い頃からそう育てられたため、本人も八重垣に仕えることは使命だと感じている。
特に瑠璃に関しては従者という認識が強く「姫様」として敬っているものの、主人公と二人きりの時などは職務を離れ幼馴染としての一面を見せてくれる。

二人きりの時にポロリと出るお幼馴染としての側面がとてもかわいい鏡花、個別√では深まる伝奇部分と共にそんな彼女の侍従としての思いのようなものが伝わってくる内容にもなっている。
例のごとく恋愛部分は非常に短く、割と勢いで付き合ってしまうところが残念。


c03.jpg
初芝 未来√【 S 】  1h
いつも柔らかな笑顔でおっとりとした学園の先輩。
主人公たちが暮らすことになる寮の寮長を務める他、姉の香苗が学園の先生である影響もあってか学園の生徒会長にもなっている。
しかしながら、本人にとっては人に指示する立場にいることは本位ではなく、生徒会活動がない日はもっぱら趣味のオカルト研究会の活動として廃墟巡りなどを敢行している。

個別√では、物語前半部分で取り扱われていた問題をテーマに多くの真相などが明かされるシナリオとなっている。
恋愛描写は例によって少ないが、未来に関してはその優しさによって主人公を受け止めてくれるような母性感じるシーンが多くあるのは特徴といえるだろう。


c04.jpg
西ノ宮 透子√【 S 】  1h
新天地で主人公たちを迎えてくれた遠い親戚のクールな先輩。
口数が少なく何を考えているのかわからないところがあり知り合いも少ないが、本人も一人が好きで気にはしていない。
また動物が好きで良く面倒を見ていたり、親しい人間にも思いやりを持って行動したりと、一部の人からは良く慕われている。
彼女の実家である『西ノ宮家』は主人公たちの母親とも繋がりがあり、彼女がいたからこそ今回の入学も認められた背景がある。

物語としては中盤に差し掛かり、さらに多くの謎と少しの真実にぶつかりつつも真相に向けてひた走る部分がメインとなっている。
しかし透子との恋愛描写に関してはかなり短く、Hシーンも「fragment」として追加の3シーンがあるものの、全体的におまけのような印象を受けるものとなっていた。


c05.jpg
西条 美加√【 S 】  1h
ヒロインである初芝未来の友人で明るい性格の先輩。
オカルト研究会には所属しないものの、未来に付き合って活動を一緒に行っていたりもする。

未来に会うために寮に顔を出していた彼女。
サブヒロインではあるものの作品前半では彼女にまつわる事件を中心に展開しており、個別√前半部分はそうした部分をメインに描きつつ、一応の決着と共に少しの疑問としこりを残す展開となっていました。
個別後半は重い雰囲気を払しょくする恋愛シーンがメインとなっており、普段のサッパリとした雰囲気から一転、恋愛シーンでは初々しく照れる様子も多く、そうしたギャップが非常に魅力的な子でした。


c06.jpg
中野 綾√【 S 】  0.5h
主人公たちと同じクラスの女生徒。
いつも友達に囲まれているような社交的な性格をしている。
主人公たちにもとてもやさしく接してくれるが、それは町で男に絡まれているところを主人公に助けられた、という切っ掛けだけではなく、彼女自身の性質によるものも大きい。

個別√ではやはり物語の真相の多くは謎のままでなんとなくハッピーエンドになっており、綾自体のシナリオに関しては、綾が幼少から抱えていた悩みを描いたものとなっている。
しかしながら、短くシナリオとして特筆すべき点は少ない。


c07.jpg
初芝 香苗√【 S 】  0.5h
学園で主人公たちの担任となる女性。
実はメインヒロイン、初芝未来の姉であり、寮生活をしている妹とは違って近くにある実家で生活をしている。
マイペースな妹とは違って、しっかり者の姉という感じで、学園の先生として頼りになるシーンも割と多く描かれていた印象。

個別シナリオはシナリオ的な構造もあり、多くの謎を残したまま展開していくこととなっており、ボリューム自体も短め。
魅力的な年上キャラとして、もう少し堪能したかった所ですが、サブヒロインということなので仕方がない所でしょう。


c10.jpg
莉都√【 S 】  3h
同会社の作品「コンチェルトノート」のヒロイン。
正確には彼女の√は存在せず、全ルート攻略後にfragmentにて出現するシナリオにて、彼女の視点から見た今作を描く。
ボリュームは比較的多く、数々の描写から残っていた小さな謎やコンチェルトノートの「その後」の世界などがしっかりと描かれている。


[ 主人公 ]八重垣 悟
瑠璃の双子の兄。
本来は生まれる際に八重垣の巫女である瑠璃の『生贄』となって生まれてこないはずだったが、片腕のみが『生贄』として捧げられ本人は無事に生まれてきた。
その為に瑠璃の能力も不完全なものとなり、そうした背景もあり故郷では本家でありながら迫害に近い扱いを受けていた。
そうした逆光の中に生まれても他人を恨むことをほとんどせず、自身の努力にて回りを変えていこうとするポジティブな考え方の持ち主。
生まれつき無い片腕の代わりに高機能な義手をもち、それを操ることで時に常人以上の運動能力を発揮することもできる。


【推奨攻略順 : 香苗→綾→美加→透子→未来→鏡花→瑠璃→莉都 】
階段分岐作品であるため、下記のような大まかな攻略順がある。
(美加、綾、香苗)→(透子、未来、鏡花)→瑠璃→莉都。


CG : 【 S 】
しっかりとした線質に淡い塗の絵。
全体的にふんわりとした印象を受ける絵で、時折バランスに気になるところはあるものの総じて美麗といえる。
枚数に関しても十二分に用意されており、センターヒロインである瑠璃を筆頭に特にメインヒロイン4人のCGの枚数が特に多くなっている。
SD絵も多数存在している。


音楽 : 【 S 】
BGM25曲、Vo曲3曲という構成。
伝奇物作品ということもあって、BGMの多くはそうした雰囲気に合わせた暗め・緊迫感のあるものが目立つ。
その中でも瑠璃のキャラクター的にハイソな雰囲気を感じる『瑠璃色の空』などを代表とする静かな曲もいい味を出している。
Vo曲では「Valuable eyes」が作中の演出もあって個人的な評価が高い。
多くはネタバレになるため語らないこととする。


お勧め度 : 【 S 】
あっぷりけの伝奇物をテーマにした作品。
前半部分こそ勢いに欠けるが、瑠璃の特殊能力『未来予知』を活かしたシナリオの展開はなかなかに巧く、また後半からの展開の盛り上がりが良い作品となっている。
反面、誤字脱字や不必要に難解な言い回しなどを含めて、読み下しにくい部分もあることや設定等に全体的な粗さが目立つ部分も。
また、今までの記述でもあったが同会社の作品「コンチェルトノート」に関しては非常に深くかかわる作品となっている。
プレイしていなくても作品を楽しむことは十分にできるが、できれば先にプレイを推奨しておきたい。


総合評価 : 【 S 】
伝奇物としては安定しており、特に展開自体に見どころが多くあるものの、同時に粗が目立つ部分もあり、評価としては非常に抑えめとなっている。


(ぶっちゃけコーナー)
展開自体は褒めていたりするのだけれど、全体的に評価が低い説明をしておきたい。

もちろん、作品自体に結構な驚きはあったんだが、伝奇物としては安定した内容で、そうした部分にすごい驚きがあったわけではないということ。
また上記でも少し語っているが、理論説明部分が非常に『ダレ』ていた。
この辺りは書き手が頭の中で作っているものを綺麗に出力できていないのが原因なのだと思うが、やっぱ璃それは表現者として問題といわざるを得ないだろう。
作品の最大の魅力ともなる部分なので、厳しめの評価となってしまっている。
また、物語の形として階段分岐は好きなんだけど、瑠璃以外のヒロイン達がかわいそうに感じるくらい粗雑に扱われていた。
各キャラの感想なんかを書くことがあるんだけど、本当に描くことを迷ってしまうくらいおまけに感じる恋愛描写。
fragmentを利用した手抜きのHシーン…ここまでヒロイン増やすのつらかったなら、最初から作らないほうが完成度が高くなるのでは? と思ってしまう。

あとは個人的にクロスコンチェルトとコンチェルトノートの繋がりについても、アフターを舞台にしているだけでそこまで密接でなかった事に残念さを感じている。
出てきたこと自体に嬉しさや懐かしさがあるのだけれど、そこからの発展がなかったのは悲しい所。
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[レビュー]若葉色のカルテットの感想
2020-05-23 Sat 00:00
<作品名>     若葉色のカルテット
<製作会社名>   Lump of Sugar


若葉色のカルテット
公式ホームページ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
幼馴染とペットの猫。
仲良く暮らしていた平凡な男子生徒がとあるヒロイン達と出会うことで物語が展開してく。

今作で最も特筆すべき点はケモミミ要素の存在。
今作では架空の国「エリデュローネ王国」というものが存在している世界観となっており、かの国の最大の特徴としてケモミミを持つ―他にもしっぽや動物自体にも変身できる―というものが挙げられる。
ヒロインのソフィアを始めとして一部ではシナリオにも深くかかわっている設定となっており、今作の特色ともいえる部分だろう。

しかしながら特殊な設定のわりに、シナリオ自体は堅実なつくりとなっており、ソフィアをはじめとしたスデューロ族の面々との恋愛描写に関しても、「種族」という部分を前面に押した描写はあまりなく、あくまで初々しい恋を全体的にゆったりまったりと描いている。
上記のようにキャラクターを魅せる部分を重点的に意識したつくり、いわゆる萌えゲー的要素が強い作品であり、そういう理由もあってか物語自体にもあまり起伏がなく、展開的にも読めやすいものとなっているため、好き嫌いは出るだろう。

個人的に上げておくのならば各ヒロインルートにおける「ひより」の役割だろう。
一ヒロインとしては割と平凡なキャラクターではあるのだが、一部ヒロイン√において彼女の失恋シーンを描くという彼女自身の設定を活かした描写は短いものの琴線に触れる部分もあった。
こうした物語の谷のような部分があることで、シナリオ全体がキュッっとしまったような印象を受ける。
もちろん、そうしたシーンは短く切り上げられており、後半は良くも悪くもイチャラブ全開のシーンを堪能できることは言うまでもない。



共通√【 S 】  2h
愛猫のアイ、そして幼馴染でクラスメイトの都と過ごす穏やかな日常から一転、ソフィアの転校を切っ掛けとして変わってゆく日常部分を描く。

一見完璧なお嬢様であるソフィアの意外な一面や、ストーカーからメイドへと転身し、新しく寮に住むことになったひより、そして何より今まで愛猫として長年過ごしていたペットのアイが人間になれたことなど、奇妙で、それでいて可愛いヒロイン達とのまったりとした寮生活を描く。

特に共通ルートではソフィアのとある問題についてファクターがあてられており、解決に向けて奔走する主人公を通して、彼女自身はもちろんその他のヒロイン達との絆が深まっていく様子を描いている。


若葉色のカルテットオフィシャルホームページ (3)
ソフィア・クーゲル・ウェストリン√【 S 】  2h
主人公のクラスに転校してきたケモミミの住まうエリデュローネ王国からの留学生。
末席ではあるものの王族に連なるものであるが、本人は非常に明るく気さくな性格をしており、その容姿を活かして主人公をからかう描写などもある。
スデューロ族の特徴として動物に変身できるのだが、親しい間柄にしか見せない風習があり…?

共通ルート終盤における展開で、ソフィアの問題解決のために奔走した主人公、個別√ではそんな二人が意識しあう部分からの恋愛描写をじっくりと描く。
人種を超えた恋愛という点に関してはあまり触れず、あくまで初々しい恋愛の様子をメインで描いており、後半ではソフィアの現在置かれている立場をテーマにした話が展開していくことになり、総じて変わる事の大切さ、変わらない事の尊さを伝えてくれる。
またエリデュローネ王国からの使いということで、アリアというキャラクターも短いながら登場しており、貴重なケモミミ成分として特筆しておきたい。


若葉色のカルテットオフィシャルホームページ (1)
アイ√【 S 】  2h
主人公の幼い頃に一家に拾われた飼い猫。
とあるきっかけでスデューロ族同様に人間体になれることが発覚するが、長年、主人公の愛猫として過ごしていたためか、猫の習性が身についてしまっており、その行動や趣向は猫に非常に近い。

個別√では人間体となったアイと主人公が意識しあうところからじっくりと描く。
幼馴染よりも長い時間を過ごしている二人だからこその気安い雰囲気はアイと過ごす日常における最大の魅力ともいえるだろう。
また、物語後半ではアイの出自にかかわる部分もしっかりと描かれており、その展開も含めて少し切なくそれでも心温まるストーリーとなっている。


若葉色のカルテットオフィシャルホームページ
峰岸 都√【 S 】  2h
主人公とは幼馴染のクラスメイト。
とても仲が良く周囲からは付き合っていると勘違いされるほどだが、本人たちは兄妹のように思っている。
おっとりのんびりとした性格で可愛い見た目とは裏腹に、スマホゲーからFPS、格ゲーが好きな重度のゲーマーで、時々徹夜することも。

個別√ではお互いがお互いを異性として意識していなかった二人、そんな二人だからこその初々しさを随所で感じることができるシナリオは幼馴染系のシナリオでは鉄板。
後半では寮の問題なども絡め、設定やキャラの魅力をうまく生かしたシナリオとなっていました。


若葉色のカルテットオフィシャルホームページ (2)

守谷 ひより√【 S 】  2h
主人公に一目ぼれした学園の1年生。
極度の恥ずかしがり屋で、特に主人公の前ではテンパってしまう。
そんな性格のせいか、主人公に告白するつもりが、勢いあまってなぜか主人公たちの住む寮のメイドをすることになった。
実はかなりの健啖家。

全体的に暖かい気持ちになれる彼女の個別√。
ひよりという存在を寮に持ってくるためだけの設定かと思いきや、意外にも『メイド』という役割自体にフォーカスを当てた内容となっている個別√。
『メイド』という立場から彼女のアイデンティを表現しつつ、彼女自身の恋模様とうまく絡めて描かれたシナリオは、異質ではあるものの読み応えのある内容となっている。


[ 主人公 ]有馬 夕斗
幼い頃に拾われた愛猫の「アイ」と共に過ごすため、ペット可である古びた寮で幼馴染である都と生活していたが、とある二人の少女との出会いを境に日常が変化してゆく。
可愛い幼馴染がいる以外は、良くも悪くも平凡な男の子。


【推奨攻略順 : ひより→都→アイ→ソフィア 】
攻略順に特に指定はないものの、ソフィア√にてアイの出自が何となくわかる描写があるので、気にしてしまう人は先に攻略するといいだろう。

CG : 【 S 】
線が細く柔らかいく、一般受けしやすい絵。
立ち絵、イベントCG、そのどちらもが全体的に質の安定しており、また各キャラに対する枚数も十分量が用意されている。
SD絵も数枚だが存在している。
楽曲としては佐咲紗花さんの歌うOP「イノセント・プリンセス」が、明るさと勢いのある良曲。

音楽 : 【 S 】
BGM24曲、Vo曲2曲(OP/ED)という構成。
全体的に明るくゆったりとした雰囲気が多いBGM。
中にはアレンジ曲なども多数存在しており、メロディーラインに関しては同じものも存在するが、それでも曲数自体は十二分にありまた曲の印象も大きく違うことから、各シーンでの演出にとっては十分に役割を果たせていたと思える。


お勧め度 : 【 S 】
良くも悪くもいつものランプ作品。
萌え的要素――特に今作に関してはケモミミ好きの人にとってはプレイを進めやすい作品となっている反面、恋愛描写を捻りなくじっくりと描いた作品なので、物語自体にはあまり起伏がなく、同会社の作品をプレイしていない人には進めにくい作品といえる。


総合評価 : 【 S 】
全体的に丁寧に作られてはいるものの物語としては平たんであり評価もこの程度。


(ぶっちゃけコーナー)
お勧め度のところにも書いたけれど、いつものランプ作品という感じなのかな?
設定自体には目新しさもあったのだけれど、そこからの展開は割と尻すぼみだったので、各ヒロイン√ともにすべて展開が予想できてしまうのは、どうしても残念だった。
確かに萌えゲーではあるのだけれど、ケモミミ要素を十二分に生かせてたかというと、やっぱり疑問が残る作品でもあった。

ただ一辺倒な萌えシーンだけではなく、失恋シーンを書いたりと、恋愛描写に関してはある程度の起伏はあるのかもしれない。
ただそれもメインというわけではないので、あくまで全体的な流れの中で光っていたという部分なのかも。
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