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[レビュー]景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~の感想
2018-04-26 Thu 00:00
<作品名>     景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~
<製作会社名>   シルキーズプラスDOLCE



景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~
公式ホームページ
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シナリオ : 【 S 】

現実世界へ帰って来た零一のその後を描いた話となっており、前作ではサブキャラクター扱いだった沙羅と七海がメインヒロインとなっている。
前作でヒロインだった4人に関してはかなり搭乗時間が少なくなっているため、その点だけは注意が必要となっている。

共通部分は3-4h、各キャラシナリオも2h程度しかなく全体的なボリュームとしては比較的少なめだが、FDとしてみれば十分量。

内容としては、前作同様の科学SF物となっており、短いシナリオも手伝ってか非常にわかりやすく、それでもしっかりとしたロジックが組まれている。
また、ギャグシーンに関しても割と力を出してきている印象が強く、ギャグゲーとしての要素もある作品と言える。
作中では重要人物であるシンカーが出てきたりはするものの、前作の不明だった点の補足シナリオという意味合いはそこまで強くなく、沙羅と七海を中心としてそれぞれの抱える問題にスポットを当てつつ、前作で『ハーレム』という選択肢を選んだ主人公に対しての作品ととらえるのが妥当だろう。


【推奨攻略順 : 沙羅→七海 】
途中の選択肢により各ルートに分岐するが、最終的に二つとも選ぶことになっており、シナリオ自体は一本道。


CG : 【 S 】
線は細く塗りの淡い絵。
追加枚数は多いとまでは言えないものの、1枚1枚の質がシッカリとしているのが特徴的と言える。


音楽 : 【 S 】
基本的には前作のBGMを使用することが多いため、追加BGM数は不明。
Vo曲としては2曲ほど追加されているが、質自体は悪くないはずなのだが、作品中で目立つシーンが後半に固まっているためか印象としては薄い。


お勧め度 : 【 S 】
ゲームを始める際にも出てくるが、前作『景の海のアペイリア』のプレイが必須になる作品であり、単品で楽しむのは不可能と言ってよいだろう。
前作のシナリオロジックや雰囲気が気に入った方には十二分にお勧めできるが、前作の補足を求めてプレイする方には注意が必要である事だけは付け加えておく。


総合評価 : 【 S 】
シナリオ自体は良くできている部分がある反面、物足りないものもある。FDであるということも前提であるため抑えめでこの評価に。


(ぶっちゃけコーナー)
取りあえず、単体で手に取ることなかれってことだね。
まぁFDらしいFDというべき作品なのかもなぁ、前作の雰囲気というか強みである近未来を舞台とした科学SF系の設定を活かしつつ、あまり難しくないロジックを展開させたのは素直に好感が持てるし、時折入るギャグシーンでも結構笑えた。
あんまり上の方では書いてないけれど、各ヒロインパートも意外に深いところまで書かれていたりして、沙羅と七海が好きだった人にとっては特にいい作品かも。
どうしても、前作の最後の方はさくっと終わってしまっているシーンもあって、物足りない人もいるだろうしそのへんの補足は結構ほしい所なんだけど、ただまぁ…どうしてもアペイエリアがいると無敵感がでるし、前作のシナリオがしっかりとしていた分、期待値は高くなっちゃうから続編という考え方は難しいのかも?
そういう意味では無難なFDという印象もある。
出来は良かったけどね。
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[レビュー]眠れぬ羊と孤独な狼の感想
2018-04-19 Thu 00:00
<作品名>     眠れぬ羊と孤独な狼
<製作会社名>   CLOCKUP


眠れぬ羊と孤独な狼
公式ホームページ
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シナリオ : 【 S 】 10h
√は大まかに3本で、1周目は【眠れぬ羊】と【孤独な狼】が選択肢によって分岐。
両方をクリア後に【眠れぬ羊と孤独な狼】がタイトル画面からプレイ可能となっており、選択肢によって3種類のEDに分岐している。(うち二つはBADっぽい?)

舞台は歌舞伎町、とある少女と事件にかかわることで日本ヤクザと中国・台湾系のマフィアとの抗争に巻き込まれてゆく、殺し屋の「俺」を描いた作品。
主人公となる「俺」は偽名で村木や黒星などの偽名を持つ殺し屋で、プレイヤーに対して語りかけるようなモノローグの文章が特徴的。
セリフ等は少なく、普通のシーンでは地の文が多いため読みにくいところもあるが、戦闘描写に関しては臨場感がある。

抜きゲー寄りの作品ということも手伝って、展開に関してはかなり過激なシーンも多く、エロシーンはもちろんの事、グロ系の拷問や凌辱、何から何まで、規制されそうなシーンは割と何でもそろっている。

主人公の抱える「殺される恐怖からの不眠」、あざみの抱える「強大な力による殺人への衝動」等々、どのルートに関しても作品のテーマにあるのは「人の命」に関する事であり、その観点から見た「人の抱える矛盾」というものにスポットを当てている。
人に命の大切さや人生のすばらしさを伝える作品は数多く出ているが、この作品はそんな作品たちの真逆で、暗い舞台からその命の無意味さや人間の汚い部分を描き出している。
しかしそういったものの中だからこそ、正直に描き出せる人間の本質的な部分をしっかりと伝えようとしている作品に思える。



【推奨攻略順 : 眠れぬ羊→孤独な狼→眠れぬ羊と孤独な狼 】
最終√以外は攻略自由。

CG : 【 S 】
線がシッカリとした濃い塗りの絵で質感が荒廃的で一様に特殊なエフェクトを加えているのが特徴的。抜き・グロ系の作品なので荒々しさを感じるところも多い。
一部CGは設定で表現を抑えることも可能。
写真を加工したような背景を使用しているのも特徴。


音楽 : 【 S 】
BGMに関しては使用数不明。
基本的には暗めのBGMで音の数が少ないものが使われているイメージ。
Vo曲はOPとなる「Dance of Wolf」1曲のみ。
低音が気持ちいいロック系の曲で、一気に歌い上げられるサビと世界観を良く表した歌詞が良い。


お勧め度 : 【 S 】
基本的には描写が過激なため、安易におすすめしにくい作品に分類される。
しかし、ただの抜きゲーというわけではなく裏にはしっかりとしたシナリオがあるのも事実なのでダークサイドな話が好きな方にはお勧めできる作品。


総合評価 : 【 S 】
作風が作風ということもあり、正常な評価を加えることはできない。嫌いな人は嫌いだろうが、根強いファンを得ることもできるであろう、かなり特殊な作品と言える。


(ぶっちゃけコーナー)
CLOCKUPはアニメ化されたeuphoriaとかで有名だよね。
エログロ…とでも呼べばいいのだろうか、ハードコアなジャンルの作品を多く出し続けているエロゲー会社という印象。
しかし、近年発売された「Maggot baits」が結構評判が良かったのを聞いていて、ただまぁ、ジャンル的にも忌避してたんだけど、この作品はOPが結構ハマってて興味が出てた。
後舞台が凍京NECROとかと似てたってのもある。
実際プレイすると、3割くらいはエロシーンだから、そこをスキップしつつ飛ばすと7時間くらいで全部終わった印象。
内容は裏社会を舞台としているため、殺人や凌辱等のシーンが数多く存在しており、好意的解釈を行えば刺激的ともいえる。
そういったシーンだけではなく、設定や登場キャラクターの性格・考え方なども割とよく作りこまれており、短い作品であることも手伝って、飽きることなく作品をプレイできるとは思う。
作品としては人間の負の面についてを一貫して描いており、その部分に関しては感じ入る所もあるのだが作品のテイストとしては、どうしてもエロゲー的な要素が強く、好きになりにくいというのも正直な感想。
ただ、あるテーマにたいして、こういうアプローチもありなのかなぁ…と思ったのも確かなんだよなぁ。
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[レビュー]金色ラブリッチェの感想
2018-04-12 Thu 00:00
<作品名>     金色ラブリッチェ
<製作会社名>   SAGA PLANETS


金色ラブリッチェ
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キャラクター・シナリオ : 【 S 】
幼いころに出会っていた王女様と再会する――というどこかで見たような設定の今作。
『ゴールデンタイム』という『人生において光り輝く時間』というものをテーマとしたシナリオとなっている。
妃√など一部泣けるシーンもあるにはあるが、基本的には萌えゲー作品で難しい設定や重いシーンなどはあまり無く、長いシナリオもサクサクとプレイすることが出来る。

人手間加えた萌えゲー作品…と言う感想をこれでもかというほど打ち破ってくれたのが、作品の最後にプレイをすることになる理亜√。。
他の作品とは少しシナリオの雰囲気も違い、切なく悲しい話も多い内容となっており、特に√後半関しては涙を流していない時間が無いといってもよいほど。
名シーンも多く存在しており、作品自体の価値を一段と押し上げる物となっている。
シナリオロジックや仕組み・流れ自体に素晴らしいものがあるわけではないものの、ストレートに物語の内容で心を動かす、渾身の泣きシナリオを体験して久しぶりに『泣きゲー』作品に出会えたように思える。


共通√【 S 】  3h
シルヴィとの出会いから学園への転入、そしての環境になじむまでの日々を描いている。
キャラクターの性格や環境の説明、そして主人公の抱えている問題の一部が分かる内容となっており、分かりにくい設定等もないためボーイ・ミーツ・ガール物の作品導入部としては非常に一般的な内容になっている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介
シルヴィア・ル・クルスクラウン・ソルティレージュ・シスア√【 S 】  3h
ソルティレージュ王国の第9王女で主人公を学園に転入させた張本人。
少し世間知らずなところもあるけれど、とても無邪気で元気いっぱいだが、天真爛漫で時折暴走しては周りを困らせることも多い。
食べ歩きが趣味で、主人公とは幼い頃に出会っている。

個別√においては、序盤は二人の気持ちがすれ違う様子をメインに、後半では主人公の過去に重点を置いた話になっている。
王女という立場もありあまり二人の時間がとれないが、それだけに二人きりに慣れたときの真っすぐな主人公への好意は表裏がない彼女だからこその魅力といえる。
リア√の伏線を一部明かす役割も果たしている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (2)
エロイナ・ディ・カバリェロ・イスタ√【 S 】  3h
シルヴィの護衛を務める女騎士。
生真面目な性格で、お転婆なシルヴィにいつも振り回されては困らされているものの、その忠誠心は本物で、主従以上の絆がある。
主人公の事を警戒する一方で、シルヴィの客人として尊重しながら、主人が迷惑をかけた相手として心配してくれたりする面も。

個別シナリオのメインテーマとなっているのはエロイナとシルヴィアの出自に関わるお話となっているため、ほんの少しだけ重めの話ではあるのだが、二人で過ごすシーンでは作中でもっともまったりできるものになっており、イチャイチャして過ごすシーンが多く、ともに時間を過ごす中で絆が深まっていくのを感じることができる。
人生のやらなくてよい事を大切で黄金に輝かせるため、そんな暖かくて少しだけ切ないシナリオ。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (1)
妃 玲奈√【 S+ 】  3h
主人公のクラスメイト。
学園には珍しい庶民出身で言動もいわゆる「ギャル」と呼ばれるタイブだが、バランスをとるのが巧く空気も読めるため誰とでも仲良くなれる。
特にシルヴィアと特別仲が良い。

主人公の抱える過去の問題についてがテーマになっている玲奈の個別シナリオ。
ギャルっぽい玲奈の持つ母性が爆発する√となっており、主人公の抱える過去を優しく包み込むように受け止める。
主人公が抱える感情を吐露するシーンは思わず涙が浮かびそうになるほど。
中盤では驚きの展開の関係で、絢華とのHシーンも存在しており、彼女に対してのマイナスイメージも払拭されるシナリオとなっている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (4)
栗生 茜√【 S 】  1-2h
学園の1年生で主人公と同じ女子寮に下宿している。
唯一の金髪ではないヒロイン。
いつも元気で、誰にも壁を作ることなく接することができる子で、主人公に対しても最初から興味津々で接しており、朝のラジオ体操に誘ってきていた。
本人はお嬢様ではなく、陸上での活躍が認められノーブル学園に所属している。

個別√では、彼女自身のケガからの復帰の話がメインとなっている。
どんな境遇に立たされても真っすぐ揺らぐことのない志を持ち、前向きに物事をとらえることができる茜の魅力がよくわかる内容となっている。


金色ラブリッチェキャラクター紹介 (3)
僧間 理亜√【 S++ 】  3h
主人公の隣の部屋に住む金髪の少女。
誰に対しても不愛想で、学園の屋上ではタバコを吸っていたりと素行不良が目立つが、主人公に対してはフランクに接してくれる数少ない人種。

全ルート攻略後、スタート画面の「GOLDEN TIME」を選択することで始まる。
シナリオの内容は、各ルートで一部の謎を残していた理亜の事を中心としており、中盤で特に印象的な告白シーンではぐっと来てしまう人も多いはず。
キャラクターとしては男性的でツン成分の多かった理亜、しかしながら告白後はリミッターが外れたようにデレるため印象が変わり、犬のように甘えてくるリアに魅力を感じる人も多くいるはず。。加えてシナリオでは切なくも感動的なシーンも多いと言うこともあり、とても完成度の高い√となっている。


[ 主人公 ] 市松 央路
とある事情により高校を辞め街をさまよっていたが、ある日シルヴィアを”勘違い”で助けたことで、お金持ちのための学園である『私立ノーブル学園』へと通うことになった。
あまり注目を浴びるのが好きではないが、学園や寮で問題が発生した際等は裏方として率先的に動く積極性を持っている。


【推奨攻略順 : 玲奈→茜→エロイナ→シルヴィ→理亜 】
茜ルートは1キャラ、、理亜ルートが全キャラ攻略後に開放される。
明かされる内容等を鑑みると基本的にはこの順番で良いはず。


CG : 【 S 】
線が細く、比較的濃い塗りの絵。
立ち絵に関しては総じて美麗でイベントCGに関しては時折バランスに危うさを感じるものはあるものもある。
SD絵も多数存在している。


音楽 : 【 S++ 】
BGM30曲、Vo曲3曲(OP1/ED2)という構成。
全体的にバランス良くそろえており、特に落ち着いた曲調のものが多く中でも「しあわせの坂道」「fortune」「GOLDEN TIME」の3曲に関しては単体でのインパクトこそないが、理亜√等のシナリオと合わさった時の破壊力が非常に高い。
Vo曲の「Golden Mission」は独特なアップテンポのOPで作品の最初で流れたときは少し驚くかもしれないが、何度も聞くことで馴染むタイプの曲。
ED曲「Shining! our life」はしっかりとしたバラード曲で特にサビが光る曲。


お勧め度 : 【 S++ 】
近年のサガプラ作品の中では強くお勧めしたい作品。
キャラクターはもちろんかわいいし、シナリオについても変な変化球が無く、萌えゲーとしても泣きゲーとしてもストレートな構成となっており、初心者から玄人まで幅広く楽しめる作品となっている。


総合評価 : 【 S++ 】
全体的な完成度の高さや理亜√の出来の良さからこの評価。

(ぶっちゃけコーナー)
サガプラの泣きゲーっていうと「ナツユメナギサ」を思い出すんだけど、あの作品以降はちょっと手を加えた萌えゲーって言う印象が強かったかな。
今回の作品は、主人公こそちょっと抱えている物がありそうだったけど、それ以外は「昔一緒に遊んだ王女様と再び再会して~」みたいな、どこかにありそうな設定で、テーマの「ゴールデンアワー」とかもいまいちパッとしないなぁ、なんて思ってた。
だけど、そんな感想もリア√のプレイで吹っ飛んだね。
いやまぁ、あれはある意味でズルイよね。
そりゃ泣くよね、ってシナリオだから嫌いな人はいるだろうし、こういう作品が無かったかと言われると、今までにも似たよな設定の作品はあったと思う。
だけど、すごく真っ直ぐなシナリオでもって、やさしいBGMと共に描かれる世界で、登場人物の一人一人が共に過ごす”時間”をとても大切にしていることが分かるんだよね。
そこは『光輝く瞬間』みたいなテーマともすごく合致したし、だからこそ後半のリアの台詞では良く泣いてしまうんだよなぁ・・・。
泣けるところは後半かなりあるんだけど、そういえば脇役も良かった。
特に玲奈√でしかスポットの当たりにくい絢香は割と泣かせにくるね…今までの積み重ねがあるからなおさらだわ。
後は最後までがんばった主人公とそれに声を掛けた玲奈とエロイナにも泣かされたし…金色の輝きと人の温かさを感じられる√だったわ。
こういう作品が作れるから、サガプラは侮れないんだよな。。。
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